織田信長、伊達政宗、明智光秀……戦国時代の歌はいかなるのものか。歴史に残る様々な歌は、どんな思いで詠まれたのか?【後編】
皆々、息災であるか、前田又左衛門利家である。これよりは前田利家の戦国がたりの時。此度は歴史に残る歌、戦国編を記して参ろうぞ。 前編では藤原道長様の望月の歌と、歴史に残る三つの歌を紹介したわな。此度は戦国編であるが、皆は「戦国時代の武士の歌」といえばやはり辞世の句が思い浮かぶのではないか?戦国の乱世で武士が死に際したときの最期の言葉、これにはそれぞれの生き様が色濃く顕れるでな、辞世の句には皆にも注目してほしいところではある。のじゃが、此度は辞世の句以外の戦国武将が残した「歌」について紹介いたそう。ちなみに儂(わし)は武士の辞世の句についても記しておるで、読んでおくがよかろう!