押上駅A1口から徒歩7、8分の住宅街。本当にびっくりするくらい住宅街。というのも、地図を御覧になっていただければその理由がわかるかと思うのですが、近隣は戸建てや「●●荘」「●●ハイム」といったいい塩梅に時代を感じされる集合住宅が密集している。

電信柱をひょい、と曲がったところにはためく群青色の暖簾と白い外壁のコントラストが目印の「もちよりぱんSAMBA」さん。

85歳を超える人生の大先輩も腕を振るうパン屋さんには、個性的なパンがずらり!中でも丸パン+ポテサラ+ひとひねりという一見お酒のアテといますか、おにぎりとお新香のパンバージョンといいますか、和の食材と掛け合わせた総菜パンが豊富。
3色あんこパンやみそあんとクルミ、五色豆とクリームチーズのベーグルといった和スイーツ要素の菓子パンも沢山!
今回は2階のイートインスペースでいくつか実食。

【丸パン・カニカマきゃべつ(200円・税抜)】

国産小麦粉と四つ葉バターを使用した丸パンは、ふかっとしていた歯切れが良く柔らか。塩気が聞いたフィリングが多いからか、あっさりとした甘味の世代を問わず食べやすい食感。
このちょっと贅沢なカニカマとさっぱりとした紫キャベツを繋ぐのが大葉とマヨネーズ。甘味・酸味・塩気のトリプルコンボの隙間を埋めるように広がる大葉が良い役割を果たしている。

【ジョンソンさんのベーグル巻き(350円・税抜)】

みんな大好きジョンソンさんのロールパン。ロールパンといいつつ、生地はベーグル生地。
ぎゅいん!と思い切り噛み切る娘の顔に思わず吹き出してしまった。なかなかハードなパンですが、噛むほどにジョンソンさんの脂質とベーグル生地の旨味が混ざり合い、飲み込むのが勿体ない美味しさ。

地区50年を超えるアパートを改装なさったというだけあって、急勾配の階段やすれ違うのがやっとの廊下(むしろ難しい)、どこに繋がっているか謎のドアなどその名残がところどころに見られるのも、こうした家屋に馴染みのない娘にとっては大変魅力的らしい。
2階のイートインスペースを含め、全体的に木目の温もりに溢れていて癒された…。

ちなみに徒歩7、8分と記載しましたが私は15分を要しました。地図に強い方や来訪済の方と一緒に行動することをおすすめ。
私のように、迷子になってお腹をすかせるのもありですよ。