写真の記事一覧

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【後編】日本初の溶接鉄道橋が残存する横浜港米軍専用線跡
前編に続き、横浜港米軍専用線跡を見ていきます。今回は瑞穂橋をメインにレポいたします。低木の茂る線路を横に見つつ、瑞穂橋はすぐ現れました。
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【山手線駅前タイムスリップ】1984年と現在、街の風景を見比べてみた /文・写真=善本喜一郎
大きく変わった駅、面影が残るガード下。鉄道が行き交う東京の街を定点観測してみたら……。写真家・善本さんが切り取った1984年の山手線各駅。現在の写真と比較し隅々までご覧ください。
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【前編】日本初の溶接鉄道橋が残存する横浜港米軍専用線跡
人々がにぎわう横浜みなとみらい地区。そこから横浜港を挟んだ瑞穂埠頭には在日米軍基地があり、基地へは在日米軍専用線の線路が残っています。2回に分けてこの在日米軍専用線を追います。瑞穂埠頭の大部分は在日米軍基地「横浜ノース・ドック」となっており、東海道本線支線の高島貨物線から分岐し、基地へと伸びる在日米軍専用線があります。在日米軍専用線は国鉄が編纂した専用線一覧表によると、東高島貨物駅が接続駅、距離は5.0kmとなっています。もともとは米軍専用線ではなく、戦前の瑞穂埠頭は貿易港で、線路は輸出入品を輸送する貨物線でした。戦後に米軍が接収し、長らく基地間輸送に使用していたのです。
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高さ31mの4連レンガアーチ「めがね橋」を渡ると、トンネルと橋梁が連続する~碓氷峠その3
前回は旧国道18号のクロスするところまでお伝えしました。第3回目は、いよいよ「アプトの道」が佳境となります。旧国道を潜ります。上り勾配は延々と続いていますね。アプト式終焉の日まで、ラックレールに歯車をしっかりと噛ませたED42形機関車が、客車や気動車を押し上げていた道です。目の前に短いトンネルが連続してあります。第3と第4トンネルです。ここは直線ですね。石積みのポータル(出入り口)に吸い込まれ、てくてくと歩いて行きます。 
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「アプトの道」は旧線跡へ。レンガのトンネルや橋梁が出迎える~碓氷峠その2
前回のその1では、丸山変電所の手前までやってきました。今回は変電所を観察しながら、アプトの道を登って行き、旧線跡の途中までお伝えします。
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廃止から約四半世紀、「アプトの道」というハイキングコースになった信越本線の難所~碓氷峠その1
碓氷峠。その名を耳にするとき、JR信越本線横川〜軽井沢間を登り下りするEF63形電気機関車と特急あさま号、おぎのやの駅弁「峠の釜めし」を思い出します。おそらく読者の皆さんのなかにも、碓氷峠のEF63を追いかけたという方がいらっしゃるでしょう。そこで“廃なるもの”碓氷峠編は、じっくりと紹介したく、3回に分けて語ります。来月までかかりますが、しばらくお付き合いください(笑)
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小林真佐子写真展『拝啓 辰野金吾様 東京駅 さらなる100年へ』5月19日から72Galleryで開催
5月19日からTOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHYの72Galleryで小林真佐子氏による東京駅にまつわる写真展を開催。アートディレクションは三村 漢氏。東京駅の今なお活用されている文化遺産としての側面にスポットライトを当て、東京の玄関口であり続ける東京駅に関わる様々な人々の想いを見出す写真展。展示は東京駅を設計した辰野金吾に宛てる手紙という形式をとり、およそ100年前に「スペインかぜ」の大流行で亡くなった辰野金吾の状況に現在のコロナ禍の状況を重ね合わせ、これを乗り越えて次の100年に東京駅と東京駅に関わった人々の優れた技術や想いを継承していこうというメッセージも込めているという。会場で販売される同展の写真集には、辰野金吾の曽孫であり自らも建築に携わる辰野智子氏、東京駅復原工事の現場を見続けてきた東京ステーションホテル総支配人の藤崎斉氏から寄せられた寄稿文を収録される。こちらも必見だ。
