FiLO Design
旅行にも重宝する作り込まれたバッグ
権威あるドイツのレッド・ドットデザイン賞も受けた台湾の新鋭バッグメーカー。アメリカン・ワークな味わいを東洋的センスと融合、武骨さと繊細さを併せ持つタフな品々。リュックは街向きのサイズ感で、留め具などの細やかな配慮が実に具合いい。2850 元。
『FiLO Design』店舗詳細
林果良品 松菸概念店
職人技がもたらす粋シックな履き心地
熟練の職人によるハンドメイド革靴店。流行に左右されぬオーソドックスな品々で足型も東洋人にマッチ。日本円で約2万円〜はリーズナブルと思えたら履きに行くべし。松山文創園區わきの松菸概念店は、シックな店内で気軽に品定めできる。靴愛あふれる接客もいい。
『林果良品 松菸概念店』店舗詳細
朋丁
しなやかな選択眼が育む複合スペース
庶民的エリアの地味なビルを、外観を残してリノベ。白を基調とした店内は、1階がカフェを兼営する掘り出し物満載の出版物、アート系グッズの販売コーナー。2 階は多目的ホール、3 階が現代アートのギャラリーと具だくさん。おだやかで透明な空気感が素敵。
『朋丁』店舗詳細
品墨良行 街上店
紙もの文具のニューウェイブ
代表作は「晒日子」シリーズ。文字やイラストを、日光写真の要領で自分で表紙に焼き付けるポストカード100元やノート。その日の日射しで出来上がりが異なり、一期一会を日常に取り込む。大胆な植物柄の紙製バッグほか、斬新な紙もの雑貨がぞろり。
『品墨良行 街上店』店舗詳細
LOOPY!
意外とやりおる脱力系雑貨
英語で「変わった」という意味の、『LOOPY!』という店名通り、不気味かわいいオリジナル雑貨衣類が並ぶ。日常の面白いと感じたものを描き、品物に仕立てているそうで、キャップもバッグもふざけているようでじつは丁寧に作り込まれている。長年生き残り続けている実力派の店だけのことはある。
『LOOPY!』店舗詳細
取材・撮影・文=奥谷道草/撮影=Unya Chang(『FiLO Design』『林果良品 松菸概念店』『朋丁』)
MOOK『散歩の達人 台湾』より