Googleマップにお気に入りで入れているスポットをたまに見返すと色々な発見がある。
選りすぐりのお気に入りスポットが閉業・閉店なんて表示されて悲しくなることも少なくない。

今回は羽村動物公園がなぜか【ヒノトントンZOO】となっていたので調べてみた。

一瞬潰れたのかと思い、本気で焦った。

判明したのはネーミングライツ・パートナーという制度で一時的に名称変更されているという事実だった。ところが条例などで表示する正式名称は【羽村動物公園】のままとのこと。

???
一瞬混乱するが、制度を知れば納得がいく。

ネーミングライツ・パートナーという制度は、施設などに愛称を命名する権利のこと。
権利を取得した企業などから対価を得て、施設の運営などに役立てるものなのだ。

ヒノトントンZOOという名前にヒントがある。

トントン、トントン…とくればお馴染みの日野の2トン!

この名前の名付け親は日野自動車。
4年間名前を命名する費用は400万円だそう。
年間100万円で動物園の名前を変更できるのはすごい制度だ。

企業は宣伝になるし、動物園側も餌台などのランニングコストが費用で賄えるのでWin-Winの良い制度だと感じた。

…日野自動車の契約が切れた暁には、さんたつが応募して【さんたつ最高No.1-ZOO】にしましょう?!

羽村動物公園改めヒノトントンZOOの怪しい魅力

ヒノトントンZOOの魅力はとにかく創意工夫に溢れる点だ。
写真ではジャックと豆の木が手作りで再現されている。
規模が結構デカくて驚く。

こちらはヘンゼルとグレーテルに出てくるお菓子の家。
先ほどの模型もそうだが、こういうのは工場の機械で作られた造形物では心が動かなかったと思う。

ふーん。よくある安っぽい、チープな模型ね。
と流していたことだろう。

手作りだから心を打つのだ。

手作りだからクオリティが低いというわけではなく、作成者が楽しんで【本気】で作成していることがわかる作品たちなのだ。

動物鑑賞の合間に美術品を見ているような気分になる。

これらのオリジナル作品が、園内の至る所に散りばめられている。
時に自由に、時にダイナミックに作成された作品をみてツッコミを入れながら園内を回るときっと何倍も楽しめるはず。

まだまだ謎スポットは多い。
ドカン広場(勝手に命名)だ。
このドカン、何気に訪れる時期によって絵柄が違う気がするのだ(気のせいかも知れない)
数年ぶりに訪れたが、こんなにカラフルだったかな....と少し悩んだ。

近隣のキッズたちによる芸術作品と思われる。
独創的なイラストと色使いに、これまた心打たれるのであった。

あとシンプルにドカン潜りがめちゃくちゃ楽しいわけ。
本当におすすめしちゃう。
潜りすぎて腰痛めたけど。

羽村動物公園の時代からあったので、これをイジるのは意地が悪いのだが…
ヒノトントンZOO(日野自動車プレゼンツ)といいつつ電車に全振りしているのが個人的にめちゃくちゃ面白い。

デパートの屋上にあるような電車のレールが所せまし、いや超広大な敷地に広大に敷き詰められているのだ。

これだけあれば順番待ちなんて皆無!(少なくとも平日は)
心置きなく好きなトレインに飛び乗ってほしい。


写真枚数の制限があるのでこれ以上は載せられないのが残念。
このほかにも実物の機関車も展示されているので、ぜひ遊びに行ってほしい。

あ、もちろん動物もとても魅力的ですよ!(とってつけたように話すヤツ〜!)