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美術館の裏手は砲台跡だった――。岬の丘陵には砲台がたくさん。観音崎砲台群<前編> ~廃なるものを求めて 第13回~
桜が満開となった麗(うら)らかな春の日。観たい展示があったので、横須賀美術館へ行きました。初めて行く美術館なので、周りには何があるだろうかと何気なく美術館周囲の地図を見ていると、「三軒家砲台跡」という単語を見つけてしまいました。なに?砲台跡?砲台跡。この単語に興味が惹かれ、美術館を拝観し終わったら散策してみよう。いや、そうするべきだと決めました。横須賀美術館は三浦半島の東側、神奈川県立観音崎公園内にあります。観音崎は東京湾の湾口部にあり、一般的には観音崎灯台や海原が望める丘陵地帯の公園が有名ですが、私にとっては明治期に配備された観音崎砲台群を連想させるものです。明治初期から1945年の終戦にかけ、東京湾要塞のひとつとして、三浦半島の沿岸部には砲台などの防衛施設が多数配備されました。とくに観音崎は日本初の西洋式砲台として旧陸軍が整備することとなり、第一砲台が明治17年(1884)に竣工し、続いて第二砲台、第三砲台と、丘陵地帯の沿岸部のあちこちに砲台が配備されました。「三軒家砲台跡」もその砲台群のひとつで、明治29年(1896)から昭和9年(1934)まで稼働しました。
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米屋こうじ写真展「夜汽車の刻」2021年4月15~25日開催。24日には古今亭駒治師匠との鉄道スペシャルトークも。
ふげん社2階のPapyrusギャラリーでは、2021年4月15日から“夜汽車”をテーマにした鉄道写真展『夜汽車の刻』を開催。演歌や歌謡曲も数多く登場した“夜汽車”。かつて、人の出会いと別れの象徴であった夜行列車も現在では遠い存在になった。夜闇のなかを走る“夜汽車”が持つ独特の存在感、旅のセンチメンタルな記憶、そして少しの恐れを切り取った鉄道写真作家・米屋こうじ氏の手になるゼラチン・シルバー・プリント作品約15点が展示される。
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オシャレな街を抜けるとぽかんと現れる都営住宅の跡・都営青山北町アパート~廃なるものを求めて 第12回~
表参道、青山。その名を聞くと、オシャレで優雅、流行の先端な場所というイメージを連想します。実際に地下鉄表参道駅を降りて地上に出ると、さっそく洗練されたショップが軒を連ねていますね。かつて表参道の並木にあった、戦前にできた同潤会アパートも表参道ヒルズとなって久しく、きらびやかな世界が広がっています。一歩脇道に入ると、人気店が軒を連ね、人々がゆっくりとお店を見ながら歩き、「映え」なシーンに嬉々とする姿をよく目にします。スイーツが美味しそうなカフェや某有名トンカツ店を横目に歩いていくと、閑静な住宅街になってきました。行列ができているカフェの角を曲がります。左右の住宅が迫る狭い生活道を進んでいくと、前方の道路の中心にポールが立っています。車は通れないけれど、人は歩けます。左手は小さな公園となっていて、ふとポールの先を見ると、サーモンピンク色の壁面をした団地群が、立ちはだかるように現れました。
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人は風景を「記号的」に見ている。そして、その見方は時代や産業に左右される……『電線絵画展 ─小林清親から山口晃まで』でわかること
みなさんは「電線」や「電柱」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。「古い商店街や住宅地でよく見るもの」、「何だか懐かしいもの」「景観を汚すもの」、「青空をバックに写真に撮ると意外とフォルムがカッコいい」、「街のインフラ」……。人によってそのイメージはさまざまだろう。そんな電線・電柱を考えるにあたって、非常に興味深い展覧会『電線絵画展 ─小林清親から山口晃まで』(以下、『電線絵画展』)が練馬区立美術館で4月18日(日)まで開催中だ。同展の作品を見ていくと、風景の見方が時代や産業の変化に左右されることや、私達が知らずしらずのうちに風景を「記号的」に見ていることもよく分かる。そして電線・電柱の「懐かしい」「汚らしい」「カッコいい・美しい」という多様なイメージの源泉の謎にも近づけるはずだ。本記事では、筆者が展覧会に実際に足を運びつつ、同展を企画した学芸員の加藤陽介さんにお話を伺ってきた。※記事トップ・サムネイル画像は、『電線絵画展』に展示されている小林清親《従箱根山中冨嶽眺望》(1880・明治13年)
