山本直洋(達人)の記事一覧

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空から見るニッポン。ただいま、群馬県赤城山の上空です!
関越自動車道やJR上越線で新潟方面に向かっていると、前橋あたりから右側になだらかな稜線を広げる赤城山が見えてくる。写真は赤城山を背に、西側を見た景色だ。手前に広がる昭和村あたりは赤城高原と呼ばれ、広大な地平の眺望は北海道の風景かと思うほど。村を貫く道「利根沼田望郷ライン」は、地上からも遠く上毛の山々を見渡せる、絶景をゆく道だ。
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空から見るニッポン。ただいま、群馬県中之条町の上空です!
中之条町は南に榛名(はるな)山、西に草津白根山を望む山深い地。湯どころとしても有名だ。四万(しま)温泉はじめ、沢渡(さわたり)温泉や尻焼(しりやき)温泉などがある。四万温泉の『積善館』は映画『千と千尋の神隠し』で登場する建物のモデルの一つといわれ、宿には宮﨑駿(はやお)氏のサインが飾られている。尻焼温泉は川の一部の底から湯が湧く温泉。沢渡温泉は“草津温泉の上がり湯”と呼ばれ、やわらかい湯が肌をなめらかにしてくれる。
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空から見るニッポン。ただいま、千葉県富津岬の上空です!
東京湾に鋭く突き出た富津(ふっつ)岬。三浦半島とともに東京湾を守るゲートのようだ。実際にかつて富津と三浦半島に挟まれたエリアは帝都・東京を守る要だった。富津岬の西の海上には第一海堡(かいほう)と第二海堡という要塞がつくられ(第三海堡は波浪と関東大震災で水没・崩壊)、富津岬からわずか7㎞ほど対岸にある横須賀市観音崎にも防衛のためいくつもの砲台を備えた巨大な要塞があった。富津岬にも砲台がつくられたが、太平洋戦争中は海へ伸びる真っすぐな地形からか、さまざまな銃砲の試射場に使われていた。いまでもその遺構が残っている。
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空から見るニッポン。ただいま、山梨県鳴沢村・富士山の上空です!
富士山が現在の姿になったのは5000年ほど前。まず数十万年前に小御岳と呼ばれる火山が噴火活動を繰り返し、2400mくらいに成長する。10万年ほど前になると小御岳の中腹で噴火が起こり、これが2700mにもなって古富士が現れる。そして約1万年前、古富士の噴火活動による大量の溶岩と火山灰でその山体が覆われ、やがていまの美しい姿に。富士山は、三つの火山が重なってできあがったのだ。
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空から見るニッポン。ただいま、宮城県七ヶ浜町の上空です!
美しい島々の眺めで有名な宮城県の松島湾。七ヶ浜(しちがはま)町はその南側、三方を海に囲まれた半島部に位置する。仙台市からは車で40分程度の距離だ。「七ヶ浜」とは、湊浜・松ヶ浜・菖蒲田(しょうぶた)浜・花渕(はなぶち)浜・吉田浜・代ヶ崎(よがさき)浜・東宮(とうぐう)浜の七つの集落があったことから。人口は約1万8000人。面積は約13㎢と、東北地方で一番小さな町だ。
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空から見るニッポン。ただいま、渥美半島伊良湖岬の上空です!
豊橋から西へ延びる渥美半島は、名古屋の南にある知多半島と一緒に三河湾を形作っている。渥美半島の先端が伊良湖(いらご)岬。ここから三重県の鳥羽までは20㎞ほどで、フェリーで約1時間。東京から鳥羽・伊勢志摩へは、現在は伊勢湾岸道路が便利だが、以前は渥美半島を横断してフェリーで鳥羽に渡るルートが早かった。鳥羽〜伊良湖間にある神島は、三島由紀夫の『潮騒』の舞台としても知られる。
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空から見るニッポン。ただいま、広島県瀬戸内海の上空です!
300万年前、長大な断層である中央構造線の横ズレによって生み出された巨大なシワは、のちに本州中国地方と四国に挟まれた美しい瀬戸内海となる。その名のとおり、陸が迫り出して瀬戸(海峡)が多く、海が広がる灘も散在し、奥行きのある豊かな景観を生み出している。気候も穏やかで、日本海や太平洋から吹きつけるモンスーンの水分が、中国山地、四国山地でそれぞれ雨や雪となってしまうため、雨が少ない。一方で、近代では本州に近くかつ隔絶した島の環境から、毒ガスの兵器工場があった島や、軍の検疫所が置かれた島、さらには国の強制隔離政策によるハンセン病患者の収容施設が造られた島など、光り輝く絶景の影となった島もある。
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空から見るニッポン。ただいま、秋田駒ヶ岳の上空です!
秋田駒ヶ岳は秋田県の田沢湖から東へ10㎞ほど、十和田八幡平(はちまんたい)国立公園南端に位置する名山。男女(おなめ)岳(1637m)や男岳(1623m)といった山々の総称で、1970年には女岳が噴火している。山麓には国見温泉など温泉も多い。数百種の高山植物の宝庫として知られ、初心者でもチャレンジしやすい山として人気がある。
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空から見るニッポン。ただいま、埼玉県戸田市の上空です!
戸田市は、東京都板橋区から荒川を挟んで北側に位置する。上空からひときわ目を引くのは荒川治水のために造られた調節池、彩湖(さいこ) だ。湖の北岸には「彩湖・道満(どうまん)グリーンパーク」が広がる。この施設は1979年から10 年の月日をかけて整備、1989 年に「道満グリーンパーク」としてオープン、1997 年に彩湖が完成して「彩湖・道満グリーンパーク」となった。週末ともなると、野球場やサッカー場で試合をする子どもたちや、デイキャンプに興じる人たちでにぎわう。その南側には、1964年の東京オリンピックでボート競技会場となった戸田漕艇場と、戸田ボートレース場がある。
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空から見るニッポン。ただいま、北海道・十勝川河口付近の上空です!
十勝川は、北海道のまん真ん中にある十勝岳を源流として南東に流れ、豊頃町(とよころちょう)で太平洋に注ぐ。下流域は冬になると結氷し、割れた氷は海に出て磨かれ、河口右岸側の海岸には“ジュエリーアイス”と呼ばれる氷のかけらが打ち上げられる。
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