【高田馬場】

店主の地元・徳之島の味、皮付きチャーシューのトロトロ感がいい『麺友 一誠』

皮付きあっさりらーめん。トッピングされたシャキシャキのモヤシやホウレン草、海苔などもスープによく合う。
皮付きあっさりらーめん。トッピングされたシャキシャキのモヤシやホウレン草、海苔などもスープによく合う。

店主の出身地である鹿児島県徳之島などの西南諸島では、皮付きの豚肉を使うことが一般的だという。皮付きあっさりらーめん750円には、黒糖や九州産の甘口醤油でじっくりと煮込んだ三枚肉(バラ肉)がのる。提供前に炙るため、香ばしさととろける脂の旨みが口に広がり。プルプルの食感でコラーゲンもたっぷりだ。豚頭や鶏ガラ、野菜などを2日間かけて丁寧に作った豚骨スープはマイルドな仕上がりで臭みが全くなく、奥深さを感じられる。夜には徳之島や奄美大島の黒糖焼酎と奄美のパパイヤ漬物をはじめとした料理で一杯。締めにラーメンというのもいいだろう。

提供前に炙るちゃーしゅー。皮付きの豚肉は奄美地方から取り寄せているという。
提供前に炙るちゃーしゅー。皮付きの豚肉は奄美地方から取り寄せているという。
徳之島の郷土料理と黒糖焼酎は格別だ。
徳之島の郷土料理と黒糖焼酎は格別だ。

『麺友 一誠』店舗詳細

住所:東京都新宿区高田馬場3-13-3-103/営業時間:11:30~15:00・17:30~22:30/定休日:日・祝の月/アクセス:JR・私鉄・地下鉄高田馬場駅から徒歩7分

3種類の自家製チャーシューが旨い!『つけ麺屋 ひまわり』

麺が見えないほどたっぷり盛られた、肉三昧つけ麺。
麺が見えないほどたっぷり盛られた、肉三昧つけ麺。

さかえ通り商店街にある、創業約20年のつけ麺店。店長もイチオシの肉三昧つけ麺1300円は、豚バラ肉、鶏のムネ肉とモモ肉の3種類をトッピングした肉盛り三昧。かえしと自家製醤油ダレに二度漬けした豚バラ肉、3日間ほど漬け込んで低温調理する鶏肉と調理法も変え、肉本来の旨さを際立たせている。プリッとした食感でそれでいて喉ごしも良い特注の高加水中太麺とのバランスもよく、肉と麺とそれぞれのおいしさを堪能できるボリュームのある1杯だ。

鮮度のよい状態で冷やしている、味変に試したい刻み玉ネギ。
鮮度のよい状態で冷やしている、味変に試したい刻み玉ネギ。
ヒマワリの飾りがやわらかな雰囲気を演出する、和の趣がある店内。
ヒマワリの飾りがやわらかな雰囲気を演出する、和の趣がある店内。

『つけ麺屋 ひまわり』店舗詳細

住所:東京都新宿区高田馬場3-4-16 MKビル1F/営業時間:11:00~20:40LO(土は~15:00)/定休日:日/アクセス:JR・私鉄・地下鉄高田馬場駅から徒歩3分

伝統の真っ黒で熱々のスープがたまらない『末廣ラーメン本舗 高田馬場分店』

中華そば(大)。ネギは無料で「おかわり」できる。
中華そば(大)。ネギは無料で「おかわり」できる。

京都の名店『新福菜館』で修行した初代が、地元秋田で馴染む味に改良して昭和13年(1938)に創業。中華そば(大)800円は真っ黒なスープが特徴。動物系や煮干し、香味野菜などに加えて、殻付きのアサリが入り、かえしには溜まり醤油とチャーシューの煮汁を使用。見た目ほどしつこくなく、溜まり醤油の香ばしさや深みのあるまろやかさを感じる。のど越しのいい中太ストレート麺が旨しょっぱいスープと絡み、ネギの食感がアクセントになる。腕肉で作る薄切りのチャーシューが深い味わいがあってたまらない。中華そばと同様に溜まり醤油を使うヤキメシもぜひ食べたい(写真はヤキメシ黄身のせ710円)。

