東京 町のパン屋図鑑

このパン、どんな人がどんな思いで作っているのかな?

全国の消費者とパン屋さんをつないで「新しいパン経済圏を作り、地域経済に貢献する」。そんなミッションを掲げる「パンフォーユー」と、街に息づくお店や人を応援したい「さんたつ」が意気投合。ご近所で頑張る老舗から最近流行りのおしゃれなお店まで、様々なパン屋さんを店主の想いとともにじっくり紹介していきます。

最新記事

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巣鴨『個性パン創造アルル』。店名通りに個性豊かなパンと親子のこれまでの日々
JR巣鴨駅から白山通りを少し歩いたところにある『個性パン創造アルル』。店名からして個性的なのだが、そこで作られるパンも、作っている人も、かなり個性的だった。

この連載の記事一覧

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飯田橋の“町パン”の老舗『ファリーヌ キムラヤ』。ボリューミーな総菜パンには116年の歴史が詰まっていた
かつて、たいていの町には地元民に愛されるベーカリー、“町パン”があった。スーパーやコンビニの台頭もあり、その数はじょじょに減りつつあるが、独特な個性や戦略で今もしっかり繁盛しているお店は多い。アンパン、カレーパン、コッペパン、定番だけど、よその店とはちょっと違う。個性あふれる素晴らしき町パンのお店を紹介しよう。
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西荻窪の町パン『しみずや』。86歳の店主が語る、50年店が続いたワケ
かつて、たいていの町には地元民に愛されるベーカリー、町パンがあった。スーパーやコンビニの台頭もあり、その数はじょじょに減りつつあるが、独特な個性や戦略で今もしっかり繁盛しているお店は多い。アンパン、カレーパン、コッペパン、定番だけど、よその店とはちょっと違う、個性あふれる、素晴らしき町パンのお店を紹介しよう。
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戸越『ベーカリーホシノ』ハイクオリティな定番という正しき町パンの姿
かつて、たいていの町には地元民に愛されるベーカリー、町パンがあった。カズこそ減ったが、独特な個性や戦略でスーパーやコンビニに対抗し、今もしっかり繁盛しているお店は多い。今回は、そんな個性あふれる、戸越のすてきなお店を紹介しよう。
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練馬の老舗『丸十ベーカリー』変えないことで愛されてきたあんパンの味
昭和の時代、たいていの町には地元民に愛されるベーカリー、町パンがあった。スーパーやコンビニの台頭もあり、その数はじょじょに減りつつあるが、今も変わらぬ味が個性となり、地元民に愛され続けているお店も多い。今回は練馬区の豊玉にある町パンのお店を紹介しよう。
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焼き菓子コーナーも充実。上石神井の『おうちパン工房ひーPAN』のコッペサンドはパンが閉じないほど具材のボリュームがすごい!
練馬区の南西に位置する西武新宿線上石神井駅。のどかな空気の漂う住宅街の中にひょこっと現われるのが、『おうちパン工房ひーPAN』だ。
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荻窪の町パン『Honey』。たゆまぬ探求心が生み出した愛されパン
全国的にはそれほどメジャーでないが、地域ではお馴染みの“町パン”。毎日訪れても飽きのこない味や、リーズナブルな価格など、長年親しまれてきたパンには愛される理由がある。地元の人だけでなく、遠方からでも足を延ばして立ち寄りたくなる、魅力いっぱいの荻窪の町パンをピックアップした。
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石神井公園に誕生した、想像を超えたごちそうサンドを日常的に味わえる店『ムームー・サンドウィッチワークス』。
2020年11月、コロナ禍のまっただなかに、新しくオープンしたサンドウィッチ屋がある。その店は『ムームー・サンドウィッチワークス』といい、東京都練馬区、西武池袋線の石神井公園駅から、10分ほど歩いた場所にある。僕は地元民なのでその存在にすぐ気がついたが、同時に「なぜ今? なぜここに?」と、チャレンジングな開店の経緯に興味を抱かざるをえなかった。さっそく店を訪れてみると、これがなんというか、普通じゃない、とにかくすごい店だったのだ。今回は、それ以来大好きな『ムームー・サンドウィッチワークス』の魅力を、できるかぎり伝えられたらと思う。
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東武練馬『鈴木ベーカリー』住宅街のパン工場直売所で味わえる変わらぬおいしさ
おいしく安く、手軽なことから地元住民に愛されている町のパン屋さん。スーパーやコンビニの台頭もあり、その数はじょじょに減りつつあるが、変わらぬ人気を誇っているお店も多い。今回は工場直売という、ちょっと変わった販売形態の町パンを紹介しよう。
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武蔵小山『ヨシナカベーカリー』。長い歴史と新しい力、68年愛されてきたワケ
