『MAKIN THAI CUISINE(マキン タイ キュイジーヌ)』色鮮やかなチェンマイのソウルフード[清澄白河]

カオソーイ(サラダ・ライス付き)1350円。チキンも入ってボリューミー。本場より甘さ控えめで日本人好みに。
カオソーイ(サラダ・ライス付き)1350円。チキンも入ってボリューミー。本場より甘さ控えめで日本人好みに。

タイ・イサーン地方出身のナムケットさんと歩美さん夫妻で営むお店で、いま最注目は木曜ランチ限定のカオソーイ。タイ北部のカレーラーメンで、食欲をそそる鮮やかな色のスープの上には揚げ中華麺、中にはモッチリ中細麺が潜んでいる。2種類の異なる食感が、スパイスやハーブ、ココナッツミルクのスープと絡み、辛い! 甘い! うまい! の無限ループで箸が止まらなくなってしまう。

スープの中からモチモチ麺が登場。
スープの中からモチモチ麺が登場。
愛称ナムちゃんの料理と歩美さんの接客は最強タッグ。
愛称ナムちゃんの料理と歩美さんの接客は最強タッグ。
タイの雑貨がセンスよく並べられた店内。
タイの雑貨がセンスよく並べられた店内。
看板メニューのガパオライス1250円(サラダ・スープ付き)。タイのビールが勢揃い。各690円。
看板メニューのガパオライス1250円(サラダ・スープ付き)。タイのビールが勢揃い。各690円。

『MAKIN THAI CUISINE』店舗詳細

住所:東京都江東区白河3-6-10/営業時間:11:00~14:00LO・17:30~21:00LO/定休日:月夜・火・水/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩3分

『深川インド 月と亀』日本人のDNAが喜ぶ和製ミールス[森下]

鰯のつみれカレー定食1150円。
鰯のつみれカレー定食1150円。

森下駅近くの路地にあるカウンター5席だけのお店。ここでお昼にいただけるのが、和のテイストを加えた南インドのカレー定食=ミールスだ。女性の9割が頼むのは鰯のつみれカレー。刺し身用イワシのふわっふわ団子がカレーにこんなに合うなんて! 野菜カレーや酸味の効いたスープカレー・ラッサムと混ぜ合わせてまた唸(うな)る。まるで、味噌汁とごはんのように舌になじむのだ。

切り絵やステンドグラスが飾られた店内。
切り絵やステンドグラスが飾られた店内。
テイクアウトの豆乳チャイ300円。8杯分の茶葉とスパイス入りチャイセット500円。
テイクアウトの豆乳チャイ300円。8杯分の茶葉とスパイス入りチャイセット500円。

『深川インド 月と亀』店舗詳細

住所:東京都江東区新大橋3-7-3/営業時間:11:30~14:30/定休日:金・土/アクセス:地下鉄新宿線・大江戸線森下駅から徒歩1分

『フダン』スパイス香るカツとカレーの運命的出合い[清澄白河]

カツカレー1200円。トッピングはチーズ、ナス、納豆など。テイクアウトもできる。
カツカレー1200円。トッピングはチーズ、ナス、納豆など。テイクアウトもできる。

チキン、キーマなどのメニューも並ぶ中、店主・新宮さんのライフワークがカツカレー。前日からオリジナルスパイスでマリネしたブタ肩ロースを揚げるカツは、銀座の名店『支那麺 はしご』の排骨(パイコー)を手本とし、カリッ、サクッとした歯応えに魅了される。10年間ブラッシュアップを重ねたルウはほんのりとした辛みで、カツとの相性も抜群。少し固めの白米との三重奏に陶然となる。

ウォッカベースのアルコール飲料、ロペ酎600円。
ウォッカベースのアルコール飲料、ロペ酎600円。
風が吹き抜けて気持ちのいいカウンター式の店内。
風が吹き抜けて気持ちのいいカウンター式の店内。
築100年近い清澄長屋の一角にある。
築100年近い清澄長屋の一角にある。
常連から「ロペスさん」の愛称で親しまれる店主。
常連から「ロペスさん」の愛称で親しまれる店主。

『フダン』店舗詳細

住所:東京都江東区清澄3-3-26/営業時間:11:30~15:00・17:00~20:00(土は11:30~17:00、日は11:30~18:00)/定休日:月夜・火(最新の営業状況はInstagramを要確認)/アクセス:地下鉄半蔵門線・大江戸線清澄白河駅から徒歩3分

取材・文=平野かおり 撮影=井上洋平
『散歩の達人』2024年7月号より