提供直前まで湯で丼を温めたり、麺を必要以上に湯切りせずに入れるなどが熱さの秘訣。
提供直前まで湯で丼を温めたり、麺を必要以上に湯切りせずに入れるなどが熱さの秘訣。
ヤキメシはご飯と脂、溜まり醤油のしょっぱさが貯まらない。途中で黄身を崩せば甘いまろやかさが広がる。
ヤキメシはご飯と脂、溜まり醤油のしょっぱさが貯まらない。途中で黄身を崩せば甘いまろやかさが広がる。

『末廣ラーメン本舗 高田馬場分店』店舗詳細

住所:東京都新宿区高田馬場2-8-3/営業時間:11:00〜22:00(不定期に変動あり)/定休日:月(祝の場合はその翌)/アクセス:JR・私鉄・地下鉄高田馬場駅から徒歩7分

名物は焼いた麺と濃厚ベジポタ『焼麺 劔』

焼麺+目玉焼き840円。麺は150gと200gから選べる。
焼麺+目玉焼き840円。麺は150gと200gから選べる。

焼麺は、鉄板で片面をカリッと香ばしく焼いた麺を使用。スープは豚骨と野菜のみを圧力鍋で焦がさないように約6時間炊く。これで乳白色でとろみのあるポタージュ風の仕上がりになり、野菜の旨みと豚骨の風味が広がる。焼いた麺をスープと混ぜると香ばしさとコクが増し、豚骨の力強さを感じられる。さらに麺を食べれば、カリッとしてモッチリとした食感があり、スープと混ざり合う。鉄板で焼いたバラチャーシューは、しつこさがなくほろりとほどける柔らかさだ。提供される鰹節と鯖節が入ったすり鉢、卓上にあるニンニクや紅ショウガなどで味変を楽しみたい。

中太ストレート麺を水やラードをかけながら焼いて焼き目をつける。
中太ストレート麺を水やラードをかけながら焼いて焼き目をつける。
鰹節と鯖節は、自分の好みの細かさになるまで擦っておこう。
鰹節と鯖節は、自分の好みの細かさになるまで擦っておこう。

『焼麺 劔』店舗詳細

住所:東京都新宿区高田馬場2-6-10 関ビル1F/営業時間:11:30~ 21:00LO/定休日:日/アクセス:JR・私鉄・地下鉄高田馬場駅から徒歩5分

中太平打ち麺に、渾身の自家製鶏油を使用した油そばが旨い『廻麺 鶏千』

鶏油汁無し醤油は、ボリューミーできれいな盛り付け。
鶏油汁無し醤油は、ボリューミーできれいな盛り付け。

国産の鶏皮からじっくりと手間暇かけて作る鶏油(ちーゆ)は、スッキリとした味わい。自慢の鶏油を堪能できるのが、鶏油汁無し醤油800円。トッピングとともにかえしと鶏油などを豪快に混ぜ合わせて食べる。ひと口すすれば、かえしの香ばしさが鼻の奥をくすぐり、鶏油の豊かな風味と旨みが広がる。モチモチとした中太平打ち麺との相性も抜群だ。大きめにカットされたサイコロ状の豚バラチャーシューは食べ応え満点で、鶏むね肉のそぼろがプチッとした歯ごたえと旨みをプラスしてくれる。刻み玉ネギやかいわれ大根もアクセントになっていい。後半に追い飯50円を丼に入れて最後まで楽しもう。

味変グッズも多数。一番左は自家製のレモン酢で、まろやかな酸味が油そばにぴったり。
味変グッズも多数。一番左は自家製のレモン酢で、まろやかな酸味が油そばにぴったり。
週替わりと季節替わりの限定メニューも登場する。
週替わりと季節替わりの限定メニューも登場する。

『廻麺 鶏千』店舗詳細

住所:東京都新宿区高田馬場4-4-10/営業時間:11:00〜14:45LO・18:00〜20:45LO(土は昼のみ営業)/定休日:日(祝は不定)/アクセス:JR・私鉄・地下鉄高田馬場駅から徒歩3分

マイルド豚骨醤油ラーメンで勝負!『麺達 うま家 高田馬場店』

味玉やチャーシュー、ホウレン草、海苔とトッピングのラインナップがたまらない味玉ラーメン。
味玉やチャーシュー、ホウレン草、海苔とトッピングのラインナップがたまらない味玉ラーメン。

