ビールをおいしく感じる最高の舞台、発見『PITMANS』[清澄白河]
広々としたテラス席に座れば、目の前の隅田川を屋形船や商船が行き交い、夕暮れ時からはライトアップされた清洲橋やスカイツリーが目を和ませる。なんと気持ちいい景色だろう。「地元の方も夕涼みや犬の散歩で来られます。全席予約なしの自由席で、天気のいい日はすぐ満席になることも!」と広報の最上美樹さん。クラフトビールは東京や近郊ブルワリーを中心に8タップ。涼風を浴びながらパイントグラスを傾ければ、爽快この上なし。
『PITMANS』店舗詳細
樽椅子に座れば、尻に根が生える心地よさ『田口屋』[森下]
「ただの生ビールではなく“おいしい”生ビールを飲んでほしくて、角打ちを復活させました」と4代目の飛田(ひだ)良則さん。樽ごと冷蔵庫で冷やしたビールは、エビスマイスターであればコクと苦みを感じさせつつ雑味はゼロ。銘酒・剣菱の樽を再利用した軒下の席で飲んでいると、樽の椅子が低いせいか空が広く感じられ、妙に落ち着く。「つまみの持ち込みは無料、店で買ったお酒も追加料金なしで飲めます。原価で飲めるのが角打ちの良さですから」。生ビールは「TOKYO BLUES」など4種。サントリー山崎12年も数量限定で提供。角打ちで提供の酒は基本各400円。
『田口屋』店舗詳細
ビールの個性をグッと引き出す心配りとは『DRAGONFLY CRAFT BEER HALL』[清澄白河]
オーナーは海外生活が長く、アメリカンクラフトビールに精通。おもにシエラネバダなど、老舗ブルワリーから輸入するビールは、希少品ばかり。ブルワリーから輸入されてタップに繋ぐまで温度管理を9℃で徹底しており、各ビールの個性に合わせたグラスで提供するので、最高の状態で味わえるのだ。オーナーの「ここに来れば、飛行機で海外に行かなくても、世界のトップクラスのクラフトビールを味わえるの」という自負も納得!
『DRAGONFLY CRAFT BEER HALL』店舗詳細
取材・文=鈴木健太 撮影=丸毛透