スタート:地下鉄銀座線京橋駅―(1分/0.1㎞)→国立映画アーカイブ―(2分/0.2㎞)→警察博物館 ポリスミュージアム―(11分/0.7㎞)→GINZA SIX―(4分/0.3㎞)→豊岩稲荷神社―(11分/0.7㎞)→東京ミッドタウン日比谷―(3分/0.2㎞)→日比谷公園―(9分/0.6㎞)→日比谷図書文化館―(16分/1.2㎞)→愛宕神社―(1分/0.1㎞)→NHK放送博物館―(14分/0.9㎞)→東京タワー-(4分/0.3㎞)→増上寺―(9分/0.6㎞)→芝大神宮―(4分/0.3㎞)→秋田屋―(3分/0.2㎞)→ゴール:JR・東京モノレール 浜松町駅
◆約6.4㎞/約1時間40分/約8500歩
1 国立映画アーカイブ
映画ファン必見スポット
7階の常設展示室では主に日本映画をテーマに、映画フィルムやポスター、スチール写真、台本、撮影機材などを展示。2階長瀬記念ホールOZUでは企画ごとに1日2~3回、国内外の名画を上映している。4階には映画専門の図書室もある。
2 警察博物館 ポリスミュージアム
警察活動を見て・学び・体験できる
1階「ピーポくんホール」には、パトカー、白バイ、ヘリコプターなどの実車が展示され、子供は制服を試着して記念撮影ができる。明治~平成の事件史を展示するコーナーでは、社会を騒がせた事件の数々を振り返ることができる。
3 GINZA SIX
コンセプトはワールドクラスクオリティ
地下2階~地上6階を中心にした商業施設をはじめ、1階に観光案内を行うツーリストサービスセンター、地下3階に観世能楽堂がある。屋上には約4000㎡の敷地をもつ庭園「GINZA SIXガーデン」もある銀座エリア最大の複合施設。
4 豊岩稲荷神社
ビルの谷間の隠れ神社
すずらん通りから「豊岩稲荷神社」と刻まれた石柱を目印に路地を入る。朱塗りの壁の先に祠ほこらがあり、2体のキツネが鎮座する。明智光秀の家臣が創建したという古社で、昭和初期の歌舞伎役者・市村羽左衛門からの崇敬が篤(あつ)かったという。縁結び、火除けの神として、今なお参詣者は多い。
5 東京ミッドタウン日比谷
日比谷の新しいシンボル
昭和5年(1930)建築の三信ビルディング、かつては東洋一のオフィスビルといわれた日比谷三井ビルディング。2つのビルの跡地を中心に再開発されたオフィス兼商業施設の複合ビル。日比谷公園を望む6階のパークビューガーデンにも注目。
6 日比谷公園
花と緑に包まれた都心のオアシス
幕末には松平肥前守などの屋敷があったが、明治時代に陸軍練兵場となり、明治36年(1903)に日本初の洋風近代式公園として開園。大噴水を中心にした園内には、4月のチューリップ、5月のバラなど四季の花が咲く。
7 日比谷図書文化館
公園内の三角形の建物は“知”の拠点
100年以上の歴史を誇った都立日比谷図書館が、図書館、ミュージアム、カレッジが一体となり「千代田区立日比谷図書文化館」として開館。常設展示室では千代田の歴史や文化財、特別研究室では江戸~昭和戦前の古書に触れることができる。
8 愛宕神社
急階段を上って標高26mの愛宕山へ
慶長8年(1603)、徳川家康の命により江戸の防火の守り神として創建。86段の「出世の階段」を上ると丹(に)塗りの門の先に社殿が立つ。桜田門外の変の際、大老井伊直弼を襲う前に水戸浪士が集結した場所でもあり、境内には記念碑も立つ。
9 NHK放送博物館
世界最初の放送専門ミュージアム
東京放送局(NHKの前身)が大正時代にラジオの本放送を開始した愛宕山にあるミュージアム。さまざまな展示やイベントを通して放送の歴史や魅力を紹介する。大型スクリーンで8K放送の迫力を体感できる「愛宕山8Kシアター」は必見。
10 東京タワー
過去から未来へ。トップデッキツアー
高さ250mのトップデッキは体験型展望ツアー「トップデッキツアー」(要予約)のみのVIP展望台。未来都市を感じさせる空間から楽しむ展望は、SF映画の一場面を見ているよう。
11 増上寺
豪壮な建物に目を奪われる大寺院
明徳4年(1393)創建。慶長3年(1598)に現在地に移転し、徳川一門の菩提寺に。かつては48の坊中寺院、100軒以上の学寮が立ち、3000人の僧が修行をしていた。14代将軍家茂の正室・皇女和宮ゆかりの茶室「貞恭庵」がある。
12 芝大神宮
「だらだら祭り」で知られる古社
寛弘2年(1005)創建。源頼朝や徳川幕府の信仰を得て繁栄し、広重の浮世絵にも描かれた。毎年9月11日~21日の秋の大祭は、期間の長さから「だらだら祭り」と呼ばれる。20基以上の神輿が繰り出し、縁起物のショウガを売る店が出る。
13 秋田屋
浜松町のサラリーマンの社交場
開店と同時に満席になり、やがて店先で立ち飲み客があふれる浜松町の名物居酒屋。名物のたたき(豚のど軟骨)は242円は1日110本(1人1本)限定なのでお早めに。もつ焼きは2本1皿396円、牛もつにこみ、牛もつにこみどうふ各550円。
歩いたらもっと美味しいご褒美グルメ
煉瓦亭
日本の洋食の草分け
明治28年(1895)創業。当時はフランス料理を出していたが、ご飯に合う料理をと考えられたのが洋食。ポークカツレツ1700円、元祖オムライス1500円などの発祥の店といわれ、千切りキャベツや皿盛りご飯もこの店が発祥。
日比谷松本楼
毎年9月25日は「10円カレー」
明治36年(1903)に開園した日比谷公園とともに誕生。当時、ハイカラな人たちに「松本楼でカレーを食べてコーヒーを飲む」ことが流行した。名物のハイカラビーフカレー(ミニサラダ付き)1058円は、デミグラスソースが隠し味。
取材・文・撮影=塙 広明(アド・グリーン)