フレンドリーな接客も好評な人気店。基本のスープは、新鮮で旨みが出やすいゲンコツや背ガラなどを約200㎏使用し、約20時間もかけて作る。おすすめは味玉ラーメン890円。スープは、濃厚でありながらスッキリとした後口で、かえしのキレも感じられる。スープの強さに負けない中太ストレート麺は、加水率が高くモッチリとしている。トッピングのチャーシューはほろりと崩れて、肉の旨みがあふれ、味玉はトロッとした黄身もいい具合だ。ライスが1杯無料なので、スープに浸した海苔と食べて旨みの一体感を楽しもう。自慢のスープに魚介類と野菜の旨みがプラスされたつけ麺860円も忘れずに。

つけ麺の麺は普通で200gだが、大盛り300gまで同一料金。添えられたレモンを搾れば、さわやかな酸味が広がってくる。
つけ麺の麺は普通で200gだが、大盛り300gまで同一料金。添えられたレモンを搾れば、さわやかな酸味が広がってくる。
スープの独特な濃厚さとまろやかさを出すために3万キロカロリーの超強火力のバーナーで作る。
スープの独特な濃厚さとまろやかさを出すために3万キロカロリーの超強火力のバーナーで作る。

『麺達 うま家 高田馬場店』店舗詳細

住所:東京都新宿区高田馬場3-1-2 鈴木ビル1F/営業時間:11:00~翌2:00/定休日:無/アクセス:JR・私鉄・地下鉄高田馬場駅から徒歩1分

黒毛和牛のローストビーフラーメンと自家製スイーツが自慢『道玄』

チャーギュウ麺は、塩清湯スープのほか、醬油風味が強い黒清湯の2種類から選べる。
チャーギュウ麺は、塩清湯スープのほか、醬油風味が強い黒清湯の2種類から選べる。

熊本県産黒樺牛(くろはなぎゅう)の希少部位使用のローストビーフをトッピングしたチャーギュウ麺1300円が看板メニュー。クリアな淡麗スープの塩清湯(ちんたん)は、ローストビーフのやさしい甘さの脂との調和がよく、飲み口はすっきりしながらも、ジュワッと肉汁が広がりコクが増す。エゴマを練り込んだコシのある中細の縮れ麺も、風味豊かでスープの塩けを絡め取りおいしい。食後には、サクサク食感の生地とほどよい甘さのカスタードクリームがたまらない、オリジナルのシュークリーム350円がおすすめ。

天然のバニラビーンズを使っているから香りもよい、シュークリーム。
天然のバニラビーンズを使っているから香りもよい、シュークリーム。
ラーメンと合わせて注文したい、オーガニック日本酒「道玄」1杯(グラス)380円も好評。
ラーメンと合わせて注文したい、オーガニック日本酒「道玄」1杯(グラス)380円も好評。

『道玄』店舗詳細

住所:東京都新宿区高田馬場4-10-14 IMAビル1階/営業時間:11:30~15:00・17:00~22:30/定休日:火(祝日の場合は営業)/アクセス:JR・私鉄・地下鉄高田馬場駅から徒歩3分

2種類の麺の違いを楽しむ『デイトセイ 高田馬場店』

全粒粉極濃つけ麺・デイ・玉子・海苔850円。
全粒粉極濃つけ麺・デイ・玉子・海苔850円。

さかえ通り商店街に2022年3月にオープン。全粒粉を使ったつけ麺と、プライムハードという最高級小麦粉を使った中華そばが看板メニューだ。全粒粉極濃つけ麺は、ドロッと濃厚な魚介豚骨のつけ汁とモッチリと弾力のある極太麺との相性は抜群で、食べごたえも十分。たまり醬油ネオ中華そばは、独特の弾力性とプリッとした食感の麺が特徴的。スープは鶏脂の香りがふわっと鼻をくすぐり、たまり醬油独特のコクが感じられる1杯だ。

たまり醬油ネオ中華そば・セイ・玉子・海苔850円。
たまり醬油ネオ中華そば・セイ・玉子・海苔850円。
スタイリッシュな造りで、奥にはテーブル席もある。
スタイリッシュな造りで、奥にはテーブル席もある。

