散歩の記事一覧

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最先端の村と古い村が共存する不思議な場所【ニッポン面影散歩/子安の里】
三浦半島の中央部に不思議な場所がある。ゴルフ場を造成しようとして頓挫。代わってそこに“国際村”という名の最先端の村ができた。先端村の下方には昔から変わらぬ里山の風景が残っている。そこは子安の里と呼ばれていた。
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爪切男、東中野の夜をゆく。何もないが、すべてがある道へ
駅西口のターミナル整備や駅ビルの建設と共に進められてきた、近年の東中野の再開発。今もなお開発は続いているが、ムーンロードはその流れに抗うかのように、ささやかに、しかし力強く夜を照らしている。
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駅構内、それは鉄道愛にあふれた電車絵の美術館である
ひとは誰もが、自分の好きな分野の仕事に就いている訳ではない。しかし、鉄道会社に勤めている人は、みんな電車好きなのではないかというイメージがある。そんな思いで駅構内を見渡してみれば、たまに掲示板やホワイトボードに、電車のイラストが描かれていることがある。恐らく駅員さんの手によって描かれたであろうその電車イラストを見ていると、「あぁ、この人はきっと電車が大好きなんだろうなあ」と思わざるを得ない。今回はこうした電車絵をじっくり鑑賞してみたい。
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アルプス化粧室ってなによ?~狩人『あずさ2号』、猫『地下鉄にのって』、神聖かまってちゃん『新宿駅』の情景【街の歌が聴こえる/新宿編】
電車の中には大勢の人がいるのに、誰も会話をしていない。外国人観光客の間ではこの静かな車内が、渋谷スクランブル交差点の人流とならぶ東京観光の目玉になっているとか。「車内での会話はお控えください」と繰り返しアナウンスされるコロナ過の昨今は、さらにそれが顕著になっている。しかし、昔からそうだったのか?
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【2022年12月】編集部おすすめ祭り&イベントinformation!
師走の足音が聞こえてきて、なんだかソワソワする12月。本場さながらのクリスマスマーケットやお正月準備に欠かせない歳の市などが行われ、街が一番活気づく季節でもある。しっかりと防寒対策をして、にぎやかな街へ繰り出そう。
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漫画●ゆるりのお散歩びより● 第1話「おでかけの時、持っていると便利なもの」
散歩に行くとき何を持っていく? 持っていくと便利なものってなんだろう?招き猫見習い「ゆるり」流、散歩の楽しみ方を伝授! 漫画=ヤゼ
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標識の曲がりっぷりを味わおう。高下龍司さんに伺う「標しくぃ」の楽しみ方
街角の標識やカーブミラーで、支柱が曲がった状態のものを見かけたことはないだろうか。大型車との接触を避けるために支柱がくぃっと曲がった標識を「標しくぃ」と命名し、観察を続ける高下龍司さんに、標しくぃの見どころを伺った。
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60年前に“美しい村”と書かれた村の現在【ニッポン面影散歩/朝日根の集落】
東秩父村に大霧山という山がある。その南東にある同じような高さの堂平山という山から大霧山を眺めると、山の中腹に集落がみえる。ここを60年前に「絵のような山村」と書いた紀行作家がいた。その文章に導かれてその山村へ向かってみた。
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義父と家族になって10年。葬儀へ向かう途中に感じた、人生の答え合わせ
