Bakery New Life

未食のパンにも挑戦したくなる

キッシュの小松菜は地元名産品。
キッシュの小松菜は地元名産品。

「これは堅い? どうやって食べるの?」と年配の女性客に聞かれ、商品の特徴を伝える接客担当のスタッフさん。高齢者が多い街で、柔らかいパンが好まれているのかと思いきや、この店ではハード系も人気だという。注文を聞きトレイに取る対面販売で、質問しやすいのもうれしい。長時間発酵したプティ・バタールは、外はカリッ、中はフワッ!  厚めに切り、トースターの中に立てて焼けば、水分が失われずに“フワッ”が保たれる♡

店内にはノリのいい音楽が。「バゲットがイチオシです」。
店内にはノリのいい音楽が。「バゲットがイチオシです」。

『Bakery New Life』店舗詳細

住所:東京都江戸川区西小岩 1-13-21 /営業時間:8:00〜19:00/定休日:日・祝/アクセス:JR総武線小岩駅から徒歩3分

Orju(オルジュ)

一日中焼きたてパンの香りが漂う

どれも風味豊か。※パンのラインナップはその日によって変わります。
どれも風味豊か。※パンのラインナップはその日によって変わります。

店の外からもガラス越しにパンが見え、ワクワク!「スモールベーカリーなので、一度にたくさんの種類を作れません。そのかわり四六時中稼働し、常に何かしら焼きたてを出しています」と店主の河上徹さんはにこやかに語る。「どこにでもある見慣れたものも、丁寧に作ればもっとおいし くなる」とクリームパンのクリームも自家製。国産小麦を使った無添加の生地で作るパンは、自然な味わいでじんわり温かい気持ちにしてくれる。

「お気に入りをまとめ買いしておみやげにする方も」と徹さん・順子さん夫妻。
「お気に入りをまとめ買いしておみやげにする方も」と徹さん・順子さん夫妻。

『Orju(オルジュ)』店舗詳細

住所:東京都葛飾区新小岩 2-9-11/営業時間:11:00〜商品がなくなり次第終了/定休日:月・火/アクセス:JR総武線新小岩駅から徒歩4分

天然酵母パンと惣菜 じんじん

老若男女に愛され、進化し続ける

メロンパンを亀にしたのは古波藏家の子供からのリクエスト。
メロンパンを亀にしたのは古波藏家の子供からのリクエスト。

店主・古波藏(こはぐら)美佳さんが自宅の玄関でパンを販売するようになったのが数年前。現在は、敷地の一角に小さな店を構える。週2日しかない営業日を楽しみにしている人が多く、主力商品は早い時間に売り切れることも。「みなさん、詳しく感想を教えてくれるんです」と古波藏さん。メロンパンに自家製カスタードクリームを入れるなど、リクエストを反映しつつ、“疲れた時も手に取るとほっとするパン”を目指して改良を重ねている。

お菓子も並ぶ。
お菓子も並ぶ。
店主の古波藏さん。
店主の古波藏さん。

『天然酵母パンと惣菜 じんじん』店舗詳細

住所:東京都江戸川区西小 松川町 16-13/営業時間:11:00〜17:00/定休日:火・金のみ営業/アクセス:JR総武線新小岩駅南口から都営バス「葛西駅前」行き「京葉交差点」下車9分

Boulangerie BASSE(バース)

ぜひ立ち寄りたい! 小岩の新名所

タコさんウインナーの「たこはち」はLINEスタンプにも。
タコさんウインナーの「たこはち」はLINEスタンプにも。

店主の松永健太さん曰く「母の実家は、この近くで約60年続いたパン屋」で、駅前の再開発に伴い閉店。残された機器と、地元に愛されるパン屋としての意志を引き継いだのが、飲食業界の経験がある松永さんだった。ハード系の生地にクルミを入れ、クリームチーズとこしあんを包んだくるみこしあんクリームチーズなど、新たな小岩名物を生みだしている。

ミュージシャンでもある松永さん。
ミュージシャンでもある松永さん。

『Boulangerie BASSE』店舗詳細

住所:東京都江戸川区南小岩 5-18-16/営業時間:木・金は11:00〜19:00(土日祝は11:00〜18:00)/定休日:月・火・水/アクセス:JR総武本線小岩駅から徒歩10分

構成=福井晶 取材・文=信藤舞子 撮影=山出高士