日本酒バル YODARE 蒲田店

日本酒×洋食の幸せな出合い

日本酒好きが集う。地酒は70㎖から注文可。

和の調味料を隠し味に使った洋食と日本酒のマリアージュが店の真骨頂。例えばエビとブロッコリーのアヒージョ869円は隠し味に醤油をポトリ。ニンニクたっぷりだが少し味がまろやかになり、辛口の日本酒にも合う。全国から選んだ地酒は約40種。季節の新政のプレミアム酒など冷蔵庫に並ぶボトルに、つい目移り。迷ったら、日本酒担当スタッフのマリさんに料理に合う酒をご相談あれ。

取材当日、新政のNo.6A-typeを発見。
住所:東京都大田区蒲田5-2-2 MTハウス1F /営業時間:17:00~23:30/定休日:日/アクセス:JR・私鉄蒲田駅東口から徒歩4分

いのっ八

魚を扱い半世紀 大将渾身の刺し盛り

カンパチや赤貝などが彩るお刺身10点盛り4400円、熊本の赤ナス焼き880円。芋焼酎紅一刻ロック550円。

小学生時代から魚屋に憧れていたという大将の井上八郎さん。「昔、JR蒲田駅西口に青空マーケットがあって、そこの魚屋のさばく姿がいなせでね。ずっと見てました」。魚を扱って約50年の大将が目利きする魚介は鮮度抜群。刺し盛りの本マグロ中トロは口でスッととろけ、締め過ぎずややピンクの〆サバはまろやかな脂が余韻を残す。しかも各刺し身の分厚さと来たら!「ナス焼きも大きいでしょ? うまいもんをたらふく食べてほしくてさ」。

毎日大田市場で仕入れをする大将。
黒板メニューには旬の食材が。
住所:東京都大田区蒲田4-26-5/営業時間:17:00~23:00LO/定休日:日/アクセス:JR・私鉄蒲田駅から徒歩9分

立飲み たわら屋

キン冷え生中でサク飲みを謳歌

池田さんとお義母さんの野田和子さん(中央)で切り盛り。

刺し身は大体380円とつまみの多くが400円未満。「20年前の開店以来、安い、早い、うまいがモットーです」と2代目の池田隆行さん。酒に目を転じれば、角ハイは350円、生中はプレモルで460円とこれまた安い。「キンキンに冷したグラスで出してくれるのがうれしいの」とこの店の生中ファンの常連さん。コショウを利かした自家製トマトソースのナポリタンなど昭和生まれの心をひく料理も多く、こんな店、近所にあったらなあ。

日替わりの刺身(取材時はブリ)と、とろとろのオムレツ納豆は各380円、ナポリタン350円。コーン茶割り、黒々茶割り各330円や日本酒も6種用意。
住所:東京都大田区蒲田5-19-9 /営業時間:16:00~23:00(祝・土は~22:00)/定休日:不定/アクセス:JR・私鉄蒲田駅から徒歩3分

やきとん 豚番長

ブゥの音も出ねえほど鮮度抜群!

右からレバー、ハツなど各120円、低温調理の豚レバ刺380円、玉子マカロニサラダ330円。

レバーは絶妙な焼き加減で魅惑のプリプリ、ハラミ、カシラは噛むほどにジューシー。山田拓也番長(代表)が芝浦から毎日仕入れるつぶしたてのモツを、スタッフが丁寧に処理したやきとんが評判で、店内は常に混み合う。「蒲田はモツ屋が多いけど豚に関しては負けられないっす」と番長。ヒマラヤ岩塩やスパイス数種をブレンドした塩も、醤油ベースにニンニク、リンゴがたっぷりのたれも各串のおかわりを誘引、そしてビールやホッピーを猛烈に加速!