『デイトセイ 高田馬場店』店舗詳細

住所:東京都新宿区高田馬場3-4-18 リッチハウス 1F/営業時間:11:00~14:45LO・17:00~22:30LO/定休日:不定/アクセス:JR・私鉄・地下鉄高田馬場駅から徒歩2分

【西早稲田】

個性が光る彩りも美しい極上の鶏白湯ラーメン『鶏白湯麺 蔭山 高田馬場店』

鶏白湯塩そばは、見た目もきれいでおいしく、コラーゲンも吸収できるというから女性に人気だ。
鶏白湯塩そばは、見た目もきれいでおいしく、コラーゲンも吸収できるというから女性に人気だ。

フカヒレ料理専門店の『蔭山樓』が手がける。鶏白湯麺塩そば880円は、手羽先をメインにした鶏白湯の濃厚な味わいが広がる。味のキモにもなっている塩ダレは、ミネラル豊富で甘みとまろやかな香りも感じられ、仕上げに入れたエビ油で、奥行きのある味になっている。中太ストレート麺はツルツルシコシコとして力強いスープを受け止める。ふっくらとした蒸し鶏や、シャッキリとしたサニーレタス、半熟味玉などのトッピングもよく合う。添えられたレモンを途中で搾れば、風味を損なわずにさっぱりと食べられる。スープにご飯を入れておじや風にして堪能しよう。

スープの特性を生かすために作られた『開花楼』の特注麺。
スープの特性を生かすために作られた『開花楼』の特注麺。
白を基調とした店内には、コの字型のカウンターに全12席。
白を基調とした店内には、コの字型のカウンターに全12席。

『鶏白湯麺 蔭山 高田馬場店』

住所:東京都新宿区高田馬場1-4-18/営業時間:11:00~22:30LO(日・祝は~22:00LO)/定休日:無/アクセス:地下鉄副都心線西早稲田駅から徒歩5分、またはJR・私鉄・地下鉄高田馬場駅から徒歩8分

感動すら覚える味わい。研ぎ澄まされた鶏そば『らぁ麺やまぐち』

力強く、かつまろやかに仕上がったスープだけでなく、麺やトッピングのバランスが素晴らしい鶏そば。
力強く、かつまろやかに仕上がったスープだけでなく、麺やトッピングのバランスが素晴らしい鶏そば。

早稲田通り沿いの店舗前にはいつも行列が続く。鶏そば1050円が運ばれてくると、芳醇な香りが鼻をくすぐる。スープは店主で総料理長の山口裕史さんの出身地・会津の会津地鶏を中心に熟成させた地鶏を4種類使う。ひと口飲めば、鶏と鶏油(ちーゆ)の旨みがしっかりと感じられ、深いコクもたまらない。麺はコシが強く滑らかな食感で、小麦の味わいが感じられる特注麺を使用。トッピングも秀逸で、とろけるような肩ロースチャーシューと豚肉本来の旨みがある赤身のチャーシューはたまらない。じっくりと煮込まれた極太メンマのしっかりとした味わいとシャキシャキ感がいい。

店内は洗練された造り。ここからもラーメンに対するこだわりが伝わってくる。
店内は洗練された造り。ここからもラーメンに対するこだわりが伝わってくる。
山口さんは今では店舗に出ることが少ないそうだが、常に新しくておいしいラーメンを作り続けている。
山口さんは今では店舗に出ることが少ないそうだが、常に新しくておいしいラーメンを作り続けている。

『らぁ麺やまぐち』店舗詳細

住所:東京都新宿区西早稲田3-13-4/営業時間:11:00~21:30LO/定休日:無/アクセス:地下鉄副都心線西早稲田駅から徒歩5分、またはJR・私鉄・地下鉄高田馬場駅から徒歩10分

濃厚かつマイルドな極上鶏白湯『鶏白湯専門らーめん 我羅奢』

見た目ほどしつこさを感じられず、マイルドな仕上がりの鶏白湯 醬油らーめん。
見た目ほどしつこさを感じられず、マイルドな仕上がりの鶏白湯 醬油らーめん。

スープは熊本の地鶏・天草大王と、美桜(みおう)鶏のダブル丸鶏がメインで、濃厚を極めた鶏白湯に仕上がっている。人気は鶏白湯 醬油らーめん850円。スープをひと口飲めば、鶏の旨みとともに、やや甘さが感じられる。かえしには九州産の醤油を使用しているので、キレとスッキリとした後口があり、昆布、シイタケ、魚粉なども加わっているので旨みが複雑に絡み合う。モチモチとした食感のやや縮れた中細麺と旨み満載のスープが好相性だ。提供直前に炙られたバラチャーシューや柔らかな穂先メンマ、トロッとした味玉も秀逸で、満足感のある一杯となっている。