義父が亡くなった。85歳だった。大腸を患って入院してから3週間後、手術をしてからは2週間後のことだ。それほど長患いをしたわけでも、突然だったわけでもない。ここ2年ほど、義父には認知症の症状がみられた。最後に会ったのは今年のお正月だが、そのとき義父は、私が誰かわからなかった。誰かわからないなりに、私が話しかけると「どうもどうも!」「元気でなにより!」と元気に応えてくれた。認知症になる前から天然で、やや会話が噛み合わないところのある人だった。このときの義父は、一日中『青い山脈』や『銀座カンカン娘』などの昭和歌謡をごきげんで歌っていた。そんな義父を見て、義母・夫・義弟は「お父さん、よく歌うねぇ」と笑った。認知症の老人が一日中大きな声で歌っていれば、家庭によっては嫌な顔をする人もいるだろうが、夫の家族はみんなニコニコしていた。しかし、彼らがもともと仲のいい家族かといえばそうでもない。夫は高校卒業と同時に実家を出てからはあまり帰省していなかったし、親との連絡も頻繁ではなかった。けっして仲が悪いわけではないが、精神的にも物理的にも距離のある家族だったと思う。そんな夫も、私と結婚してからは年に1度は実家に顔を出すようになった。そしてこの1年4ヶ月は、実家で父親の介護に専念した。私は正直、淡白な夫が父親に対してここまで親身になることが意外だった。最期の時間を息子と過ごせて、義父は幸せだったろうか。義父はもともと何を考えているかわかりにくい上に認知症だったので、晩年をどんな気持ちで過ごしていたのか、誰にもわからない。ただ、少なくとも私には、晩年の義父は幸せそうに見えた。
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展望のよい墓地をめぐる、虎丸山から能岳へ【東京発日帰り低山さんぽ】
『散歩の達人 日帰り低山さんぽ』より、旅先で気軽に楽しめる散歩コースを紹介。歩行時間や歩行距離も明記しておりますので、週末のお出かけにご活用ください。中央線の魅力といえばなんといっても駅からすぐ登れる山が多いこと。百蔵山(ももくらやま)や扇山、岩殿山や倉岳山などいくつもある。そして低山が多いので、わりと気軽に登れるのもいい。高い扇山でも1100mと少ししかない。<山梨県・上野原市>
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「ここは特定街区です!」新宿の高層ビル群を見てキミは何を思うのか!?
「も〜。冗談じゃん(笑)そういうとこ可愛いよね〜(笑)」前回のデートで「2億円くらい貯金あるでしょ?」と言われて静かに悶絶したオレだったが、オレの引きつった顔を見てエルボーはすかさずフォローしてくれた。あ〜!!「2億くらいだったら余裕であるよ。」って言ってやりてー!!!さ、気を取り直して今回は都庁周辺のデートだ。
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私はどうしても給食委員の仕事を忘れてしまうのだった
たぶん私は人よりも多めに怒られてきた方だと思う。しかし怒られても適当にごまかしてその場を取り繕おうとするので、間近で怒声を張り上げられるような、いわゆるブチ切れられた経験はあまり多くない。そんな数少ないブチ切れられた経験として真っ先に思い出すのは、中3のある初夏の日のこと。当時私は給食委員をしていた。風紀委員、体育委員、生活委員などクラスの全員が何かしら役職に就かなくてはならず、比較的楽そうだった給食委員に立候補したのだ。私と尾崎さんという女子が担当となった。給食委員の仕事は毎日給食の時間になると棚からウェットティッシュを取り出し教卓の上に置くだけ。そのウェットティッシュも使う者はほとんどおらず、実質あってもなくてもいいような仕事だった。ただ、どんなにくだらない仕事だとしても、与えられた役割を忠実にこなす大切さを学校側は学ばせようとしているのだろう。そう頭では納得していても意義を感じにくい仕事はつい疎かになってしまう。私はほぼ毎日ウェットティッシュを出し忘れていた。決してサボっていたわけではない。うっかり忘れてしまうのだ。私の代わりに尾崎さんが毎日ウェットティッシュを出してくれていた。さすがに申し訳なく、明日こそは忘れないようにしようといつも思った。午前の授業中にふと思い出し、よし今日こそウェットティッシュを出すぞと決意するのだが、給食の時間になると不思議なほど忘れてしまう。尾崎さんばかりが給食委員の仕事をしていることに気づいた担任教師が「おい、お前忘れるなよ」と軽く釘を刺してきた。口調は優しかったが、この担任は授業中に金八先生のビデオを頻繁に見せてくる熱血漢タイプで、前触れなくいきなりブチ切れる場面を今まで何度も目撃してきた。あと何度かウェットティッシュを出し忘れたら教師の逆鱗(げきりん)に触れる可能性も高いだろう。不安に襲われつつも、給食の時間になるとやっぱりまた忘れてしまう。「お前また忘れとるやないか」と言う担任のこめかみには血管が浮き始めていた。
