東京都の記事一覧

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錦糸町『山田家』で本所七不思議の人形焼に出合う【街の愛され和菓子店】
卵を使う甘いお菓子には人を元気づける力があるようだ。風邪をひいたときにカステラやプリンに癒やされ、元気を取り戻したことがあるのは私だけではないだろう。形も愛らしい東京名物、人形焼も卵をたっぷり使うお菓子の1つだ。今回訪ねた人形焼店は、人形焼が名物の浅草でもなく人形町でもなく、錦糸町にある。鶏卵問屋からスタートした人形焼店、『山田家』。上質な卵をふんだんに使う風味豊かな人形焼を、“本所七不思議”のスパイス付きで味わおう。
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一瞬で天国と地獄を両方味わった“合コンのハシゴ”というすごい事態
合同コンパ、いわゆる合コンに誘ってもらうことがたまにある。呼ばれたらうれしいので用事がない限り参加するが、誘いは半年に1回あるかないかだ。しかし1度だけ、一晩で2件の合コンをハシゴした忘れられない夜がある。バイトで知り合った友人が呼んでくれた合コン。彼は若手の芸人で、他の参加者も自分以外はみな芸人だった。初対面の芸人のノリに置いてけぼりにされないか不安だったが、恐れていたギャグを披露しあうような空気にもならず、穏やかに楽しく合コンは進行した。開始から2〜3時間が経ち、女子たちとも打ち解け切ったように感じられた頃。「そろそろ二次会でも行きましょう!」との誘いに対する彼女たちの反応は、予想外に芳しくなかった。全員明日が早く、終電までに帰らなければならないため二次会には行けないと言う。一見真っ当な理由だが、次の日は休日だ。経験上、口実に過ぎないと分かった。私たちの楽しませ方が二次会に行きたいと思えるボーダーに達していなかったのだ。思い返してみれば彼女たちは同じタイミングでスマホをチェックしていたし、二次会に行くか聞いた時、女子内での相談もなく意見が一致していた。卓の下で、「二次会どうする?」「いや、こいつらないっしょ」「だよねー」と連絡を取り合っていたのではないか、という幾分ネガティブ過ぎる憶測は、実際かなり信憑性が高そうに思えた。女子たちが帰った後も飲み屋に居座り、うなだれ反省会をする男たち。敗者同士の絆を感じ始めた頃、私のもとに奇跡的な連絡が届く。「遅くにすいません! 今から飲みたいっていう女の子たちいるんで、僕の家でコンパしませんか?」誘ってくれたのは、以前イベントの打ち上げで知り合ったある芸人さんだった。下衆な話の流れから「またコンパとかあったら呼んでください!」と軽い約束を交わしたが本当に誘ってもらえるとは。一日に2回も合コンに参加するのは未経験の事態。両方とも滅多に飲むこともない芸人からの誘いということも不思議な縁を感じた。希望を失っていた私の前に、再び差し出されたチャンス。手を伸ばさない理由はなかった。初対面とはいえ一時は命運を共にした戦友たちを置いていくのは忍びなかったが、「次はがんばれよ!」と優しい声援に送られて私は一人タクシーに乗り、新宿から五反田のマンションへと向かったのだった。
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飯田橋の“町パン”の老舗『ファリーヌ キムラヤ』。ボリューミーな総菜パンには116年の歴史が詰まっていた
かつて、たいていの町には地元民に愛されるベーカリー、“町パン”があった。スーパーやコンビニの台頭もあり、その数はじょじょに減りつつあるが、独特な個性や戦略で今もしっかり繁盛しているお店は多い。アンパン、カレーパン、コッペパン、定番だけど、よその店とはちょっと違う。個性あふれる素晴らしき町パンのお店を紹介しよう。
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直火式焙煎にこだわったコーヒーとともに喫煙もできる喫茶店『神田伯剌西爾』
古書店が並ぶ大通りの脇にある人気の老舗喫茶店『神田伯剌西爾(かんだぶらじる)』。1972年の創業以来、この場所で50年近く喫煙可能な喫茶店として営業を続けている。焙煎から手掛けるこだわりのコーヒーとともに一服できる、貴重な“オアシス”なのだ。
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渋沢栄一ゆかりの地めぐり! 偉人の足跡を訪ねて歩く深谷&王子ひとりさんぽコース
2021年、大河ドラマや新一万円札で話題の渋沢栄一。激動の幕末期を走り抜けた故郷 ・ 深谷と、 晩年を過ごした王子2つの街で、近代日本の発展に多大なる功績を残した巨人の軌跡とその面影を巡ろう。
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としまえん、しぶちか、赤坂BLITZ。あまりにも惜しい、姿を消した風景たち【東京さよならアルバム】
