山内聖子(達人)の記事一覧

山内聖子
達人
山内聖子
呑む文筆家・唎酒師
公私ともに19年以上、日本酒を呑みつづけ、全国の酒蔵や酒場を取材し、数々の週刊誌や月刊誌「dancyu」「散歩の達人」などで執筆。著書に『蔵を継ぐ』(双葉文庫)、『いつも、日本酒のことばかり。』(イースト・プレス)。YouTube番組にて「オトナの酒場 スナック菓房」(by国分グループ本社)のママを担当。
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豚バラ肉のスパイストマト煮込みに「生酛のどぶ」 〜自分が造る酒をとことん飲むのが好きな酒蔵の日本酒を飲み続けていたい〜
先日、私がママをつとめるYouTube番組「オトナの酒場 スナック菓房」の撮影で、魅力的なアフロヘアーの文筆家・稲垣えみ子さん(燗酒愛好家)と日本酒について色んな対話をしました。その中で特に心に響いた話を紹介します。
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海苔エッグとネギ味噌納豆に「旭菊 大地の酒 特別純米」 〜酒を抜いてさらに酒が旨い。アラフォーで目覚めた“休肝日飲み”のすすめ〜
ここのところ休肝日が好きになっています。以前はお酒を飲まない日は苦痛で空虚でしかなく、風邪などで体調を崩す日以外は二日酔いでもせっせと飲酒をしていたというのに、この変わりようは自分でもびっくりです。
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ラム肉と生フキノトウのちょっと苦いぬたに「長珍 純米60生 無濾過」〜私にとって苦いは旨い。いい苦味がある日本酒の魅力とは〜
みなさんは苦いものは好きですか? 私は好きです。いや、好きなんて理屈じゃ足りないかもしれない。苦味は自分の心身を豊かにするための必須味覚。苦味が全くない食事はつまらないとさえ思っています。実は私にとって日本酒もそうなんです。
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イカとホタテのパクチーまみれに「七田 純米おりがらみ」〜若い飲み手はどうやったら増える!? 20歳の自分を回想するの巻〜
2022年(1月1日)に20歳を迎えた人は約120万人(総務省統計局より)。晴れてお酒を飲める年齢になった男子女子は、どんなものを口にしているのでしょうか。日本酒を飲んで好きになってくれたらうれしいなあ。そんなことをふと考えていたタイミングに起こった出来事です。
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春分の日のやりすぎ酒蒸しに「江戸開城SUSTAINABLE SAKE」 〜日本酒造りの効率化の裏で垣間見るひとり勝手に懸念すること〜
昔に比べると日本酒造りは機械化が進み、効率がよくなりました。でも、日本酒造りの効率がよくなると同時に、酒蔵に負荷がかかっているのではないかと、なんとなく感じることがあります。
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汁ごとつまみになるしっとり茹で鶏の梅醬に「神雷 純米三温至福」 〜宇宙的スケールの日本酒は複雑でごにょごにょした味が魅力です〜
どんなつまみにもなんとなく合ってしまうのが、日本酒の魅力です。水と油のように、まったく交わらないという組み合わせは他の酒に比べてかなり少ないのではないでしょうか。日本酒とは例えば、山田錦を使ったどこそこの土地の酒はこんな味です、あるいは、辛口の酒はこうです、と言い切れる単純な味ではないからだと思う。複雑だからこそ、何を合わせても酒質のどこかの味に寄り添う力が、日本酒にはあるのです。
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口のなかで踊る!春野菜の玉子とじに「天美 特別純米」 〜酒の縁も一期一会。好きな味の日本酒と出合うためのちょっとした心がけとは〜
誰がなんと言おうと、心の底から味が好きだという銘柄があると、日本酒生活はもっともっと楽しくなると思う。それは、親密な友を得るのと同じく、晩酌を豊かにし、落ち込んだら心を慰め、幸せな気持ちを何倍にもふくらませてくれます。飲むだけで、全身が好きな味で満たされる酔い加減は、とても気持ちがいいものです。
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燗酒飲みのスパイスメンチカツに「都美人 超上撰」 〜環境や人によって日本酒は印象を変えてしまう!?酒は生き物の話〜
頻繁に飲んでいる日本酒なのに、いつもと印象が違う。そんなことはありませんか? いろんな酒場で、同じ酒を同時期にひたすら飲み続けるという、変態的な定点観測から見えてきた答えとは。
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テキトー燗でもおいしい日本酒8選。技術がなくても全く問題なし! レンチンもどんとこい!
常に酒質の向上を自らに課している造り手の終わらぬ努力は、強い酒質を生み、燗でおいしい酒の幅を広げてくれました。“テキトー燗”でもいい、温めて旨い日本酒を紹介します。
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鴨豆腐の煮込みに「花巴 水酛純米 火入れ酒」 〜酒を飲めば酒蔵や造り手の様子がわかる!? 全てを受け入れる微生物の話〜
いつの頃からか、酒を飲むだけで、背景にある酒蔵や造り手のことが透けて見えるようになりました。いつも飲みながら、酒の声に耳をすませています。
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