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『国境の南、太陽の西』に描かれた青山という街【村上春樹の東京を歩く】
「僕はBMWのハンドルを握ってシューベルトの『冬の旅』を聞きながら青山通りで信号を待っているときに、ふと思ったものだった。なんだか僕の人生じゃないみたいだな、と。」(『国境の南、太陽の西』より)僕のあまり多くない自慢の一つに、古い初版本やサイン本の蒐集がある。若い頃は好きな作家のサイン会に出向いたり、古本屋で初版本を探し求めたりしたものだ。そういうわけで、いつ購入したのかはまったく覚えていないが、今回語りたい村上春樹『国境の南、太陽の西』も初版単行本を持っている。
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58段の階段は茶室のにじり口のようなもの。人と感性が行き交う『月のはなれ』
夜の飲食店が並ぶ銀座8丁目。ひしめき合う雑居ビルの5Fにあるというだけで、近寄り難さを感じるかもしれない。しかもエレベーターはなく、どこに繋がっているのか、とひるみそうになる階段が58段。階段を上り切った場所にある『月のはなれ』は、アートと音楽ととともに食事も楽しめる場所だ。『月のはなれ』は、大正6(1916)年創業の老舗画材店『月光荘』が2013年にオープンしたサロン。ドリンクや軽食も楽しめるが「喫茶店」ではなく、サロンと呼ぶのがふさわしい。画材店は創業者の故・橋本兵藏氏が、歌人である与謝野鉄幹・晶子夫妻のサロンに出入りし、2人に可愛がられたことから始まった。『月光荘』という店名も与謝野夫妻から贈られたものだ。
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深川は路上園芸の宝庫なのだ! ~人の園芸愛と植物の生命力との共演を鑑賞する~
江戸時代の街の痕跡が残り、昔ながらの町工場や住宅の多いこのエリアは、あちこちに所狭しと鉢植えが並ぶ“路上園芸”の宝庫!人の手がかかった植物と、人の目をかいくぐる植物と。路上園芸目線で歩いてみた。
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街のスーパーで発見される、「呼び込み君」の悲劇
スーパーにはさまざまな音楽が流れている。そのスーパー独自のテーマソングや、鮮魚売り場に繰り返し流れる「おさかな天国」。その他に、最近よく聞くようになったのが、特売品のアナウンス音声と共に流れる「ポポポポポー」という軽快な音楽だ。この「ポポポポポー」の発信元は、「呼び込み君」という録音再生機である。製造元の群馬電機ホームページ( https://www.gunmadenki.co.jp/pickup/yobikomikun/ )によれば、カセットテープレコーダーのテープ劣化問題を解決すべく開発された商品で、半導体メモリーに音声を録音再生でき、人検知センサーで来客を検知する機能もあるという。BGMは専用の2曲が用意され、「ポポポポポー」はそのうちの1曲である。
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【書評/サンポマスター本】『隈研吾建築図鑑』宮沢 洋 画・文 ほか4冊
『散歩の達人』本誌では毎月、「今月のサンポマスター本」と称して編集部おすすめの本を紹介している。街歩きが好きな人なら必ずや興味をそそられるであろうタイトルが目白押しだ。というわけで、今回は2021年7月号に書評を掲載した“サンポマスター本”4冊を紹介する。
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さらばキング・オブ銭湯「大黒湯」/庶民文化研究家・町田忍
2021年6月30日、キングオブ銭湯と呼ばれた北千住の「大黒湯」が、100年近い歴史の幕を下ろした。女将さんいわく、「本当はもう少し頑張りたかったんですが、建物が老朽化していて、体調も良くないところ天井の部材が落下したアクシデントがあり、お客さんに迷惑がかかってしまうのではと思い、閉店の決断をしました」とのこと。あまり大騒ぎしないでほしいという女将さんの意思を尊重し、われわれも最終日まで静観することに決定。そして今日、その幕は静かに閉じられた。さて「大黒湯」はどこがそんなに「キング」だったのか? 名付け親である町田忍氏によるオマージュを読みながら、キングオブ銭湯との別れを惜しみたい。
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埼玉県・久喜の『しおん動物病院&ねこカフェShe-on』のマサムネくんたち
今回の看板猫のいるお店は埼玉県久喜市にある『しおん動物病院&ねこカフェShe-on』。今日はどんな猫ちゃんに会えるかワクワクしながら入店します。
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【閉店】昔も今も、甘党の聖地。神楽坂『紀の善』で、素材や製法にこだわり抜いた絶品甘味を食べ尽くす。
素朴な見た目ながら、素材や製法にこだわり抜いた『紀の善』の名物甘味の数々。季節限定メニューも多く、何度も通いたくなるお店だ。
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歴史ロマンにどっぷり浸かる! 名所・史跡探訪~高崎線を巡る小さな旅②
今回は、高崎線沿線とその周辺にある名所や旧跡を、選りすぐってご紹介。「大宮」の地名の由来と伝わる神社から、養蚕・製糸業の発展を支えた施設、歴史ある神社とその周辺を彩る花手水(はなちょうず)など見どころがたくさん。歴史ロマンに浸りつつ、散策を楽しんでみては?