日々、街の表情が大きく変化する東京。2006年、私はふと思い立って、消えていく風景を写真に納めることにしました。「消えたものはもう戻らない。みんながこれを見て懐かしく感じてくれたらうれしいな」とそれぐらいの気持ちで始めた趣味でした。そんな、東京から消えていった風景を集めた短期連載「東京さよならアルバム」。今回は第13弾として、2020年8~9月に消えていった風景を紹介します。 写真・文=齋藤 薫(1955年生まれの元テレビマン)
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『ノルウェイの森』に描かれた新宿・御茶ノ水さんぽ−side緑−【村上春樹の東京を歩く】
ドイツ語の授業が終わると我々は新宿の街に出て、紀伊國屋の裏手の地下にあるDUGに入ってウォッカ・トニックを二杯ずつ飲んだ。「ときどきここに来るのよ、昼間にお酒飲んでもやましい感じしないから」と彼女は言った。(『ノルウェイの森』第7章より)彼女というのはもちろん、『ノルウェイの森』の二人目のヒロインである小林緑のことだ。『ノルウェイの森』は三十年以上も前に書かれた作品だが、村上春樹好きの友人と話すといまだに、主人公ワタナベが想いを寄せるヒロインの直子派か、ワタナベと近しい関係になる大学の友達の緑派か、という議論を交えることになる。直子については以前の記事で詳しく述べているので、こちらも合わせて読んでいただきたい。
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松尾芭蕉の足跡を訪ねる、『おくのほそ道』さんぽコース! 千住から草加松原まで、旧日光街道を歩く
旅を愛した漂泊の詩人、俳聖松尾芭蕉。その最後の俳諧紀行となった 『おくのほそ道』 の旅立ちの地・千住から草加松原まで、旧日光街道に芭蕉の足跡を訪ねてみた。
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1933年創業“日本のモンブラン”発祥のお店『モンブラン』~黒猫スイーツ散歩 自由が丘編②~
カフェ・スイーツ・パンケーキのお店を年間約1000店ぶーらぶらしているミスター黒猫です。特にパンケーキは日本一実食していると自負している黒猫が、気になる街や好きな街を散歩しておすすめのお店を紹介していきます。今回は、そんな“黒猫スイーツ散歩”自由が丘編の第二弾です。
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ブロック塀の古文書~サビた金属看板を解読する~
近頃のレトロブームに伴い、昭和中期に多く作られた金属看板が評価されている。大村崑のオロナミンCや、松山容子のボンカレーの広告看板はその代表格で、状態の良いものはオークションサイトなどで高値で取引されている。また郊外を車で走っている際などに目撃する、木造住宅の壁にビッシリと貼られた貸金業者の金属看板が好きだという人も多い。このように注目を集める金属看板がある一方で、長らく設置されていながら街に同化して全く顧みられない金属看板も、実は都内に多数残されている。こうした金属看板は大抵、古いブロック塀にビス止めされたものだ。外すのが面倒であるとか、跡が残るといった理由で、広告主が廃業するなど広告としての意味が失われてしまった後も、看板のみが残り続けることが多い。そしてブロック塀の表面で次第に風化し、古文書と化していくのである。金属看板の性質上、風雨に曝される時間が長ければ長いほどサビが生じ、次第に文字の判読が困難になっていく。サビて全く文字の判読ができない看板については、当サイトの美術評論家・楠見清氏による連載「無言板」に詳しいが、今回は「かろうじて文字が判読できる看板」を取り上げ、そこにどのような情報が遺されているのかを読み解いていきたい。
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下北沢の本屋・ブックカフェ5選!書店めぐりにぴったり、オリジナリティが光るスポットたち
新刊、古書店に限らず、本屋さんは集まれば集まるほどよい。置いてあるものは、みな同じ本ではあるが、その並べ方や、古書店なら価格のつけ方によって、店ごとに必ず個性が出てくるからだ。結果、お客としては書店めぐりをする楽しみが増す。違った種類の好奇心が刺激され、行く先々で本を買い、疲れたら本のあるカフェで一息つく。……というような本にまみれた幸福な一日を、 ぜひ下北沢で。
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熱くて華麗なる高円寺ロック50年史 ~ここは半世紀前から音楽の街だった~
高円寺では楽器を持った人をよく見る。若者だけでなくオジさんも多い。そしてなんだかみんな楽しそう。ロックの街として有名だけど、それはどうして? ここでは意外と知られていない高円寺ロック史を一気に振り返る。
