SUGAR Sake&Coffee

夏こそ胃の腑からほっこり温まる

ラムメンチカツ 660円、ハモ出汁で冷たい茶碗蒸し550円、岩手「酉与右衛門」1合803円。

引き戸を開ければ青が印象的な食堂風情だが、この店ではぜひ、地酒を味わいたい。冷酒、熟成酒などが揃うものの、佐藤夫妻がこよなく愛するのは燗酒。「温度によって味が変化するし、食事との合わせも楽しいんです。翌日の体にも残りにくい!」。ハモの炙りや鰾(うきぶくろ)など余すことなく味わう茶碗蒸しや、ラム料理などを、ゆるゆるやりたい。津軽風に麩をのせた中華そばは締めにうれしい一杯。

煮干し出汁、自家製麺の津軽風の中華そば935円など、中華好きが高じた料理もあり。
ちろりをひっかけて燗に。通年用意。

『SUGAR Sake&Coffee』店舗詳細

住所:東京都杉並区阿佐谷南3-34-9 フォレストワン2F/営業時間:18:00~24:00(日・祝は14:00~22:00、土は16:00~24:00)/定休日:水/アクセス:JR中央線阿佐ケ谷駅から徒歩3分

Capio

太陽と海が香りたつシチリア食堂

シチリア仕込みのお魚のクスクス2680円(税抜、魚種により変動あり)、揚げナスが鎮座するアッギアスパゲッティ1600円(税抜)。ボトルワイン3600円~(税抜)。

三重県鳥羽市答志島の漁師から仕入れる魚介を見て、シチリア島で腕を磨いた齊藤純さんは現地の味を再現。なかでも、セモリナ粉をポロポロに練り、蒸し、野菜満載スープを吸わせるクスクスは旬魚が満載だ。エビと魚介の出汁をジャブジャブかけて口に運べば、磯の香りがふくらむばかり。また、一般にトラパネーゼと呼ぶアッギアは、ニンニクにアーモンド&チーズ、トマト、バジルが絡まるパスタ。忍ばせたミントが爽やかな風のようだ。ワインとともに地中海を感じよう。

明るい笑顔に出迎えられる。

『Capio』店舗詳細

住所:東京都杉並区阿佐谷北2-36-1 第2横川ハイツ105/営業時間:11:30~14:00LO・18:00~23:00LO/定休日:木昼/アクセス:JR中央線阿佐ケ谷駅から徒歩4分

百瀬食堂

料理、スイーツ、酒。信州の実りが凝縮

おすすめ品1180円(税別)。この日は豚の柚子胡椒焼き。ごはんSet 500円は食後ドリンク付き。兄たちが作る酒米で仕込んだ酒「第六」100㎖ 800円と。

不動の人気は、店主の百瀬壽郎さんが郷里・松本の農産物を取り入れた定食だ。豊洲市場仕入れの魚もいいが、上州もち豚を使う主菜は、脂身の甘みが、鉄板でひとつひとつ焼き上げた野菜の香味、まろやかなゴマ&ゆずこしょうソースと重なりあう。兄が丹精込めたはぜ掛け天日干しのコシヒカリのご飯、姉お手製の根っこ入りシャキシャキ野沢菜にも頬が緩む。実家の隣家が作るふじがとろ~りバニラアイスととろけるタルトタタンにたどり着けたら、口福。定食のみならず、実兄とその仲間が作る地酒「第六」は、造り手とこの店のみが味わえる希少酒。華やいだ香りが料理にドンピシャなのでこちらも忘れずに!

タタン(ワンサイズ)600円。

『百瀬食堂』店舗詳細

住所:東京都杉並区阿佐谷北1-13-9-2F/営業時間:11:00~14:30LO・18:00~ 21:30LO/定休日:火/アクセス:JR中央線阿佐ケ谷駅から徒歩5分

Bistro Sentiment

自然派ワインが進む独創的な皿

2016年より営む根本 さんとワイン担当のマミー夫妻。

贅沢なポテトサラダにまず刮目(かつもく)! 皿に浮かぶ白い三日月が、ウニ、イクラ、トリュフ、カラスミ、キャビアを艶やかにまとう。「高級食材も手軽に味わってほしくて」と、はにかむのは店主の根本剛美(まさみ)さんだ。また、じっくり焼いたエゾシカのランプはカシスを加えた赤いワインソースと岩塩で。噛めば柔らかな弾力で、肉汁が口中にあふれだす。料理はどれもボリューミーでシェアが基本。フランス産を中心に100種揃う自然派ワインと、のんびり堪能したい。

北海道産蝦夷鹿ランプ200g赤ワインソース2500円は岩塩で旨味がぐっと深まる。ワインはグラス650円~。
贅沢なポテトサラダ1500円。

『Bistro Sentiment』店舗詳細

住所:東京都杉並区本天沼1-3-4 シリカヒルズ阿佐ヶ谷102/営業時間:11:30~14:00LO・17:00~21:30
LO/定休日:水・月2日不定休/アクセス:JR中央線阿佐ケ谷駅から徒歩13分

構成=フラップネクスト 取材・文=佐藤さゆり・高橋健太・松井一恵(teamまめ) 撮影=高野尚人、門馬央典