チャーシューを炙ることによって香ばしくなり、脂が溶けて旨みがアップ。
チャーシューを炙ることによって香ばしくなり、脂が溶けて旨みがアップ。
卓上には魚粉があり、鶏白湯 塩らーめんには抜群に合うという。
卓上には魚粉があり、鶏白湯 塩らーめんには抜群に合うという。

『鶏白湯専門らーめん 我羅奢』店舗詳細

住所:東京都新宿区西早稲田2-21-6/営業時間:10:30~21:30(日は~16:00)/定休日:不定/アクセス:地下鉄副都心線西早稲田駅から徒歩3分、またはJR・私鉄・地下鉄高田馬場駅から徒歩7分

無化調濃厚豚骨魚介系の先駆けとして名高い『渡なべ』

九州へのラーメン食べ歩き旅行の中で出合った小石原焼の器を使用している。
九州へのラーメン食べ歩き旅行の中で出合った小石原焼の器を使用している。

ラーメンフリークとして知られ、都内に4店舗を経営しながらプロデュース業を行う渡辺樹庵さんの1号店。味玉らーめん1150円は、いわゆる無化調、Wスープの豚骨魚介系。鰹節の香りがスッと鼻をとおって刺激するスープは上品な深みがあり、自家製の中細ストレート麺が濃厚なスープによく馴染んでいる。やさしい醬油の甘さが染みた半熟味玉も、スープによりコクを加える。このほか、“もっとおいしい渡なべ”というテーマで、いつもより素材を増量して作りあげる、開業周年に合わせて出す限定ラーメンもファンを虜にする。

開店と同時にお客様が訪れ、カウンター席のみの店内はすぐに満席になる。
開店と同時にお客様が訪れ、カウンター席のみの店内はすぐに満席になる。
全国各地のラーメン店を8000店以上を食べ歩き、今も食べ歩きは続けているという店主の渡辺樹庵さん。
全国各地のラーメン店を8000店以上を食べ歩き、今も食べ歩きは続けているという店主の渡辺樹庵さん。

『渡なべ』店舗詳細

住所:東京都新宿区高田馬場 2-1-4/営業時間:11:00~20:00/定休日:無/アクセス:地下鉄副都心線西早稲田駅から徒歩4分、JR・私鉄・地下鉄・高田馬場駅から徒歩10分

【閉店】東京初進出の滋賀県発ラーメンを堪能『近江熟成醤油ラーメン 十二分屋 早稲田店』

特製十二分屋そばは、濃厚だがくどくないので、これだけの量があってもあっさりと食べられる。
特製十二分屋そばは、濃厚だがくどくないので、これだけの量があってもあっさりと食べられる。

滋賀県の本醸造醬油「生地なり」を使ったラーメンが看板メニュー。特製十二分屋そば980円は、豚肩ロースのチャーシューが器からはみ出るビジュアルが圧巻だ。スープは、鶏の旨みが感じられ、続いてハマグリを中心とした魚介系のやさしい風味が広がる。「生地なり」を使ったかえしは大豆本来の香りとコクなどがあり、スッキリとしながらも奥深い味に仕上がっている。中細ストレート麺はもっちりとして、スープをしっかり絡め取っている。存在感たっぷりなチャーシューは、ややレアで柔らかく、旨みもあり、自家製メンマや煮卵とともに味わえば味のバリエーションも楽しい。

店名は、「十二分に心を込めて、十二分に喜んで頂きたい、十二分に満足して頂きたい」という思いから名付けたという。
店名は、「十二分に心を込めて、十二分に喜んで頂きたい、十二分に満足して頂きたい」という思いから名付けたという。
L字型のカウンター席のほか2人掛けのテーブル席を2卓設ける。
L字型のカウンター席のほか2人掛けのテーブル席を2卓設ける。

