ピクニック日和なので

本日は秋のはじまりで、天気も良いので外からお届けします。
本日は秋のはじまりで、天気も良いので外からお届けします。

編集部より「紙パックのジュースはハイにすると美味しい」との情報をもらった。確かにコンビニに並んでいる固有名詞が思いつかないタイプのジュースは、果汁が少なめでゴクゴク飲める。学生時代、部活終わりで1Lパックを一人で飲みきっている子もいたもんな。

全てをハイにするを楽しむコツは、考えるよりも行動すること。

これは、ハイにしてみるしかない。

「全てをハイにする」とは??

「全てをハイにする」は、自粛期間中の“買い出し”を楽しむために思いついた遊び。「何に焼酎を入れると美味しいか」を考えながら、スーパーやコンビニへ行き、オリジナルの「〇〇ハイ」を作る。この遊びによって少し視点を変えるだけで、いつもの売り場が輝いて見え、どこへ行くのも立派な散歩。身も心もハイになれるのだ。

「全てをハイにする」の基本ルールは以下。

ルール①焼酎に入れたら美味しそうなもので割って飲んでみる
ルール②食べ物を粗末にしない

コンビニとスーパーで小さな秋をみつける

左から、メイトーの梨、スジャータの国産 梨、日清ヨークの赤ぶどう&白ぶどう水、スジャータのマスカット。
左から、メイトーの梨、スジャータの国産 梨、日清ヨークの赤ぶどう&白ぶどう水、スジャータのマスカット。

コンビニやスーパーを数軒ハシゴしたら、季節限定の謎ジュースが集まった。購入したのは梨味2種類とぶどう味2種類。商品名が「梨」や「マスカット」と、フルーツそのものの名前であることに好感が持てる。

ピクニックハイは、焼酎の準備が肝心

飲み比べる前に、せっかく外へ出てきたので、ピクニックでハイになる場合に用意するものをご説明しておく。重要なのは、焼酎を用意すること。これのみである。飲み比べをしないなら、コップや氷は荷物になるのでいらない。コンビニでジュースのペットボトルや紙パックを買って、直接焼酎を入れてしまえばいいのだ。

<ピクニックハイで用意するもの>
・焼酎
・氷(欲しければ)
・カップ(欲しければ)

また、公園や広場は飲酒禁止の場所も多く、子どもが多い場所での飲酒は周りの迷惑になるので、気をつけたい。

それでは、いざ!!ハイになろうではないか。

梨ジュースを生まれて初めて飲み比べ

左から、梨(果汁1%)、国産梨(果汁10%以下)。
左から、梨(果汁1%)、国産梨(果汁10%以下)。

まずは梨ジュースがどんな味かを確認するために、そのものを飲み比べてみる。注いだ時点で色も香りもずいぶんと違い、飲んでみると国産梨(写真右)のほうが香りも甘みもが強い。梨(写真左)はかなりスッキリ爽やかな飲み口だ。果汁の存在感は、梨か?と聞かれれば、「たぶん、梨」と答えるくらいのさりげなさだ。

焼酎を合わせてみると、そのやさしい梨風味のおかげで焼酎の酒っぽさがなくなって、すごく飲みやすい。スポーツドリンクを飲むような感覚でゴクゴクいけてしまう……。個人的には、後味スッキリの梨(写真左)が好みだった。国産 梨(写真右)の方が果汁が多いが、ハイにするにあたっては果汁が多いからこそ美味しいというわけではなさそうだ。

これは、居酒屋のぶどうハイの素では

左から、赤ぶどう&白ぶどう水(果汁1%)、マスカット(果汁10%以下)。
左から、赤ぶどう&白ぶどう水(果汁1%)、マスカット(果汁10%以下)。

続いて、ぶどうジュースも焼酎ぬきで飲み比べ。片方が赤ぶどうと白ぶどうのミックスで、渋みや香りが大きく違った。マスカットの方はスッキリしていて、「白ぶどうハイとして飲んだことのあるな」というのが率直な感想だ。

焼酎を入れてみると、梨のときと同じ現象が起きた。全く酒っぽさがない。見事に、公園で酒を飲む赤ら顔が出来上がった。

途中からは、ドリンクバーで自由にジュースをミックスする感覚でいろんなハイを楽しんだ。
途中からは、ドリンクバーで自由にジュースをミックスする感覚でいろんなハイを楽しんだ。

紙パックジュースの果汁と甘みのさじ加減にはお手上げ。全てをハイにするでご紹介したなかでも、上位に入るくらい美味しいハイが完成した。暑さでだらだら汗をかきながら、梨ハイをゴクゴクっと飲むと、少し青春を思い出すようだった。

用意するのは焼酎だけ。きっと他の紙パックの謎ジュースでも美味しいハイが作れるので、ふらりとコンビニに立ち寄って試してみてほしい。

<おまけ>

最終的に本物の梨がどんな味か確かめたくなって、秋の味覚を堪能。

思ったよりも酸味が強く、パンチがある味わいだった。すりおろしてハイにしてみたら、食感が楽しいデザートのようなハイが完成した。

写真・文=福井 晶