白山駅から徒歩10分、ここに小石川植物園があります。正式には「東京大学大学院理学系研究科附属属植物園」と言います。つまり植物学の研究・教育のために作られた東大の附属施設なのです。

園内は広大で、都心にこんな静かな公園があるのかと驚くほどの閑静さ、心が洗われる気がします。その歴史は古く、徳川幕府が薬草を栽培するために作った「小石川御薬園」がルーツです。ここには国内のほとんどの植物が植えられていて、一年を通して花・新緑・紅葉など植物の四季を肌で感ずることができ、愛でることが出来ます。
今回は、何十本と植えられている梅の花を愛でるためにやってきました。開花は早いもので1月中旬から、遅咲きの梅も3月中旬頃まで楽しめます。好天のもと植物園は梅が咲き誇っておりました。色とりどりの梅花が咲いていますが、同じ赤でも色が違ったり八重だったりと種類の多さに驚きます。
春だけでなく、夏も秋も訪れてみたくなる景色です。

今回は梅とともに鳥も愛でることとしていました。小石川植物園は35種類の野鳥がいると言われており、代表的なものとしてはシジュウカラ・メジロ・ヒヨドリ・カワセミ・エナガなどが観察できます。
梅と言えばメジロです。小さな愛くるしい目をしたメジロが梅の枝から枝を飛び交い、花の蜜を吸う姿はとてもチャーミング、しばし日頃の喧噪を忘れることが出来ました。そして隣の池には何とあの翡翠の輝きのカワセミが。枝からダイブして魚を捕獲する姿も見せてくれました、これには感動!!。
梅林を中心に2時間滞在し、花と鳥を十分に愛でることが出来ました。

さて次はお楽しみの「隠れ家酒場」へ。
小石川公園から徒歩10分、目的のお店は「酔処ちょこや」さん。小上がりとカウンターのとってもこじんまりとしたお店で、14~15人も入ればもう一杯かな。
定番の酒の肴は勿論のこと、本日のお薦め料理も美味なり。カツオの酒盗・和牛スジ煮込み・炙り明太子一夜干しなんて、ツウの肴も豊富にそろっています。本日はこれらの肴で日本酒を頂きました。
このお店の特徴は全国の日本酒を揃えてあり、いわゆる隠れた銘酒も数々とあること。ですから銘柄を指名しても欠品の事もありますが、目利きのマスターが料理に合うお酒を用意してくれます。本日の肴と日本酒の写真はここにはupしませんが、ぜひ訪れて自分の舌でご賞味ください。
最後に、たまごかけご飯とあら汁で〆て満腹となりました。昼間からこうしてお酒が飲めることに感謝、そして花・鳥・お酒を三種揃えて愛でることが出来たことに感謝。

最後に、店内の接客でもお見送りの時も、マスターの素敵な笑顔が印象的な「隠れ家酒場」の「酔処ちょこや」さんでした。

ごちそうさまでした。また来ま~す。