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【閉店】飯能の老舗ハーブ園が営む『生活の木 メディカルハーブガーデン 薬香草園ベーカリー』は、 飽くなきハーブへのこだわりでイチからの商品作り。
商店で賑わう駅前を背にして住宅街をひた走ると、道中に突如ハーブガーデンが現れる。ここはハーブの老舗企業「生活の木」が営む、総合施設『メディカルハーブガーデン薬香草園』だ。衣食住のトータルプロデュースともいえる充実度で、園内には約200種類も栽培されているハーブガーデン、カルチャースクール、アーユルヴェーダサロンなどを併設している。中でも老若男女の誰でも気軽に訪れやすいベーカリーについて今日は注目していこう。
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洗練の極み! 青山一丁目~赤坂は、眺めるだけで楽しい美マンションの宝庫【ぶらりマンション巡り】
江戸時代は武家屋敷街、明治時代以降は華族の邸宅や大使館の敷地として利用されるようになった青山一丁目~赤坂周辺。由緒ある歴史をもつこの街には、人気のヴィンテージマンションや、個性あふれる外観デザインのタワーマンションが点在する。都内随一の高級住宅地を歩けば、センスあふれるモノ・コトや豊かな木々の緑が迎えてくれた。
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異文化を感じながら『CARVAAN CRAFT BEER & GRIL』でビールを手にする。飯能河原で醸造する本格クラフトビールを、駅前で。
近年、登山やレジャーで多くの人が訪れるようになった飯能。その玄関口でもある、西武池袋線飯能駅北口にそびえ立つのは『CARVAAN(カールヴァーン) CRAFT BEER & GRIL』だ。飯能河原沿いにある本店『CARVAAN』をもっとカジュアルに利用できることをコンセプトにした姉妹店である。ふらっと訪れる客の多くは、この店で提供されるオリジナルクラフトビールを目当てにしている。
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【移転】中野で10年『麺匠ようすけ』。鶏白湯一筋、濃厚でヘルシーで良いとこ取りで旨い!
鶏肉というと近年の筋トレブームも相まってか、ヘルシーな印象がある。が、ラーメン、それも『麺匠ようすけ』の濃厚鶏白湯のコクはそんな概念もぶっとばし欲望のままに啜り上げたい、口の周りをコラーゲンでパリパリにして。「え、でもコラーゲンって美容にいいんじゃないの?」 と、頭がこんがらがるうちに気がついたらポタージュのようなスープを飲み干している。いやこの喉越しは味は、健康に悪いわけがない、と頭のどこかで納得している。「行列ができる店には理由があるね」と思わせる、中野の有名店密集地区にドンと構える看板はだてじゃなかったのだ。
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飯能の『蔵カフェ草風庵』で、フルーツパフェを贅沢に味わう。目利きが厳選する、フレッシュな果実はまるで宝石。
古くから林業と織物の街として栄える飯能市。町中には昔ながらの建物や蔵が数多く残る。大小100以上もの商店が連なる飯能銀座商店街を抜けてほどなくすると、『蔵カフェ草風庵』が見えてくる。明治時代に建てられた「夫婦(めおと)蔵」と呼ばれる一つの屋根に二つの蔵がある造りの建物で、二つの蔵を改装した店は、通りから見える表蔵ではカフェとして、奥まった裏蔵は古美術商と山野草販売店として営んでいるという珍しいスタイルだ。
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西荻窪『浅煎りコーヒーと自然派ワイン Typica(ティピカ)』。“心が喜ぶ”飲食の楽しみ方を提供するカフェ。
個性あふれる飲食店が軒を連ねる西荻窪で営業を行う『浅煎りコーヒーと自然派ワイン Typica』。2020年9月にオープンするや、瞬く間に話題を呼び、週末ともなると行列の絶えない人気店に。そんなこの店を切り盛りする相原民人(たみと)さんに、オープンまでの経緯やメニューへのこだわりなどを伺った。