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ゾウのすべり台、その造形の多様性を追う
全国の児童公園に必ずといっていいほど設置されている遊具、それがすべり台ではないだろうか。高いところからスピードを上げて滑り降りるそのスリルは、子どもの心をとらえて離さない。 
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吉祥寺ZINEカルチャー旋風に乗れ!ポスト・インターネット時代の創作基地
本誌『散歩の達人』2022年4月号で「吉祥寺がZINEの街になる!?」との企画をお送りしたがその後の展開はいかに? のぞいてみたら着実に広がっているではないか。新しい動きやZINE作りについて、主宰の中西功さんに案内していただいた。
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懐かしくて新しい、大田区の街なかで「レトロ」を探そう!
都内唯一の屋上観覧車「幸せの観覧車」がランドマークとしてそびえる蒲田に、明治から昭和期にかけて政界人・文化人が集い、今もその香りが残る大森。大田区の街にはどこかレトロな印象を抱く人が多いのではないだろうか。そんな大田区は、実は都内最多の商店街を擁(よう)するエリア。JR蒲田駅や大森駅、京急蒲田・糀谷・梅屋敷駅周辺の商店街をはじめ、140もの商店街数を誇る大田区は、今も昔も豊かさと活気に満ちあふれ、レトロなものが街なかに点在している。2022年11月から、フォトコンテストやスタンプラリーなど、この地域の商店街の魅力を「レトロ」をテーマに再発見するイベントが区内各所で開催予定だ。銭湯に喫茶店、横丁や文具店。昭和世代には懐かしく、若い世代にとってはどこか新鮮な街並みが生き生きと残る大田区を、スマホを片手にぜひ歩いてみてほしい。特集サイトはこちら
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【東京ひとりさんぽ】大泉学園~23区なのにグリーンツーリズム~
池袋から西武池袋線準急でたった13分。都心から意外と近いのに、駅からちょっと足を延ばせば、野菜、ブドウ、ブルーベリー、都内唯一の牧場まで、のどかな自然の宝庫。遠くまで旅に来たような開放感に浸れます。
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個性豊かな新宿5エリアの魅力を写そう!「しんじゅく観光フォトコンテスト2022」が12月26日まで開催中
新宿区全体の魅力を発掘する「しんじゅく観光フォトコンテスト2022」が2022年12月26日(月)まで開催中だ。
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洪水によって生まれ、洪水によって消滅した村【ニッポン面影散歩/幻の村と元荒川】
暴れ川の異名がある埼玉県の荒川は、江戸時代初期に流路を変えた。残った河川敷に集落ができ、江戸との舟運で栄えたが、昭和に入ってから村は無人の地になり、いまは田んぼと畑に。元の荒川には希少種の魚が生きていた。
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【2022年11月】編集部おすすめ祭り&イベントinformation!
11月は古本まつりにカレーフェスと、神田神保町がアツい! さらに、酉の市やいちょう祭りなど晩秋を感じさせるイベントも盛りだくさん。上着を羽織って、秋空の下でお祭りを楽しもう!
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盛り場の名前、屋号。昭和20年代から昭和40年代にかけての飲み屋街の地図から感じる、「秘めた熱」
慕情、夜の蝶、キャバレーゴールデンダイス、バー夜行列車、カフェー野ばら。……こういった系統の屋号、お嫌いでしょうか? これらはすべて、実在した店の名前です。
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