時代の栄枯盛衰を眺めてきた老舗『リスボン』

盛り沢山のランチバスケットは、閉店時間まで提供。サラダ・サンドイッチと日替わりで変化する。
盛り沢山のランチバスケットは、閉店時間まで提供。サラダ・サンドイッチと日替わりで変化する。

三鷹といえばはずせないこの店、純喫茶『リスボン』だ。昭和33年創業とその歴史は長く、親子2代にわたり営む。見逃せない「あなたのわがままに応える」というサービス、なんとトッピングの追加、サイズの大小など、できる限りのことを店主が叶えてくれるというのだからこれはうれしい。

サイフォンで丁寧に入れた王道の喫茶店の味ブレンドコーヒー、おともに注文したいモーニングやランチバスケットは創業当時のまま、据え置き価格。いつまでも純喫茶を愛して欲しいと願う心優しい店主の懐の深さが滲み出ている。

ビルの地下1階にある、昔ながらの小さな飲食店街で営業。
ビルの地下1階にある、昔ながらの小さな飲食店街で営業。
住所:東京都三鷹市下連雀3-27-9 B1F/営業時間:7:30〜19:30LO/定休日:日/アクセス:JR中央本線三鷹駅から徒歩3分

太宰ファンがはずせない古本カフェの先駆店『古本カフェ フォスフォレッセンス』

素朴な表情がなんとも魅力的な太宰ラテ。店主が一つひとつ描いている。
素朴な表情がなんとも魅力的な太宰ラテ。店主が一つひとつ描いている。

三鷹といえば太宰治のゆかりの地として名高い。そんな歴史のある街で、大の”太宰好き”という店主が一念発起して開業したのが、古本カフェ『フォスフォレッセンス』だ。

当時はまだあまりなかった「コーヒーを飲みながらゆっくりと本を読む」という豊かな経験が味わえる店ゆえ、全国から多くのファンが訪れる。必ず注文したいのは、太宰のイラストが愛らしい太宰ラテ。ぎっしり古書が山積みの店内には通称「太宰棚」と呼ばれる貴重な初版本が並ぶコーナーも。古書ビギナーから玄人まで太宰ワールドを濃厚に堪能できる。

貴重な初版本が並ぶ通称「太宰棚」。
貴重な初版本が並ぶ通称「太宰棚」。
住所:東京都三鷹市上連雀8-4-1/営業時間:13:00~LO18:30/定休日:火・水/アクセス:JR三鷹駅から徒歩28分、小田急バス利用で約10分

厳選コーヒーに合わせて試行錯誤した、オリジナルケーキは至高『カフェシュヌルバルツ』

酸味が控えめでほのかな甘みが感じられる味わいのコーヒー。
酸味が控えめでほのかな甘みが感じられる味わいのコーヒー。

1階に店を構えるカフェが多いなか、あえてビルの2階に店をオープンするのは『カフェシュヌルバルツ』。人目につきにくい場所に広がる空間は、雑踏や喧騒から離れ、心地がよい。読書を楽しむ人、書き物をする人、時間を楽しむひとり客が多く訪れる。

店のおすすめはコーヒーメニュー。店主夫婦が日本の各地を旅して「これ」と厳選した複数のコーヒーを丁寧にドリップして淹れる。コーヒーに合うようにと、何度も試行錯誤して作り上げた自家製ケーキとの相性は抜群で、訪れる客の心地よさと長居を促している。

コーヒーに合わせて味わいを研究し尽くしたケーキは、相性抜群。
コーヒーに合わせて味わいを研究し尽くしたケーキは、相性抜群。
住所:東京都武蔵野市西久保 2-3-16  MNビル 2F/営業時間:11:30〜18:30LO/定休日:月・火/アクセス:JR中央線三鷹駅から徒歩9分

からだに優しい素材をたっぷり使ったメニューでホッと一息『yomo-羊毛-』

体に優しい素材を使ったジンジャーチャイと発酵バターと生クリームのマフィン。
体に優しい素材を使ったジンジャーチャイと発酵バターと生クリームのマフィン。
ノンホルモン牛乳を使用したチーズケーキは、お腹にたまりすぎず軽やかな味わい。
ノンホルモン牛乳を使用したチーズケーキは、お腹にたまりすぎず軽やかな味わい。

多くのカフェがあっても、女性が気軽にふらっと訪れるお店が少ない。暮らす街・三鷹にそんな思いを抱いていた店主が、自身の理想を描いて開店したのがここ『yomo-羊毛-』だ。ホッと一息つく夜カフェ時間も味わって欲しいと、昼の営業をメインに週に一度だけ夜の時間にも営業する。「なるべくからだによいものを」とこだわったオーガニックな素材で作るメニューは、ハッとするほどクセのない忘れられない味わいだ。

 

住所:東京都武蔵野市中町3-4-4 武蔵野ビューハイツF号室/営業時間:12:00~17:30LO(水は13:00~20:30LO)
/定休日:日・祝/アクセス:JR三鷹駅から徒歩13分

憩いを求める女性の隠れ家『ちいさいパンカフェ よつば舎』

とかち野酵母を使用したベーグルは、しっとりモチモチ。
とかち野酵母を使用したベーグルは、しっとりモチモチ。

カフェはコーヒーが主役の店だけではない。ベーカリーカフェも外せないスポットだ。三鷹駅南口の裏路地にある『ちいさなパンカフェよつば舎』は、隠れ家ともいえる小さなお店。

一人で切り盛りする10席ほどの店内には、アルミフリーのベーキングパウダーや北海道産国産小麦、有機豆乳、ビーガン食材など、体に優しく自然な味わいのパンや焼菓子がぎっしりと並ぶ。鮮やかなパステルブルーが印象的な店舗は、つい足を伸ばして長居したくなる居心地の良いあたたかみのある雰囲気。数々の作家さんの雑貨もあちらこちらに点在し、手にとって眺める時間も楽しい。

米粉を使用したシフォンケーキは優しい味わい。
米粉を使用したシフォンケーキは優しい味わい。
住所:東京都三鷹市下連雀3-22-3/営業時間:13:00~18:30LO/定休日:月・火・水/アクセス:JR中央線三鷹駅から徒歩3分

ハンモックに寝そべれば、あっという間にリゾート気分『Cafe hammock』

吊り下げタイプ、ベッドタイプと様々なハンモックが並ぶ。
吊り下げタイプ、ベッドタイプと様々なハンモックが並ぶ。

日常を忘れたくなった人にぜひ足を伸ばして欲しい『Cafe hammock』。「大好きなアウトドアを取り入れた自由に遊べる変幻自在の空間を作りたい」と、店主がセルフビルドで作り上げたカフェは、入店すると無数のハンモックに迎えられる。

自家製のカレーやお粥といったフードメニューをはじめとして、産地を厳選して調達したコーヒーや抹茶、ほうじ茶などのドリンク、30種類以上揃うアルコールが魅力的。フードやドリンクを片手にハンモックに揺られる時間、仕事に読書にと、過ごす時間、訪れる人それぞれに自由な時間を堪能することができる。

たっぷりのスパイスと共に煮込んだカレーが自慢。
たっぷりのスパイスと共に煮込んだカレーが自慢。
住所:東京都三鷹市下連雀3-22-15 山野ビル2F/営業時間:12:00〜21:30LO/定休日:不定/アクセス:JR中央本線三鷹駅から徒歩3分

取材・文・撮影=永見薫