かつて、たいていの町には地元民に愛されるベーカリー、町パンがあった。スーパーやコンビニの台頭もあり、その数はじょじょに減りつつあるが、独特な個性や戦略で今もしっかり繁盛しているお店は多い。今回は武蔵小山で昔から愛されている、町パンのお店を紹介しよう。
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東日本橋『太田ベーカリー』日本最古の牛乳とパンの意外な関係
東京の東日本橋。薬研堀不動院のすぐ近くにある『太田ベーカリー』の看板には、大きく「創業明治10年 太田牛乳」と書かれ、その横に「桜島溶岩窯 太田ベーカリー」と書かれている。牛乳? ベーカリー? 創業明治10年? 木村屋總本店の次に古いベーカリーってこと? いったいなにがどういうことなのか、情報が錯綜気味の看板を持つ『太田ベーカリー』を取材してみた。
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三宿『せたパン』。大正時代から街の人達に愛されてきた気取りのないおいしさ
国道246号線、玉川通りを渋谷から三軒茶屋方面へ車で走っていると、三宿のあたりで「Seta.Pan」という目立つ看板を見かける。世田谷のパンで『せたパン』。なんだか老舗っぽいけど、親しみやすいネーミング。ところが聞いてみると、これが堂々たる歴史を持つベーカリーだったのだ。『せたパン』の正式名称は『世田谷製パン株式会社』という。地名のついた店はだいたい古いものなのだけれど、『せたパン』が創業したのは、なんと大正12年。現社長の宮川正太郎さんの祖父が、この地でパン屋を始めた。
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西早稲田『イトウベーカリー』は、赤坂の老舗「長野ベーカリー」の味を受け継いだ町パンの超優等生
地域の再開発や後継者などの問題で、廃業してしまう老舗ベーカリーは多い。しかし、今回、紹介する『イトウベーカリー』は、あるユニークな形で老舗ベーカリーの味を受け継いで、見事に成功した。どのような経緯があったのか、紹介しよう。
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旧道にポツンと佇む野方『山田屋ベーカリー』で40年近く作り続けられてきた絶品のしっとり食パン
多くの人が行き交い、賑わいを見せている西武新宿線の野方駅周辺。そこから離れた旧道沿いに『山田屋ベーカリー』はある。一見、ベーカリーとは思えぬ佇まい。しかし、ここで食べられるパンが、絶品なのだ。
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立石で90年続く老舗の『マルキパン』昭和から愛されてきたサラダパンの普遍的な味わい
戦前から工場の街として栄えてきた立石には、居酒屋をはじめ、今も人気の老舗店が多い。今回、初回する『マルキパン』も、創業がなんと昭和6年と、90年続く老舗だ。そんな『マルキパン』では、昔も今も人気のパンは変わらないのだという。
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創業73年、板橋区志村坂上『マルフクベーカリー』変わり続ける坂の街で愛されてきたちくわのパン
町パンならではのメニューにちくわパンがある。半分に切ったちくわの溝にツナを詰め、マヨネーズをかけ焼いたもので、北海道は札幌を中心としたチェーン店『どんぐり』が発祥だ。しかし、その『どんぐり』よりも早く、ちくわのパンを始めた店がある。今回、紹介する『マルフクベーカリー』だ。
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江古田『マザーグース』創業105年の老舗が大事にしてきたパンと街の幸せな関係
コロナ禍によって学生の姿が消え、一時は寂しかった江古田駅周辺にも、だいぶ人が戻ってきた。あちこちでイベントが催され、文化的な雰囲気が漂う江古田だが、それには今回、紹介する『マザーグース』の貢献が大きいのだ。
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経堂『パン工房キムラヤ』創業70年、昔からの商店街だからこそのふれあいと優しいパンの味
新宿駅から急行で15分ほどと都心にほど近いうえ、どこか落ち着いた雰囲気もあって「住みたい町」として人気の世田谷区経堂。そんな経堂の商店街に、住民から長く愛されているベーカリー『パン工房キムラヤ』がある。
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茗荷谷『パン・ドゥ・ルパ フジモリ』。名門校の生徒たちに愛されてきた文教地区のしっかりパン
東京都文京区の春日通り。丸ノ内線茗荷谷駅と後楽園駅の中間ぐらいに『パン・ドゥ・ルパ フジモリ』がポツンとある。昔ながらの対面販売で営業する、こじんまりしたベーカリー。しかしそこには個性的なパンと、長い歴史が詰まっていた。
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西荻窪『ブルク手作りパン』。老舗ベーカリーの新名物「たまごやきサンド」家族がつないできた70年の歴史
JR西荻窪駅から歩いて13分ほど、高級住宅が並ぶ女子大通りに『ブルク手作りパン』がある。店前に木々が植えられおしゃれな雰囲気が漂うが、中に入ってみると、魅力的な惣菜パンがズラリと並んでいた。
