『ブックファースト ルミネ川越店』川越に暮らす人の心のよりどころ

サークル状の絵本と雑貨の楽しい売場。
サークル状の絵本と雑貨の楽しい売場。

時間帯や曜日によって訪れるお客さんの層が変わるため、児童書からビジネス書まで品揃えは幅広い。300坪の店内は通路が広く、一つのジャンルのなかでも著者やテーマによって細かく分類され、目当ての本が見つけやすくなっている。2023年5月にリニューアルして児童書がより充実。地元に一軒あると安心できる、地域密着のお店だ。

絵本から児童文学まで、充実の児童書コーナーの隣に学習参考書。手厚い並び。
絵本から児童文学まで、充実の児童書コーナーの隣に学習参考書。手厚い並び。
夕方からは仕事帰りのお客さんが増える。ビジネス書は売れ筋の一つ。
夕方からは仕事帰りのお客さんが増える。ビジネス書は売れ筋の一つ。

おすすめの川越本!

『川越の建物 蔵造り編』(仙波書房)

川越の象徴である「蔵造り」の建物の歴史や特徴を、写真とイラストで紹介。過去の画像も掲載。

『ブックファースト ルミネ川越店』店舗詳細

住所:埼玉県川越市脇田本町39-19 ルミネ川越店4F/営業時間:10:00~22:00/定休日:無/アクセス:JR川越線・東武鉄道東上線川越駅から徒歩1分

『本の店 太陽堂』川越みやげに郷土の本を

建物は明治26年(1893)建築で川越市の指定有形文化財。2階のガラスには「時の鐘」が映る。
建物は明治26年(1893)建築で川越市の指定有形文化財。2階のガラスには「時の鐘」が映る。

創業は昭和10年(1935)。外観からは一見、本屋さんには見えないが、川越の歴史・郷土本の品揃えでは随一。地域雑誌『小江戸ものがたり』をはじめ、川越を深く掘り下げたガイドや、舞台になった小説など、ここでしか買えない本が並ぶ。現店主の平岩嘉昭さんは2代目。長く川越に暮らす店主との会話も、街を知るよすがとなる。

レジ前には、川越が舞台の小説が平積みになっている。
レジ前には、川越が舞台の小説が平積みになっている。
店主が新聞や書評を見て揃えた売場。
店主が新聞や書評を見て揃えた売場。

おすすめの川越本!

『川越市の100年』(いき出版)

市制100年を記念して出版。町並みや日々の生活など、貴重な街の写真600枚が掲載されている。

『本の店 太陽堂』店舗詳細

住所:埼玉県川越市幸町7-5/営業時間:10:00~19:00、土日・祝12:00~/定休日:無/アクセス:西武鉄道新宿線本川越駅から徒歩15分

取材・文・撮影=屋敷直子
『散歩の達人』2023年10月号より