『近江熟成醤油ラーメン 十二分屋 早稲田店』店舗詳細

住所:東京都新宿区西早稲田2-10-15松村ビル1F/営業時間:11:00~23:00/定休日:第1・第3火/アクセス:地下鉄副都心線西早稲田駅から徒歩7分

炙りチャーシューが旨さのアクセント。黄金色に輝く金色塩らぁめん『麺屋 宗』

金色塩らぁめんにはチャーシューが2枚のほか、穂先メンマや刻み玉ネギ、水菜などの風味と食感がアクセントになるトッピングがのる。
金色塩らぁめんにはチャーシューが2枚のほか、穂先メンマや刻み玉ネギ、水菜などの風味と食感がアクセントになるトッピングがのる。

雑誌のラーメングランプリなどで数々の受賞歴を誇る人気店。金色塩らぁめん850円は、真っ白な丼に黄金色のスープが映える。名古屋コーチンの丸鶏とガラ、野菜などで作るスープは、すっきりとした味わいだが口の中で鶏の風味が広がる。海塩「対馬海峡の浜御塩」と岩塩「ヒマラヤのピンクロックソルト」を使用した塩だれによってさらに深みのある味わいになる。スープとよく絡む適度な綴れ方の麺は、細めだがモチッとした歯ごたえがあり、ツルツルと気持ちよくすすれる。低温調理した豚肩ロースチャーシューは提供前に特製ダレをかけて炭火焼きしているので香ばしさがプラスされ、食欲が増す。

チャーシューはオーダーが入ってから七輪で炭火焼き。店内にはいい香りが充満し、食欲が刺激される!
チャーシューはオーダーが入ってから七輪で炭火焼き。店内にはいい香りが充満し、食欲が刺激される!
卓上には特製のうめ酢が。梅特有のさわやかさが広がり、スープの味をいっそう引き立てる。
卓上には特製のうめ酢が。梅特有のさわやかさが広がり、スープの味をいっそう引き立てる。

『麺屋 宗』店舗詳細

住所:東京都新宿区高田馬場1-4-21/営業時間:11:00~21:00/定休日:無/アクセス:JR・私鉄・地下鉄高田馬場駅から徒歩10分、地下鉄副都心線西早稲田駅から徒歩2分

【早稲田】

濃厚で深い味わいが魅力の鶏白湯『柳屋 銀次郎』

水菜の彩りや焼きネギのほのかな香ばしさが感じられる塩そば。鶏のコラーゲンもたっぷり。
水菜の彩りや焼きネギのほのかな香ばしさが感じられる塩そば。鶏のコラーゲンもたっぷり。

店頭のウィンドーサインや店内のネオンサインなど、「近未来のNEO TOKYO」をイメージ。一番人気は塩そば880円だ。スープは赤鶏の丸鶏や鶏ガラ、モミジ、野菜などを加え、丁寧に手間暇かけて作ったクリーミーな鶏白湯(ぱいたん)。濃厚な鶏の旨みが感じられ、鶏油(ちーゆ)が味の奥行きを生んでいる。脂身の甘みが広がる炙りバラチャーシューや、柔らかな穂先メンマ、キクラや玉ネギや焼きネギなどが味と食感にアクセントを与える。辛いものが好きならば、鶏白湯、ブレンドした3種の味噌、自家製の3種のラー油を加えた赤塩そば930円がおすすめ。麺はしなやかな細麺かモッチリとした太麺が選べる。

赤塩そばは、見た目ほど辛くはないが、ピリッとした辛みと味噌の風味で鶏白湯の旨さが際立つ。
赤塩そばは、見た目ほど辛くはないが、ピリッとした辛みと味噌の風味で鶏白湯の旨さが際立つ。
テーブル席のほかは、カウンター席。中央で光るネオンサインが印象的。
テーブル席のほかは、カウンター席。中央で光るネオンサインが印象的。

『柳屋 銀次郎』店舗詳細

住所: 東京都新宿区西早稲田2-4-25 /営業時間:11:00~20:00頃(スープがなくなり次第閉店)/定休日:月/アクセス:地下鉄東西線早稲田駅から徒歩4分

取材・文・撮影=千葉香苗、速志 淳、ミヤウチマサコ 写真提供=道玄