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是政『cafe bond』でランチも焼き菓子も楽しむうちに、いつの間にか長居をしていた
是政駅近くにある『cafe bond』は、看護師である中津さんが地域のコミュニティの拠点になるような場所を作りたいと2019年にオープン。子育て中の女性スタッフも無理なく働けるよう、チームで工夫しながら店を切り回す。ランチメニューの季節のプレートや日替わりスイーツが人気で、居心地の良さから長居する客が多いという。
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御岳山から岩石園へ。滝や渓谷を巡るロングコース ~東京都 青梅市・檜原村~【東京発日帰り旅】
『散歩の達人 首都圏日帰りさんぽ』より、旅先で気軽に楽しめる散歩コースを紹介。歩行時間や歩行距離も明記しておりますので、週末のお出かけにご活用ください。御岳山(みたけさん)から大岳山の途中に岩石園(がんせきえん) がある。昭和10年(1935)に整備された渓谷の道である。滝をいくつか巡り、その苔むす渓谷の中を歩いて、馬頭刈尾根から檜原村へと下りるコース。
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木漏れ日のお寺カフェ、椎名町『赤門テラス なゆた』は地域のコミュニティ・ステーション
椎名町の駅からすぐのお寺・金剛院にある『赤門テラス なゆた』。大きな窓からは日差しが降り注ぎ、四季折々の庭園風景が楽しめる。マクロビを基礎としたメニューは、体にいいだけでなく、おいしくてボリューム満点と評判だ。地域コミュニティの活性化にも一役買っているというカフェを訪ねてみよう。
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ランチは日替わりで1種類。浜松町『洋食や シェ・ノブ』の店内で、日本生まれの洋食を
JR浜松町駅の南口から歩いて数分、ビルの2階にある洋食店。ランチメニューは日替わりで1種類のみ、しかも限定40食。シェフが学んだ「お箸で食べられる日本の洋食」はひと味違う。この一品目当てに行列ができる人気店だ。
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府中『珈琲屋マロコ』で、昆布入り厚焼き玉子が絶品の新名物“たまごサンド”をいただく
府中駅北口から徒歩3分、レトロな雰囲気の『珈琲屋マロコ』は、2018年に復活した府中の人気カフェ。オーナーが各地から集めた骨董品や建具が店の雰囲気を懐かしく温かいものにしている。再オープン後の名物たまごサンドは、昆布入りの厚焼き玉子と海苔をパンで挟んだ他にはない一品だ。
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米屋こうじ写真展「夜汽車の刻」2021年4月15~25日開催。24日には古今亭駒治師匠との鉄道スペシャルトークも。
ふげん社2階のPapyrusギャラリーでは、2021年4月15日から“夜汽車”をテーマにした鉄道写真展『夜汽車の刻』を開催。演歌や歌謡曲も数多く登場した“夜汽車”。かつて、人の出会いと別れの象徴であった夜行列車も現在では遠い存在になった。夜闇のなかを走る“夜汽車”が持つ独特の存在感、旅のセンチメンタルな記憶、そして少しの恐れを切り取った鉄道写真作家・米屋こうじ氏の手になるゼラチン・シルバー・プリント作品約15点が展示される。
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空の色に似ている〈空色看板〉の路上展覧会へようこそ
晴れわたった青空の下、散歩がとても気持ちのいい季節になりました。こんな日に「ご近所さんぽ」をしているとやけに目に付くのがブルーの無言板です。看板といえば白ばかりかと思いきや意外にも多いのがこの〈空色看板〉。今回は街中に点在する空の絵をご案内しましょう。
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中野の老舗青果店の直営店。ワッフルとハーブティーがおいしい『クロシェット・カフェ』
中野ブロードウェイ地下にある青果店『丸金商店』の店主・鈴木延明さんが始めたカフェ『クロシェット・カフェ』。中野のサンクオーレタワーの1階にあり、注文ごとに焼き上げるワッフルは、研究を重ねたオリジナルのレシピで作る一品だ。熱々のワッフルと冷たいアイスクリーム、新鮮なフルーツのハーモニーは抜群。フレッシュハーブで淹れるハーブブティーも人気。
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