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人里離れ、道路もない山深い秘境駅の周りは全てが朽ちていた。飯田線小和田駅~廃なるものを求めて 第11回~
今回は関東を離れて、ちょっと山深い駅へと足を延ばします。ちょっとと言っても、豊橋駅から飯田線に乗り換えて電車に揺られること約2時間なので、ちょっとどころではありません(笑)。ショートトリップです。(※緊急事態宣言が発令される前の出来事です)飯田線小和田(こわだ)駅は耳にしたことあるでしょうか。天皇陛下と皇后雅子様ご成婚の際、雅子様の旧姓が小和田(おわだ)家だったことが縁で、漢字が同じ小和田駅が一時期有名に。最近では秘境駅ブームで注目されています。なぜ秘境駅かというと、天竜川のほとりの山肌にへばりつくようにしてホームがあり、周囲は県道や国道はおろか車が入れる生活道路もありません。一番近い塩沢集落までは徒歩約1時間。この環境が秘境駅たる所以です。
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撤去されつつある、住宅地に残されていた旧貨物専用線の遺構。旧・日本製紙北王子線 ~廃なるものを求めて 第10回~
東京都北区の京浜東北線王子駅は、地下鉄南北線と都電の乗り換えだけでなく、東北・上越新幹線の高架橋がそびえ、東北本線(宇都宮線)の線路が並んでいます。常に電車が行き交うにぎやかな走行音が響き、ちょっとした鉄道スポットでもあります。王子駅を北側に歩きます。頭上に聳えるのは新幹線高架橋で、前方に長い跨線橋が見えてきました。跨線橋の階段を上がると、母親と一緒の男の子が欄干にかじりついて電車を見下ろしています。ああ、かつての私もこうだったなどと、目を細めるひととき。でも男の子は、ずらっと並ぶ東北本線と京浜東北線の線路の端っこ、新幹線高架橋の真下に、赤錆びた線路があることには気がついていないかもしれません。
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場所を「なぞる」ことで見えてくるものとは?~揚野市子写真展『TRACE Place of prayer』
「TRACE」(なぞる)というシリーズ名で、地球上の自然や人々の営みを記録している写真家、揚野市子。その揚野初の写真展が開催される。本シリーズは三脚の軸を支点として、周囲をぐるりと写しとるスタイルが特徴で、大判のフィルムカメラを使用して精細にトレースし、ひとつながりの風景として構成する。「カメラは記録するメディアです。肉眼でとらえられない一瞬を写しとることができますが、複数枚で構成することで一つの作品の中に時間の経過を表現することもできるのです。横につながれた写真それぞれに瞬間が写し込まれ、風景を『見渡す』という行為の中にも時間が経過していることをあらためて意識します」目下、揚野は「サイト・スペシフィック・アート」(場所性を考慮して表現する作品)のアーティストとして、トレースした写真を題材に、平面と立体物を融合させた作品を制作中。今回は、その精密な描写を平面である写真プリントで表現する。霊場・恐山をはじめ、水辺信仰など「祈りの場所」をイメージした風景が終結。そのひとつながりの風景を楽しみたい。 開催期間 2021年2月26日(金)~2021年3月4日(木)開館時間 10~19時 (最終日は16時まで/入館は終了10分前まで) 会期中無休会場FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)内、富士フイルムフォトサロン 東京 スペース1東京都港区赤坂9丁目7番地3号 地下鉄日比谷線六本木駅直結 03-6271-3350 (10~18時)入館無料作品点数 大判パノラマプリント、カラー・モノクロ、約10点 揚野 市子 (あげの いちこ)千葉県生まれ、東京を拠点に活動2011年 セツ・モードセミナー 卒業2019年 京都造形芸術大学大学院 芸術研究科修士課程修了
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【東京クイズ】この写真はどこの「富士見坂」? 全6問、“散歩の達人”なら即答せよ!
