『べらぼう』より50年ほど前、天皇に謁見した動物とは? 江戸時代の動物について語ろう
皆々は4月28日は何の日か知っておるか?早速答えに参るが、答えは「象の日」である!何々の日の類は日付の語呂合わせで定められることが多いわな。因(ちな)みに同じく4月28日は、良い庭の日(よ〈4〉いに〈2〉わ〈8〉)でもあるぞ!じゃが象の日はそうではなくてな、歴史上の出来事に因んで記念日に定められておるのじゃ。それは、日ノ本で初めて象が帝に拝謁した日である!初めてと申しておきつつ、二度目があったかは分からんけれども、享保14年(1729)4月28日に京の都にて謁見した記録が残っておる。官位を持たぬ者は帝に謁見できぬ決まりがある故に、急遽官位が用意されたとの逸話も残っておる。象が日ノ本にやって来た享保年間は本年の大河ドラマ『べらぼう』よりも50年ほど前。これほど古い時代に象が日ノ本へやってきておることに驚く者も多いのではないか?と言うわけで此度は日ノ本の歴史と動物について話そうではないか!改め、前田利家の戦国がたり開幕である!!