群馬県の記事一覧

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タヌキまみれの旅の果てに、「分福ヘルスセンター」看板を探し当てた話
2023年の春、友人のYさんから「館林に行きませんか」とのお誘いを受けた。館林には昔話「分福茶釜」の由来となった茶釜が伝わる茂林寺があり、街全体がさながらタヌキのテーマパークのようだというのだ。私は二つ返事で承諾した。
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【ツウ旅】群馬県榛東村~榛名山が見守る地に、心穏やかな時間が流れる~
村の名が端的に示すとおり、上毛(じょうもう)三山の一つ・榛名(はるな)山の東麓に広がる榛東(しんとう)村。山懐(やまふところ)から利根川へ向けてゆるやかに傾斜する扇状地で、視界の先にはこれまた上毛三山の赤城山が悠然と横たわっている。群馬県のほぼ中央部に位置するが、鉄道や高速道路は通っておらず、伊香保(いかほ)方面への主要アクセス路からも少々離れているため、喧騒とはほど遠い。地元の方に「雨が少なく、湿気の少ない土地柄なんですよ」と教わったが、なるほど日照に恵まれ、山の眺望に恵まれ、旬の味覚に恵まれたこの地を訪れれば、誰もが穏やかな心持ちになるのもうなずける。
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北関東移民グルメ最前線~都心から約2時間で行ける異国の旅~
茨城、栃木、そして群馬。いわゆる北関東と呼ばれるこの地域、実は“ガチエスニック”の宝庫でもある。古くから労働者としての外国人を受け入れてきただけに、彼らの通うローカル食堂が多いのだ。そこでは日本人に寄せていない、本場そのままの味と雰囲気が楽しめる。そして彼らの暮らしぶりや、移民として生きる気持ちにも、きっと触れられることだろう。“移民社会日本”の縮図が、北関東にはある。
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神奈川県愛川町~自然環境とアクセスに恵まれたほどよい田舎~
丹沢山塊の東端から相模川にかけて広がる神奈川県中央北部の愛川町。この地を初めて訪ねた際、中津川の河川敷に集う手慣れたキャンパーや、管理釣場で糸を垂れる客の姿に、「平日早朝にもかかわらず、なぜこれほど大勢が」と驚かされた。聞けば都心から50㎞圏内という利便性と、随所に残る豊かな自然にひかれ、近隣から“ほどよい田舎”を目指して訪れる人が大半なのだという。不便のない程度揃う商店、のびやかな農地、風景にアクセントをつける河岸段丘、迫る山並み。どこかしら緩やかな時間が流れているのも、こうした環境と無縁ではなさそうだ。
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群馬県昭和村~名だたる山々が見守る“やさい王国”の恵みに敬服~
上毛(じょうもう)三山の1つ赤城山。その西北麓に扇状に広がるのが昭和村だ。片品(かたしな)川や利根川が生んだ河岸段丘界隈に行政機能や寺社などが集まる一方、高原地帯の傾斜地ではどこまでも畑が広がる。“やさい王国”“首都圏の台所”といったキャッチフレーズがよく似合う光景といえるだろう。反面、現地で目に留まったのが灌漑(かんがい)用水の完成を祝う記念碑の多さだ。第二次大戦後に開拓が始まった地域の大半では水不足に悩まされ、苦難の末、“やさい王国”の基盤を固めた。自然と人の力が育んだ「日本で最も美しい村」に身を置くと、先人の労苦に頭が下がる思いである。
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栃木県那須烏山 ~清流が生み出した里山に、民話の世界が静かに息づく~
栃木県東部に位置し、八溝(やみぞ)山地を隔てて茨城県と接する那須烏山市。「那須」の名を冠しているため、那須高原や那須岳などのある県北部あたりをイメージしがちだが、市名は2005年に旧南那須町と旧烏山町が合併したことに基づく。南北を流れ下る那珂川(なかがわ)やその支流が生み出した里山では、今も多くの民話が語り継がれ、後世へ伝える取り組みも始まっているという。うねうねと起伏に富んだこの里山を、縫うように走るのがJR烏山線だ。非電化路線ながらACCUM(アキュム=蓄電池駆動電車)が颯爽(さっそう)と走りゆく姿は、どこか気品すら漂っている。
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群馬県みどり市 ~地域ごとに異なる表情を見せる、南北に細長~い市~
「みどり市」と聞いて、正確な位置を言い当てる人は多くないだろう。いわゆる平成の大合併により誕生した自治体には、土地の名が即座に思い浮かばないものが多いが、ここは群馬県の笠懸(かさかけ)町、大間々(おおまま)町、東(あずま)村が2006年に合併してできた市だ。その市域は宅地の目立つ南部から山々が連なる北部まで、驚くほど南北に細長い。背骨のように貫く国道122号沿いでは、かつて銅を運んだ名残が見られ、視線の先には「芝居小屋のある町」の看板もちらほら。巡れば巡るほど、同じ市内とは思えないほどバラエティ豊かで、ちょっぴり得したような気分になる。
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自宅で天然温泉!噂の「温泉宅配」サービスを利用してみた
寒い冬はシャワーではなく、のんびりと湯船に浸かりたいもの。しかも、それが源泉からくんだ“本物”の天然温泉だとしたら――。なかなか遠出がしづらい今、「温泉宅配」サービスを利用してみた。
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群馬県前橋市「アーツ前橋」、“軌跡”をテーマにした展覧会を開催中
「軌跡」という言葉を聞いて、何を思い浮かべるだろうか。轍、功績、足跡、線……。意識の表象、あるいは行為や運動の記憶など、さまざまなかたちで表出する「軌跡」についての考察を試みた展覧会が、美術館「アーツ前橋」で開催されている。
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群馬県南牧村・下仁田町 ~奇岩に目を奪われる、自然豊かな西上州の郷~
「高齢化率日本一の村がある」と聞き、西上州と呼ばれる群馬県南西部の南牧(なんもく)村を訪ねた(2021年8月末現在の全村民における65歳以上の人口割合は66・23%)。いざ足を踏み入れると、空き家が目立つとはいえ、精力的に出歩く高齢者の姿が行く先々で見られ、活力みなぎる様子にこちらが勇気づけられるほどだ。その南牧村の玄関口に当たるのが、隣の下仁田(しもにた)町である。特産のねぎとこんにゃくで全国的に名を馳(は)せ、また南牧村ともども養蚕業で大いに栄えた歴史をもつ。界隈に特徴的な奇岩の数々に見守られながら、両地域を訪ね歩いてみるとしよう。