関東に暮らす散歩好きなら一度は思ったことがあろうこと。それは……「“富士見”って場所、多すぎだろッ!」地名だったり、駅名だったり、橋の名前だったり、とにかく「富士見」だらけだ。特に坂。静岡方面に下る坂はだいたい富士見坂という名前なんじゃないかと思ってしまうくらい、街は富士見坂だらけなのだ! ……いや、さすがにそれは言い過ぎだけど、「富士見」と名付けてしまう気持ちはわからないでもない。富士山が見えると思わず「おっ」と顔がほころんでしまうし、ちょっと得した気分になる。なんならパシャっとやってしまう。というわけで、今回は東京23区内にある「富士見坂」の写真を6つ集めてみた。実際に富士山は見えない場合も多いが、現地に「富士見坂」という案内板がある場所を中心に選んであるので、散歩の達人とあらば即座に言い当てていただきたい。いざ、腕試し。東京クイズ・富士見坂編、スタート!
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スタジオアルタ、渋谷パルコ、ソニービル……2016~2017年に失われた風景たち【東京さよならアルバム】
日々、街の表情が大きく変化する東京。2006年、私はふと思い立って、消えていく風景を写真に納めることにしました。「消えたものはもう戻らない。みんながこれを見て懐かしく感じてくれたらうれしいな」とそれぐらいの気持ちで始めた趣味でした。そんな、東京から消えていった風景を集めた短期連載「東京さよならアルバム」。今回は第9弾として、2016~2017年に消えていった風景を紹介します。 写真・文=齋藤 薫
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Googleマップ「タイムライン」の便利で楽しい使い方。散歩ルートを自動記録、撮影場所から写真も検索できる便利機能があるってホント?
東京近郊の街をひたすら歩き回る『散歩の達人』の取材。記録用に街の写真を撮影したり、取材を検討中のお店を下見したりする機会も多いです。そこでライターの筆者が便利に使っているのが、Googleマップの「タイムライン」機能と「Googleフォト」のアプリです。Googleマップの「タイムライン」の機能を使うと、自分が移動したルートをマップ上に記録することが可能。またGoogleフォトを併用すると、そこで撮影した写真をGoogleマップ上から検索できるようになります!今回はそうした「街歩きの記録&写真管理に役立つGoogleサービスの使い方」を紹介します。
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この1冊で海外旅行気分! 世界の「ウェス・アンダーソンっぽい場所」へ脳内旅行をしてみよう【書籍『ウェス・アンダーソンの風景』が教えるもの】
日本でも高い人気を誇る映画監督のウェス・アンダーソン。ぴったりシンメトリーの構図と、レトロなパステルカラーを基調とした美術セットがトレードマークで、その画作りの美しさと愛らしさの虜(とりこ)になったファンは多いはずだ。
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幻の「夜富士」を拝む方法~冬の満月の夜を見逃すな!
第七夜遠くからでも見えるとメッチャ嬉しいものってなんだろう。その昔、デヴィッド・ボウイやスティーブ・ジョブズを遠くから拝んで心をふるふるさせたことを思い出したが、彼らはもう亡くなってしまった。生ボウイも生ジョブズももう拝めない。
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船橋の老舗花屋『伊東屋』の看板猫、パイニャンさんとちびたん
今回訪れた看板猫のいるお店は千葉県船橋市にある『伊東屋』。京成船橋駅から歩いて3分ほどにあるお花屋さんです。創業は昭和10年(1935)という老舗花屋にいる看板猫はどんな子なのかと期待に胸を膨らませて歩いているとすぐにお店に到着。
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