蒲田の路地に立つ昔ながらの町の中華屋さん『寳華園』

肉だんご(小)8個650円・(大)16個1200円、エビうま煮880円。ともに素材の旨味を存分に引き出した料理だ。
肉だんご(小)8個650円・(大)16個1200円、エビうま煮880円。ともに素材の旨味を存分に引き出した料理だ。

昭和40年(1965)創業。現在は2代目の清水宏悦さんが厨房で腕を振るう。オレンジ色のカウンターやテーブル、壁を埋め尽くすメニューなど、店内は古き良き町の中華屋さんという言葉がピッタリ。餃子4個300円、ラーメン480円、日替わり定食650円という庶民価格がうれしい。ガリバタポーク600円は、豚肩ロース肉をニンニク、バター、醤油で味付けし、千切りキャベツの上に盛ったもので、メニューに載っていない裏メニューだ。

歴史を感じさせる店頭。昼飲み客が多いのも、気さくに利用できる店であることの証といえる。
歴史を感じさせる店頭。昼飲み客が多いのも、気さくに利用できる店であることの証といえる。

『寳華園』店舗詳細

本場仕込みの手作り料理を定食セットで格安に提供!『中華楼』

ほんのりカレー味の肩ロースのカツをトッピングしたパーコー麺+半チャーハン、漬物、デザート付きの定食。
ほんのりカレー味の肩ロースのカツをトッピングしたパーコー麺+半チャーハン、漬物、デザート付きの定食。

JR蒲田駅と京急蒲田駅を結ぶ蒲田東口商店街の中ほどにあり、中華料理激戦地の蒲田にあって、長く地元客に愛される店。香港で修業した店主が腕を振るう本格料理には定評があり、格安の定食やセットメニューがあることから、ビジネスマンからの人気も根強い。もちもちした皮とジューシーな餡、プリッとしたエビの食感が楽しめるえび餃子は店主渾身の自信作だ。

メニュー写真で埋まった店頭。ここで品定めしてから入店する客もいるという。
メニュー写真で埋まった店頭。ここで品定めしてから入店する客もいるという。

『中華楼』店舗詳細

昼は格安ランチ、夜は中華居酒屋の気さくな食堂『石川家食堂』

一度食べたらクセになる陳麻婆豆腐1180円。辛い料理が好きな人には、ぜひ味わってほしい一品だ。
一度食べたらクセになる陳麻婆豆腐1180円。辛い料理が好きな人には、ぜひ味わってほしい一品だ。

昼は、ラーメンと半炒飯、担々麺と半炒飯各780円、サンマー麺と半炒飯、鶏肉そばと半炒飯各800円などの「本日麺・半チャーハンセット」が人気。夜は、焼き餃子5個480円や水餃子8個480円、カニシューマイ4個500円など気軽に注文できる点心をつまみに酒を楽しむ客も多い。おすすめの陳麻婆豆腐は、多種の香辛料と特製陳豆板醤で仕上げたもので、通常のものより色が濃く、山椒が強く、ピリ辛度が高い激辛料理だ。

店頭を飾る料理看板に誘われる気さくな食堂。かつては駅前にあり、そこ頃から数えると創業約65年になる老舗だ。
店頭を飾る料理看板に誘われる気さくな食堂。かつては駅前にあり、そこ頃から数えると創業約65年になる老舗だ。

『石川家食堂』店舗詳細

取材・文・撮影=塙 広明