群馬県のスポット一覧

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吉田ピザ店
夫婦で始めた『PIZZA YOSHIDA』(渋川市)の2店舗目で、こちらはテイクアウト専門。温め直してもおいしく食べられるよう生地は薄めのクリスピータイプで、外はカリッ、中はモチッとした食感だ。定番メニュー30種+期間限定1種は直径約24cm・6カットで提供。基本のマルゲリータ600円や照り焼きチキン740円など、リピートしやすい良心的価格もありがたい。
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coffee stand SAKURA(コーヒースタンドサクラ)
榛東村の公共施設が点在する通り沿いに、2023年5月お目見えしたコーヒースタンド。コーヒーに魅せられた渡辺いく代さんが、「ハンドドリップで丁寧に淹れた本物のコーヒーを気軽に提供したい」との強い思いでオープン。オリジナルのSAKURAブレンド250円のほか厳選したストレートコーヒー各300円など。コーヒーのお供に隣町・吉岡町の親類が製造したパンも販売。
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しんとう温泉ふれあい館
榛東村役場に隣接する日帰り温泉で、大浴場は男女日替わり制。やや褐色がかった湯は常連の村民いわく、「よく温まるのでトイレに行く回数が減った」とか。軽食販売はうどん・そばのみで11:00~19:00。
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榛名まほろば(はるなまほろば)
自身も詩作者である富沢智さんが夫婦で営む現代詩資料館兼喫茶・出版。1945年以降に発表された詩集のコレクションはなんと約2万6000冊に及ぶ。貸し出しはしていないが、遠方から足を運び、作者別に整理された蔵書を手に終日過ごす愛好家もいるとか。喫茶メニューは気軽なドリンクから人気のピザ・パスタ・カレーまで幅広く揃う。
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コンパル
「こんな場所に?」と驚く森の中のラーメン&餃子店。調理から配膳まで店主の竹内孝信さんが切り盛りし、麵は自家製、餃子の皮や具も手づくりにこだわる。豚・鶏・野菜で取ったラーメンスープは優しい口当たりながら味わいはしっかり。地中海トマトラーメン950円は隠れた名物だ。パリパリの皮が自慢の餃子も外せない。
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地球屋
伊香保方面へ向かう観光客が立ち寄りやすい地にある複合施設。和雑貨店の「地球屋」、パンの販売に加え、併設のカフェでのモーニングやランチメニューも充実した「パン工房」、50種以上のものづくり体験ができる「地球屋ハルナグラス」、職人こだわりの「バターファクトリー」が道を挟んで並ぶ。
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民宿しおざわ
本館3室と別館7室からなる家庭的な民宿。本館はかつての養蚕農家の建物を手直ししたもので、急な階段や重厚な梁(はり)に面影が残る。囲炉裏脇の食事処での夕食は、手の込んだ家庭料理が中心。締めに出てくる石臼で手挽きした手打ちそばも楽しみだ。自慢の手打ちそばは昼営業でも味わえる(季節の前菜付き1800円、2日前まで要予約)。
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しんとうワイナリー
「自分たちが育てたぶどうでワインを造ろう」と榛東村内のぶどう農家が出資し、1965年にワイナリーを開設。以来、原料は厳選した国産生食用ぶどう100%、果汁以外の添加物は加えない姿勢を頑なに守り続けている。
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榛東村耳飾り館(しんとうむらみみかざりかん)
縄文時代後期~晩期の集落跡とされる国指定史跡・茅野(かやの)遺跡で出土した土製耳飾り577点(全点国指定重要文化財)をはじめ、世界30カ国約2000点もの耳飾りを収蔵・展示。館内は「現代」「歴史」「縄文」コーナーに分かれ、人と耳飾りの関わりを、民俗的側面などから多角的に紹介している。
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昭和の湯
建物裏手を片品川が流れ下る村営の日帰り温泉。大浴場は「和の湯」「洋の湯」に分かれ男女週替わり。いずれもジェットバスとサウナ、水風呂を備えた内風呂と露天風呂からなる。露天風呂はどちらも和風。泉質はアルカリ性単純温泉で、pH9.08と滑らかな肌触りが評判だ。
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小麦工房なっちゃん
地元出身の店主“なっちゃん”が2019年にオープン。食パンのほか、季節の農産物を生かした総菜パンや自家製味噌だれをサンドした群馬県の郷土食みそパンなど、通常13~14種が店頭に並ぶ。年配客にも配慮して生地はやわらかめ。販売日限定のベーグルやフランスパンはインスタグラムで確認を。
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奥利根ワイナリー
赤城山麓、標高700mの高原に位置する家族経営のワイナリー。醸造施設、試飲スペースを備えたショップ、地元食材とワインを楽しめるレストランが集まっている。自社畑産ブドウにこだわったヴィンテージワイン「I’m(アイム)」シリーズはシャルドネ、メルローなど全4種。試飲は「I’m」シリーズ4種が有料(500円) で、それ以外は無料で提供。
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