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創業大正12年の『赤丸ベーカリー』。“都心のエアポケット雑司が谷”で99年続いた老舗のクリームパンが絶品なワケ
都心にありながら静かで緑が多く、まるでエアポケットのような雰囲気がある雑司が谷。近くに鬼子母神や雑司ケ谷霊園など名所があり、休日は訪れる人も多いが、平日となると人もまばら。そんな場所に絶品のクリームパンがある。
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浅草『セキネベーカリー』配給の小麦粉と米軍払い下げの窯からスタート、戦後の焼け野原で人々のお腹を満たし続けたパン
浅草は太平洋戦争で一面が焼け野原となり、多くの人が住むところを失った。今回、紹介する『セキネベーカリー』はそんな戦後の混乱期に、浅草の人たちを元気づけてきたベーカリーだ。
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水元公園『メリーゴーランド』。住宅街にポツンな小さいベーカリーにぎっしり詰め込まれたパンと愛
JR・京成金町駅からバスで約10分、水元公園にほど近い静かな住宅街に『メリーゴーランド』はある。ポツンとたたずむ小さなお店に入ると、そのサイズからは想像もできないほどのたくさんのパンが出迎えてくれた。
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矢口渡にポツンとな『ミッキー』。昔ながらのパンだったからこそ、ここまで続けられた「たまたま」の奇跡
東急多摩川線の矢口渡駅からだいぶ離れた住宅地に、『ミッキー』はポツンとある。年季の入った外観は、いかにも昔からある町パンの風情だが、聞いてみると「ただ昔からあるだけ」ではなかった。
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桜木町『コテイベーカリー』。シベリアを100年以上作り続けてきた老舗、横浜の港町とともに歩み続けてきた大正から令和
大正から昭和にかけて人気だった、シベリアというお菓子をご存知だろうか。羊羹をカステラでサンドしたもので、今ではすっかり「懐かしいお菓子」として語られることが多い。そんなシベリアを開業から100年以上、看板商品として作り続けている店がある。
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足立区興野『ときわ堂食彩館』。シャッターだらけの寂れた商店街で「ちょっといいパン」が手堅く人気なワケ
足立区に興野という町がある。最寄りの大師前駅から歩いて13分ほど。かつては商店も多く人通りも多かったが、商店の多くは住宅に変わり、かつてのにぎわいはない。そんな興野に、周囲の雰囲気とはそぐわないほど人気のベーカリー『パン工房ときわ堂食彩館』がある。
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湯島『舞い鶴』。レーズンがこぼれ落ちる名物ぶどうパンを作ったシンプルすぎる理由
フルーツサンドがそうなのだが、最近、流行りのパンは具材のボリュームがすごいことになっている。今回紹介する『舞い鶴』のぶどうぱんも、入っているぶどうの量がハンパない。実は40年ほど前から作られているのだが、ここに来てさらなる人気となっているのだ。
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創業70年『かめぱん立花本店』。かつての工場の町、亀戸・小村井で長く愛されてきた「なじみやすい」下町のパン
JR亀戸駅から東武亀戸線に乗り換えて3番目の小村井駅。多くの人にとっては親しみのないエリアだろうが、そんな下町の穴場の町に、いい町パンがあるものだ。今回、紹介する『かめぱん立花本店』も長い歴史を生き抜いてきた。その秘密を探ってみよう。
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大塚『大松ベーカリー』廃業危機から一転、創業70年の歴史を受け継ぐ。次につなげる町のパン屋さんの味と人情
個人経営の町パンで、後継者の問題に頭を悩ませている店は多い。運良く身内に継いでくれる人がいればいいのだが、それがかなわず閉店する店も多い。大塚の『大松ベーカリー』も廃業寸前だったのだが、見事にそれを乗り越えた店だった。
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府中『プチ・アンジュ昭盛堂』もちもちのベーグルが救世主に、60年の歴史を生き抜くたくましき町パンの老舗
再開発を経て、大規模な駅ビルがそびえている府中駅。さまざまな商業施設がそろっている駅前を背に歩くこと10分以上、シャッターの目立つちょっと寂しい商店街に、お客さんの絶えない町パンの名店がある。
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創業昭和元年、亀戸『グリムハウス三好屋』三代目の作り上げた新名物「味噌パン」がつなぐ97年の歴史
駅前の再開発が進み、すっかりにぎやかになった亀戸。そこから少し離れたところに、かつての「工場の町」だった時代から続く老舗ベーカリーがある。人も街も大きく変貌を遂げたが、今でも多くの人に愛されている。
