豊臣兄弟の天下獲り・最後の総仕上げ。小田原城総構を歩く【大河ドラマ散歩特別編下巻】
豊臣秀吉が天下統一の総仕上げ的に行った戦いが、堅固な小田原城に拠る後北条氏(以下・北条氏)攻めであった。この戦いは天正18年(1590)2月に始まっている。ところが今回の大河ドラマの主人公である豊臣秀長は、天正16年(1588)9月頃から何度か有馬温泉で湯治を行うほど、体調が思わしくなかったようだ。天正18年(1590)は1月から病に臥せっていたため、京都で療養を続けていた。そのため小田原城を包囲した豊臣軍の布陣には、秀長の名前は見当たらない。