若松湯
商店街のど真ん中! 薪で沸かす老舗銭湯でやわらかな湯を楽しむ
北浦和のふれあい通り商店街にある、昭和25年(1950)開業の老舗銭湯。井戸水を薪で沸かしており、お湯がやわらかいと評判だ。浴槽は2つで、バイブラと超音波の2種。一つの浴槽に4人くらいがゆったり入れるサイズで、ちょっと熱めが心地よい。
銭湯から歩いて4分ほどの場所にある北浦和公園は緑豊かで、噴水広場や黒川紀章が設計した県立近代美術館があり、彫刻のオブジェが点在しているのが見どころだ。『若松湯』は、荷物の預かりをするランニングステーションになっているので、思い切り走ってゆったり風呂を楽しむのがオススメだ。
『若松湯』店舗詳細
鹿島湯
昔ながらの銭湯を続ける、3代目店主の熱い心意気が光る老舗銭湯
昭和31年(1956)創業の老舗銭湯。浦和レッズのお膝元なのに「鹿島」が付くため、「名前のせいで経営難」「ホームなのにアウェイ」など、数々の自虐コピーで有名になった。
高い位置の窓から陽射しが入る浴室は、ペンキ絵からつながる壁や天井が水色で、まるで露天風呂に入っているような気持ちになれる。風呂は、ぬるめの薬湯、座風呂でちょっと熱めのジェット、その中間くらいのジャグジーの3種類。薬湯の種類は週替りでとても人気だ。飲料用として、冷やした検査済みの井戸水を無料で提供しているので、ぜひ風呂上がりに一杯いただこう。
ランニングステーション利用もOKなだけでなく、音楽イベントや落語など、銭湯を使ったイベントにも力を入れている。「イベント企画はいつでも募集中なので、声をかけてください!」とのことだ。
『鹿島湯』店舗詳細
湯屋敷 孝楽
オートロウリュウに4D岩盤浴……。リーズナブルに楽しめる新・サウナーの聖地
JR北浦和駅から徒歩7分、電車で行けるのがポイントのスーパー銭湯。露天風呂、高濃度ナノ炭酸泉、4D岩盤浴、オートロウリュウなど、最新の設備が堪能できる。
とくに力を入れているのがサウナ。熱せられたサウナストーンに自動で水がかけられ、熱い水蒸気を発生させるオートロウリュウは、マイルドとストロングがあり、1時間に1回ずつ開催される。ストロングはかなり熱いので覚悟してかかろう。また、ゆったりと外気浴が楽しめる露天風呂の横においたリラックスチェアとテレビや、約13℃とキンキンに冷えた水風呂もサウナーに大好評。
4D岩盤浴は、風・アロマ・熱・音の4つの要素が組み合わされた「ストーリーのある岩盤浴」が体験できる。他ではなかなかないサービスなので、別途料金(500円)だが、ぜひ一度試してみよう。
そして、館内のレストランはメニューがとても豊富。ビールや定食などの他にスイーツも揃っている。丸一日楽しめるリラックススポットだ。
『湯屋敷 孝楽』店舗詳細
取材・文・撮影=ミヤウチマサコ