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大岡山のパン屋『ショーマッカー』の本店はドイツ。本場仕込みのライ麦パンを。
バゲットやクロワッサンなど、フランス生まれのパンは多くのパン屋に並ぶ一方でライ麦を多用するドイツパンを扱う店はそれほど多くない。そのドイツパンを本場で学び、ドイツの師匠から暖簾分けされたというパン屋さんが大岡山にある。
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桜丘町『パリジャン』。再開発進む渋谷の癒やしスポットの古くて新しいベーカリー
大規模な再開発工事をしていて、行くたびに様相が変わっている渋谷。その中で桜丘町は以前と変わらぬ町並みを保っていたが、そこもまた大きく変わろうとしていた。
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畑の前のベーカリー、石神井公園『ベルナールハラ』サクサク生地の絶品シュークリームは地元住民の密かな楽しみ
駅から離れていて目立たないけれど、地元住民に愛されている石神井のべーカリー『ベルナールハラ』。愛されるのも納得。小さな店で作られるパンとシュークリームには、有名店に負けないおいしさが詰まっていた。
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北千住『ミサキベーカリー』。完全手作りなコロッケパンの実直なおいしさ、駅から離れた寿町で愛される職人のこだわりが生んだパン
さまざまな娯楽施設や飲食店や居並び、賑わいを見せる北千住駅前。その喧騒から離れた住宅街に、60年以上、地域の人たちから愛されてきたベーカリーがある。意外な場所で人気店となった秘密とは?
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江戸川橋『関口フランスパン 目白坂本店』の歴史は1888年から。変化を続ける老舗のパン屋さん
その歴史を明治時代に遡る『関口フランスパン 目白坂本店』。東京メトロ江戸川橋駅から少し歩いた住宅街にある老舗のパン屋さんだ。135年となるその歴史は、さまざまな変化を受け入れ、自ら作り出して紡いできた。
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西船橋『マルキンベーカリー』。中身のギュッと詰まったあんぱんに宿る「こだわらないこだわり」
駅や繁華街から離れていて、なおかつ大通りのロードサイドでもないのに繁盛しているお店には、なにかある。今回、紹介する『マルキンベーカリー』も、周囲に人の集まるようなポイントのない立地で人気店なのだが、やはりそこには繁盛する理由があった。
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学芸大学『丸栄ベーカリー』昔ながらのパン、だからこその「飽きられないおいしさとこだわり」
なんとなくおしゃれなイメージのある目黒区だが、実際に歩いてみると、昔ながらの庶民的な店も多い。今回、紹介する『丸栄ベーカリー』も、目黒で古くから続く「町のパン屋さん」だった。
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王子『明治堂』は赤いビル。おいしいもの好きな社長夫妻とスタッフが考えたパンがズラリ
JR王子駅を背にして北に伸びる大通りを3分ほど歩いて、右折したところにある赤い建物。それが『明治堂(めいじどう)』のビルだ。1階のパン屋さんは、窓越しにもわかるほどたくさんのパンが並んでいる。
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八王子の100年ベーカリー『布屋パン』時を超える変わらぬコッペパンの味
巨大な駅ビルを中心に、放射状に繁華街が広がる八王子駅前。若者向けの飲食店や娯楽施設が並ぶ駅そばの一角に、大正時代から続く老舗ベーカリーがある。
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名物プリンパンに『花束みたいな恋をした』聖地巡礼、いろいろ気になる千歳烏山『木村屋』の歴史をおかあさんに聞く
千歳烏山にある『木村屋』は、見た目も中身も昔からある街のパン屋さん。そんな『木村屋』だが、近年、大きな話題となる出来事があった。
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江戸川橋『ナカノヤ』たまたまが重なって45年の町のパン屋さん、もちもちパンがつなぐ新しい世代
有楽町線の江戸川橋駅近くには個性的な飲食店や個人商店が多くあったが、コロナ禍もあってその多くが閉店してしまっている。そんな中でも元気にパンを焼き続けている『ナカノヤ』は、個性的なパンで人気となっている。
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巣鴨『個性パン創造アルル』。店名通りに個性豊かなパンと親子のこれまでの日々
JR巣鴨駅から白山通りを少し歩いたところにある『個性パン創造アルル』。店名からして個性的なのだが、そこで作られるパンも、作っている人も、かなり個性的だった。
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