変わる池袋駅
来年には、池袋駅が開業120周年を迎える。今年1月に再開発の次なる方針が発表され、「池袋東口と西口をつなぐウォーカブルなまちづくり」と銘打って、豊島区は歩行者主体の再開発へと舵を切った。
次なる開発の目玉は、これまで分断されていた駅の東西を線路上空で結ぶデッキの敷設だ。これまで東西を行き来するためには迷宮のような駅構内の連絡通路をくぐり抜けなければならなかったが、デッキが実現されればはるかに利便性も高まるはず。このデッキ構想は、豊島区政が100周年を迎える2032年に向けて検討を進めるもの。駅西口(中央)側には、「サンクンガーデン」と名付けられた新しい接続口も新設予定だ。
グリーン大通りが歩行者広場に!?
駅中心でなく、中池袋公園・池袋西口公園・南池袋公園・イケ・サンパークの4つの公園を核としながら、池袋はより回遊しやすい街へと変わっていく。いい意味で〝雑多〞が同居する副都心・池袋の底力に、今後も期待したい。
文・撮影=吉岡百合子(本誌編集部)
取材協力=豊島区都市整備部