バーボンロードに立地。京急蒲田駅側に2号店も営業中。
人気の立ち飲み屋。
住所:東京都大田区西蒲田7-63-6/営業時間:16:00~24:00(土・日・祝は14:00~23:00)/定休日:無/アクセス:JR・私鉄蒲田駅から徒歩5分

Flowers & Spanish Sonrisa

空間と各皿の華やかさに酔う

いばり仔豚の鉄板焼き1650円、カメノテ塩ゆで780円(奥)など。オレンジワインはパルティーダクレウスCV1188 円ほか常時20 ~ 30種。

客を迎えるのは店内を彩る花々。「ここは妻が花屋を営んでいた場所。カウンターの生花は週一、壁などのドライフラワーは3週間に1回ほど、妻が変えています」とシェフの上田光嗣さん。和食経験も長いシェフが手掛けるスペイン料理は、素材の味を生かしたもの。アロスアバンダ(薄焼きパエリア)2618円は甘エビや真鯛の出汁を利かせてあり、旨口のオレンジワインと合い、ついもう一杯。酔うほどに、花の香りや美しさが気分を高揚させてくれる。

同店で花の魅力に気づく客も。
入り口を彩る生花。
住所:東京都大田区蒲田3-17-12 束田ビル1F/営業時間:18:00~翌1:00/定休日:日・月/アクセス:JR・私鉄蒲田駅から徒歩10分、京急本線京急蒲田駅から徒歩4分

大衆酒場ビートル

小躍りしたくなるラインナップ

コの字カウンターの他、テーブル席もあり。

蒲田が誇る生レモン酎ハイ、シャリキンホッピーなどの酒場王道から、クラフトビール、440円均一の地酒、フローズン日本酒、やかん焼酎まで揃い、まるで酒の博覧会。しかも、つまみも楽しい。1cmはある分厚いハムカツは見た目以上にボリューム満点。「おもしろいものをしのばせたくて」と、ニヤリと笑う店長の田村大樹さん。ガラス戸から中の風情も垣間見え、女性一人客も家族連れも、ふらり店へと誘われる。

ハムカツ380円(税抜)、煮込み350円(税抜)は写真の白の他、ピリ辛の赤も用意。日替わりクラフトビール500円(税抜)。
フローズン日本酒はお猪口1杯470円(税抜)。
住所:東京都大田区西蒲田7-4-3ソシアルプラザ1F/営業時間:16:00~翌1:00(土・日・祝は14:00~)/定休日:無

もつ焼 煮込み いとや

シャリキンともつ焼きの最強タッグ

串焼き176円~は焼き上がるごとに供される。自家製のしょうがハイ480円。

芝浦の食肉店から毎朝仕入れる新鮮なモツを、丁寧に掃除し、串打ち。炭火で焼き上げれば、やわらか食感と燻香の奥からガツンと旨味が現れて、喉が酒を欲す。酒はあれこれあるが、ここはシャリシャリに凍らせたシャリキンで攻めたい。しょうがハイは、シナモンなどの香辛料を加えて煮詰めたすりおろしショウガと、強炭酸が相まって、濃厚な口中をキリッとスカッと引き締めてくれる。週末は昼から店を開け、地元客の巣窟となる。

炭の火力で、モツを焼く店主。
住所:東京都大田区西蒲田7-29-3 久保井ビル1F/営業時間:15:00~22:30(土・日・祝は13:30~21:00ごろ ※売り切れ次第終了)/定休日:年末年始/アクセス:蒲田駅から徒歩2 分

うえ山

塩マジックで引き出された鶏の底力

鶏素揚げムネ・モモセット1540円。下のオニオンスライスがいい箸休め。

蒲田の名店「なか川」の味を引き継いだ鶏の素揚げの人気店。「鶏は埼玉の鶏屋さんから。そこじゃないと、この味が出ないんです」と、急逝したご主人から味を伝授された植山一江さん。塩をなじませた鶏がパリッと揚げられ、鶏本来のコクとジューシーさに瞠目。スーパードライの中生で口中の脂を拭いながら、誰もが無心で食らいつく。3品を選べるお通しは600円はこれだけでもお酒が進む。

3品選べるお通し600円はお得すぎ
暖簾は娘さんの手描き。
住所:東京都大田区西蒲田7-61-13/営業時間:17:00~22:00/定休日:日・祝/アクセス:東急池上線蓮沼駅から徒歩4分

取材・文=鈴木健太、佐藤さゆり 撮影=山出高士、丸毛 透、オカダタカオ、三浦孝明