出発点は築地魚河岸。晴海通りに面した小田原橋棟脇のエスカレーター。朝から蕎麦で一杯嗜みたい方はそのままお隣の長生庵さんへGO。ちょっぴり後ろ髪をひかれつつ、エスカレーターを上りそのままフードコートへ直進。入ってすぐ右手にあるセンリ軒さんにてホットコーヒーを購入。まったりしたい方はミルコーもおすすめ。
冷えた指先を温めながら、両手がお盆で塞がっている人たちの間を注意深く縫いつつ奥の方へ。外に出れば、波除通りの上をまたぐ連絡通路へと脱出。性格の良し悪しは別として、ここから波除通りの人海を見下ろすと、なんとなく優越感に浸れるという。おすすめ、というと私の人格が問われるので敢えて言おう。フォトスポットだと。

連絡通路を抜け、今度は海幸橋棟へ。エレベーターと階段があるので、そのまま1階まで下りて波除通りを左へ。20m歩き、海鮮とは程遠いミルキーな薫香を放つパン工房ル・パンさんへ。1個300円とはいえビッグサイズの名物あんこクロワッサンやお好みのクロワッサンを1つ購入。パン工房ル・パンさんは現金のみの対応なので事前に小銭があるとベター。
さて、運が良ければまだ温もりを宿したクロワッサンを胸に抱き、片手にはコーヒーを携え再び海幸橋棟のエレベーターにて屋上へ!バーベキューの開催期間以外は海幸橋棟の方が座るスペースが多いというのも嬉しいポイント。
立ち飲み…いえ、スタンディング席にてお待ちかねの実食タイム!

まずはホットコーヒーで舌と心を落ち着かせ、ビニール袋にて待ちかねているであろうクロワッサンを思いっきりがぶり!今回チョイスしたのは栗あん。温かくともねっとりと舌先に纏わりつくような一面をも持ち合わせる栗あんはこっくりとした甘味で、咀嚼していくうちに軽やかなクロワッサンの皮を抱きかかえるように口の中で徐々にひとつに。
ぱりぱり、とほんのり塩気がきいた薄い鎧の内側は非常に伸びの良い象牙食の生地が。
ぱりぱりハラハラ、もちもちねっとり…なぜこうも対照的なおのまとぺが共存する食べ物は背徳的で美味しいのでしょう。罪深い。

口の周りやマフラーを狐色の粉でおめかししても問題なし!相席のいないスタンディング席ならではのお作法でしょうか。
ホットコーヒーで口の中をさらり流し、再び連絡通路へ向かう途中のごみ箱へ立ち寄りつつ出発点のエスカレーターへ。


そのまま浜離宮恩賜庭園へ行くのも、勝鬨橋を渡るのも、なんなら銀ブラするもよし。くれぐれも、茶色いお粉のメイクは落としてから。