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【閉店】浸漬法で淹れたワンランク上のコーヒーを味わえる神田『喫茶けやき』は、最高の「打ち合わせ喫茶」なのだ
神田駅周辺には、コーヒーがおいしいかどうかよりも、立地とテーブルの広さが重要な、通称「打ち合わせ喫茶」が多数ある。この『喫茶けやき』もそんな利用客が多い。しかし侮るなかれ。コーヒー豆へのこだわり、淹れ方、そして料理に対しても手を抜かない姿勢で臨むハイレベルな喫茶店だ。もちろん打ち合わせにもぴったりの広々とした店内で、落ち着いたコーヒータイムを楽しもう。
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中野『麺屋はし本』の丁寧で端正な魚介とんこつスープ。その一杯は、尊敬と愛情の明るい味がする。
中野の駅前からは少し歩いて、早稲田通りを越えた中野通りの道沿いに真っ白な暖簾(のれん)がはためいている。暖簾の送り主には出身の『東池袋大勝軒』の名、店内に入ると『大勝軒』の故・山岸大将との写真が目に入る。しかし『麺屋はし本』のラーメンは、リスペクトする店や海外店勤務での経験から生まれたここにしかない味だ。人懐こい笑顔の店主・橋本さんが生んだ、「毎日食べたい味」が、足を運ぶ常連や麺好きの腹を満たす。
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浴室にテレビ!? 西品川の“タヌキのお風呂屋さん”『西品川温泉 宮城湯』では、趣の異なる浴室を週替わりで
信楽焼のタヌキが迎えてくれる「タヌキのお風呂屋さん」。名物は半身浴(1階)と露天風呂(3階)という趣の異なる浴槽で楽しめる天然温泉。浴室は男女週替わりだから、お好みの風呂はホームページでチェックしよう。
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卵ってこんなにおいしかったんだ! 飯能の畑の中のレストラン『ラ・ノーラ』で味わう極上ふわとろオムライス
飯能の市街地から北東、農業地帯の真ん中に立つ『ラ・ノーラ』は、夫婦で営む家庭的なトラットリア。メニューの中心は、その時々の旬菜を使ったパスタや、生地から丁寧に練り上げるピッツァをはじめとするイタリア料理。でも、ほかに来る人を魅了してやまないオリジナルメニューがある。それが、店主が試行錯誤の末に作り出し「ふわとろ」のオムライスなのだ。
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飯能の『長寿庵』はそば屋というより大衆食堂。地元産野菜全23品目の入り肉汁せいろが圧巻!
値ごろでうまくてメニューが豊富、その上ボリュームもある。「とりあえず、あそこに行けば間違いない」と飯能市民に愛される大衆そば処が『長寿庵』。そばとうどんは言うに及ばず、らーめんも7種類。うな重もカツ丼もカレーも、ハンバーグもオムライスもなんでもござれ。街の常連や昭和風情を愛する客で今日もにぎわう。
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秩父事件の舞台、石間の山岳集落へ【東京発日帰り旅】埼玉県・秩父市
『散歩の達人 首都圏日帰りさんぽ』より、旅先で気軽に楽しめる散歩コースを紹介。歩行時間や歩行距離も明記しておりますので、週末のお出かけにご活用ください。秩父市の北部、旧吉田町の石間地区に山岳集落がある。半納と沢戸の二つの集落だ。標高数百メートルの山の斜面にへばりつくように家々が立つ。そこは秩父事件の舞台でもあった。 
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鮎とキュウリの酒煮(冷製)に「風の森」〜おいしい日本酒は飲むだけではもったいない最高の調味料〜
おいしい日本酒は最高の調味料。長らくそう言い続けている私にとって“さしすせそ”の“さ”は砂糖ではなく、「酒(サケ)」です。はたから見た人がギョッとするくらい、私は料理においしい日本酒を惜しみなく使うのですが、それはなぜなのか。今回、改めて考えてみたいと思います。
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飯能河原の林にある『櫟庵』。そば通をうならせてきた手打ちそばの名店が弟子とともに再出発!
