六本木はほっとする街だった。どんな街でも、本屋さんがあると安心できる【まちまち通信/ひらいめぐみ】
大学生の頃にアルバイトしていた恵比寿の出版社で、担当する営業エリアとして指定されたうちのひとつが六本木だった。十年以上前は、「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」(現『六本木 蔦屋書店』)、「TSUTAYA BOOK STORE 東京ミッドタウン店」、「あおい書店 六本木店」、「青山ブックセンター 六本木店」と、駅の周辺だけで四つの書店があった。オフィス街にある六本木の書店では、ビジネス書がよく動く。アルバイト先の出版社はビジネス書のタイトルを多数扱っており、どの書店もまとまった数を注文してくれていた。優しい書店員さんが多かったこともあり、わたしにとって六本木は来るとほっとする街になっていた。