素敵な投稿をしてくださった方に「いいぜ賞」と題して毎月3名様にプレゼント(Amazonギフト券5000円分)を贈呈するという企画「今月のいいぜ賞」。本日は、「2024年4月のいいぜ賞」を発表いたします。
たくさんご投稿いただき、ありがとうございました。そして、受賞したみなさま、おめでとうございます! 受賞者のみなさまには、編集部からメールでご連絡いたします。
へいあらんさん/下井草・井荻に暗渠を見にいった
予想していなかったものとの出合い
はじまりは昨年11月に、散歩の達人さん主催の「西武新宿線街歩き」に参加したことだった。
下井草駅に集合してはじまりを待つ。
イベントがはじまる前はいつもちょっと緊張する。
待ち時間に駅の外に出てみた。
踏切のところで写真を1枚。
狭い道を赤い関東バスが走っているのも懐かしい感じ。
昔からの友達がこの駅を使っていたことを思い出して、メールで写真を送りつけた。
「なぜ下井草。なんにもないでしょう?」と返事が来た。
いやいや、歩いてみると、下井草から隣駅の井荻までの散歩には、好きなものがたくさんあった。
昔からの八百屋さんとか、閉店した極狭小の飲み屋さんとか。
不思議なものを見つけて立ち止まると、他にも立ち止まる人がいて。
散歩好きの人たちと歩くのは、すごく楽しかった。
久しぶりにメールを往復した友達とは、その後再会し、私は図々しいお願いをした。
「遊びに行っていいかな?おうちの近くの暗渠を歩きたいの」
私は『東京暗渠散歩』(本田創編著)という本を愛読している。畳一畳の半分くらいの暗渠地図がついている本だ。
たくらんでいるのは井草川暗渠の探検なのだった。
「おいでよ」という優しい答えにほいほい乗って、友人夫妻とカフェで待ち合わせ。
待ち合わせ前に、下井草から井荻まで遠回りをして歩いてみる。
この間のイベントで気になった駅前の「造花・コピー・タバコ」の店をもう一度じっくり。
今は、ジュース・タバコ・証明写真の自販機があって、今も昔もマルチタスク。
駅前で売っていた造花って、どんなだったんだろう?
西武新宿線から一本入れば、さすが杉並区。緑が多い住宅や、梅林なんかもあって落ち着いた風情。
井荻、下井草の周りは、内田秀五郎という優秀な村長さんが、昭和のはじめに区画整理事業をしたことで知られている。
住宅街だけれど、道幅も広い。
2023年末のさんたつサポーターイベントに参加されたことをきっかけに、下井草・井荻へ暗渠を探しに出かけたへいあらんさん。遊歩道になっている井草川の暗渠を実際に歩き、その道の特徴を伝えてくれています。遊歩道以外にもあちこち練り歩いた末に、最も印象的だったものとは……? 散歩の楽しさを再確認させてくれる投稿でした!
SORAさん/湘南モノレールに乗って西鎌倉から鎌倉山へゆる~り花見散歩
花見をしながら自由気ままに歩く
いつも散歩コースを決めるときには、その時期の季節を感じる場所であること。
できればその町の美味しいカフェで寛げることを目当てに歩いています。
そして今の時期であれば桜の花見をしながら自由気ままに歩きたい。
今回は湘南モノレールの西鎌倉駅から鎌倉山へお花見散歩をおすすめします。
散歩コースを決めるとき、「その時期の季節を感じる場所」であることとしているというSORAさん。西鎌倉駅から鎌倉山への桜のお花見散歩を紹介してくれました。バスに乗車せず、あえて歩くことで小さな発見があったり、「青い空に白く可憐な花が浮かび上がる景色」と出合えたり、その時期ならではの散歩でした。まためぐってくる春、散歩コースの参考にします!
佐久屋さん/撮り鉄の聖地の前にある聖地。
以前から行きたかった秩父の喫茶店へ
秩父の桜の名所、清雲寺の枝垂れ桜を見に行ったときに、昼ご飯どうしようか考えてました。
駅の前にあるお蕎麦屋さんはいっぱいだろうなあ。
案の定、駐車場の車の台数を確認して、さらに歩き決定。
目的地の途中にある、以前から行きたかった喫茶店が食事があると聞いてました。
このあとに見に行きたかった武州日野駅の桜並木も、お店がちょうど中間地点なので便利です。
秩父で枝垂れ桜を眺めた後、以前から行きたいと思っていた喫茶店へ足を運んだ佐久屋さん。撮り鉄の聖地の手前にあるその喫茶店の名前は『アルフィー』。THE ALFEEにゆかりのある、こちらもまた聖地でした。ファンの熱さも感じる、濃ゆい空間の雰囲気を伝えてくれたこちらの投稿、とってもいいぜ!
新社会人や新入生の姿を見かけ、気持ちを新たにさせた4月、さまざまな切り口の投稿があり、うれしい限りです!
5月はどんな「いいぜ」な投稿と出合えるのか、楽しみにしています!