森の緑に包まれた入間川に面した飯能河原、その川辺の林の中に静かに佇む一軒の手打ちそば・うどん処『櫟庵(くぬぎあん)』。提供される料理はせいろ、のりせいろ、天せいろ、そしてかけうどん、天ぷらうどんとそばがきのみ。白い細打ちののど越しの良い二八そばで、そば通をうならせてきた名店である。
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「ふだん着のゴハン」が毎日食べられる、神田『カフェ レスピーロ』でほっと一息
肉料理や揚げ物などがっつり系の飲食店が多い神田駅周辺。野菜たっぷりのご飯が食べられるカフェがほとんどない中、総菜もパンもすべて手作りするという店主は、今日も厨房で大忙しだ。常に作りながら出しながら、品切れが出たら、代わりになにかをアレンジして、と休む暇がない。毎日焼き上げるお菓子やオリジナルドリンクも好評の、頼れる「ふだん着のゴハン」を紹介しよう。
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北欧スタイルの人気カフェで“フルーツサンド”と“チーズケーキ”を楽しむ『KIELO COFFEE』~黒猫スイーツ散歩 秋葉原編⑧~
カフェ・スイーツ・パンケーキのお店を年間約1000店ぶーらぶらしているミスター黒猫です。特にパンケーキは日本一実食していると自負している黒猫が、気になる街や好きな街を散歩しておすすめのお店を紹介していきます。今回は、そんな“黒猫スイーツ散歩”秋葉原編の第八弾です。
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西大井の銭湯『大盛湯』のピカピカに磨かれた床に店主夫妻の銭湯愛を感じる
昭和25年(1950)創業の宮造り銭湯。唐破風屋根、磨き込まれた木の床、折上格天井(おりあげごうてんじょう)、八重桜が咲く坪庭、岩と木を配した浴槽横の庭など、銭湯文化を楽しめる見るべき価値のある造作がいっぱい。長い歴史を感じさせるが、清潔感あふれる浴室や脱衣所は気持ちがよい。
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新習志野駅からすぐの『天然温泉 湯~ねる』は、温泉・テレワーク・ホテルと多目的使い勝手抜群
新習志野駅からすぐの駅前温泉。朝風呂は6時から営業中。源泉かけ流しの露天風呂や高濃度炭酸泉、岩盤浴などでリフレッシュし、2万冊を超す漫画コーナーでくつろぐなど、1日中滞在できる。テレワークに最適な貸切スペースやカプセルタイプの宿泊施設もある。
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戦後間もなくから続く“珈琲だけの店”。銀座8丁目『カフェ・ド・ランブル』でオールドコーヒーを
長く営業している喫茶店は存在自体が伝説のような店も少なくなく、1948年から銀座で営業している『カフェ・ド・ランブル』もそのひとつ。コーヒー好きにとっては聖地のような場所だ。創業者でコーヒー界のレジェンド、関口一郎さんが亡くなったあとも、おいしいコーヒーを求めてお客さんが集まる『カフェ・ド・ランブル』に足を踏み入れてみた。
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碓氷峠の中間駅であった熊ノ平。いまはアプトの道終点である。~碓氷峠その4
碓氷峠は3回に分けてお話しするつもりでした。案の定、話が延びてしまい、4回目の今回がほんとにラストです。話が延びるほど、アプトの道には見るものがたくさんあるということですね。さて、前回まで「熊ノ平(くまのだいら)」と述べているけれども、そもそも熊ノ平とはなんぞやと言うと、アプト式時代は山中にある中間駅でした。新線に切り替わってしばらくした昭和41(1966)年に信号場となりました。駅とはいっても周辺は鉄道関係者か、玉屋の「峠の力餅」(第2回のレポに登場した力餅)の店舗くらいで、変電所と上下列車の交換設備が狭い山肌にへばりつく形であったのです。
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薪で沸かす湯のやわらかさとレトロ感。浦和『若松湯』は、商店街ど真ん中の老舗銭湯
北浦和のふれあい通り商店街にある老舗銭湯。銭湯が減りゆく中、今でも薪で井戸水を沸かすスタイルを守る。緑豊かな北浦和公園まで歩いて4分ほどと近いので、ランやウォーキングの後にひとっ風呂浴びる贅沢が味わえる。
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