嘉義はこんな街

嘉義は台南をよりゆるく温和にした感じといおうか。昭和レトロな街並みに、昔ヒノキと製糖で潤った華やかさが宿っている。林業に従事した日本人居住区を広く修復保存した施設や霊峰・阿里山へ至る登山鉄道の駅舎など歴史的観光スポットも様々。食ならば台湾軽食の定番、雞肉飯=鶏肉ぶっかけ丼だ。発祥の地だけに約80 軒が競い合い、いわば香川における讃岐うどんのポジション。コーヒーや茶の名産地が近いので飲み物も高レベル。台湾の宝箱、台北故宮博物院の分院(南部院)が近郊に開館、ますます目が離せない。

アクセス
台北駅から台湾高鉄(台湾新幹線)で約1時間30分、または台鉄自強號(特急)で約3時間。新幹線利用の場合には、高鉄・嘉義駅と台鉄・嘉義駅(嘉義火車站)はかなり離れているため、駅前のバス乗り場から台鉄・嘉義駅行きのバスに乗って向かう。

嘉義駅周辺 日帰りおさんぽコース

コース概要

嘉義駅〜檜意森活村間の市街地の中心部をぶらつく。そこそこ距離があるので、途中でカットしてタクシーで移動もあり。食では雞肉飯は外せない。紹介する店以外にもいくつも出くわすはず。量が少ないのではしごも容易。嘉義の雞肉飯は火雞肉飯と頭にたいがい「火」がつく。七面鳥のことで、肉は鶏よりコクがある。本場ならではのこだわりだ。

\START/ 1 台鉄・嘉義駅

駅舎は市定古蹟。玄関口からそそる

吹き抜けのコンコースや、入って左手の、三等客用だった待合室のゆったりした造作に昭和レトロの雰囲気を色濃く残す名駅である。

天井の高い、吹き抜けの駅コンコース
住所:嘉義市西區中山路528號

2 嘉義車頭火雞肉飯

駅前から雞肉飯三昧

駅前を出ると老舗『嘉義車頭火雞肉飯』の看板が目に入る。向かいには『三雅嘉義火雞肉飯』も。門柱を形成するように通りをはさんで並ぶ駅前の老舗2軒は、雞肉飯ワールドへの入場ゲートか。

住所:嘉義市西區中正路707號/営業時間:9:30~22:00/定休日:水曜日/アクセス:嘉義駅から徒歩3分

3 Archers Kitchen

こんなおしゃれ所だってある

古ビルをモダンにリノベした大人っぽいカフェ。スイーツにも力を入れていて、懐かしい味わいのプリン110 元なども。

住所:嘉義市西區北榮街191號/営業時間:13:00~20:00/定休日:火曜日/アクセス:嘉義駅から徒歩7分

4 MIMICO Café 秘密客珈琲館

フレンドリーな秘密基地

手作り感ただようゆるさが心地よい落ち着く古民家カフェ。入り口から中を見通せないので最初躊躇するが、店員は開放的でフレンドリー。自家焙煎コーヒー120 元もおいしく、軽食類も充実。

ぬけのいい酸味が特徴のコーヒー
住所:嘉義市東區興中街200-1號/営業時間:10:00~22:00/定休日:無休/アクセス:嘉義駅から徒歩15分

5 阿里山森林鐵路車庫園

鉄の心を熱くする

今は観光用となっている阿里山森林鉄道。修理工場などの関連施設のあった敷地に当時使われていた車両を多数展示。さらに隣接する北門駅は、戦前の駅舎を復元した史跡で現役の山岳鉄道の駅。合わせて“鉄”好きを誘う。

住所:嘉義市東區林森西路2 號/営業時間:8:00~18:00/定休日:無休/アクセス:嘉義駅から徒歩20分

6 承億小鎮慢讀

がんばってほしい文化基地

老朽化した書店を大胆にリノベーション、1階〜3 階の各階に異なった趣向の本と飲食スペースを兼営させているのが特徴。嘉義で一番クリエイティブな店。取材時(2019 年夏)は改装中だったが無事復活してほしい。

住所:嘉義市東區中山路203號/定休日:現在改装中/アクセス:嘉義駅から徒歩16分

7 中央噴水池

じっくり見てるとほほえましくなってくる

中心に立つ黄金の投手像は、映画『KANO 』で一躍脚光を浴びた地元出身の野球選手、呉明捷の若かりし頃の姿。実はこの像、ゆっくり回転している。像に尻を向けられたくないという近隣の店に配慮したんだとか。

住所:嘉義市西區嘉義市七彩噴水圓環/アクセス:嘉義駅から徒歩12分

8 源興御香屋

空いてたらラッキー

おすすめは看板商品の一つ香吉士百香綠茶=パッションフルーツの中国緑茶割りジュース65 元。新鮮濃厚なパッションフルーツと、酸味をやんわり和らげる緑茶のバランスが絶品。

住所:嘉義市西區中山路321號/営業時間:9:00~20:00(土・日は10:00〜21:00)/定休日:無休/アクセス:嘉義駅から徒歩12分

9 噴水雞肉飯

まずは食らうべき元祖めし

雞肉飯を考案したと言われる老舗の本店。使う肉はやはり七面鳥。ややオイリーだがさっぱりめの味は、誰の口にも合うはず。25 元〜。嘉義で雞肉飯をはしごする時の標準としても、訪れておくべし。

住所:嘉義市西區中山路325號/営業時間:9:30〜21:30 /定休日:無休/アクセス:嘉義駅から徒歩11分

10 中央第一商場

ひょうたん状の不思議道

大通り裏手の謎めいたドーナツ状の広場は中央第一商場というショッピングゾーン。商売繁盛の効果もある八卦陣を模したものというがその割には暇そう。隣は中央第二商場、こちらは中央が神社の境内広場になっている。

住所:嘉義市西區中央第一商場/アクセス:嘉義駅から徒歩11分

11 楽豆 LoveBean

店構えからこだわりのヘルシー豆乳

豆漿=台湾風豆乳の専門店。こちらも店舗は古民家リノベ。自然なほのかな甘みで昔ながらの製法にこだわるロハスな豆漿は大人味。

原味=プレーン40 元。黒糖、胡麻など種類多数。蓋付きの容器で持ち運びも◎。
住所:嘉義市西區蘭井街346號/営業時間:10:00~18:00/定休日:月/アクセス:嘉義駅から徒歩5分

12 菸酒公賣局嘉義分局

将来は駅の顔に

1936年に日本統治時代に建てられた元たばこ酒公売局嘉義支部。ミントグリーンの窓枠と、カーブする壁面が美しい洋館を筆頭に、全部で4棟。2020年に嘉義市立美術館に生まれ変わる予定

住所:嘉義市西區/アクセス:嘉義駅から徒歩3分

\GOAL/ 13 嘉義文創園區

現在進行形の穴場のおもしろ文化施設

高粱酒の酒造工場跡を再利用した文化施設。各種イベントや工作教室に加え、ひと癖あるカフェや独立系書店などが参入、建物によっては酒造りの機械や道具がまるごと残っていて興味深い。営業時間は店ごとに異なる。

住所:嘉義市西區中山路616 號/アクセス:嘉義駅から徒歩4分