映画を鑑賞して思ったことは、震えるくらいに秩父各地域の風景の書き込みが細かったことでした。
秩父鉄道の駅舎の描写、秩父ミューズパーク、旅立ちの丘からの秩父市街地など、一度行ったらあそこだとわかる場所が写真のように綺麗でした。
去年の夜祭ときに歩き回った秩父神社の路地裏辺りが出てきたのは、出てきた途端に身を引くぐらい正確でした。
というのも「あ、あの窓いいなあ。撮っておこう」とカメラパシャパシャした地点でした(笑)。
秩父の市街地は日本家屋の中に明らかに戦前の洋風建築がいくつかあり、たまに遭遇するとお洒落だなあと写真を撮っていました。
路地裏の建物が唐突に出てくるのでびっくりしました。
ということは、自分も秩父ぶらつきレベルが確実に上がっているということか。
帰路でふと思ったのですが、地域の風景描写の表現の仕方が数十年前の映画でよく見かけた舞台になっている国や地域の静かな観光PRに似ているなあと気づきました。
そういえば以前にもこういった描写を見た記憶があるなあ、と映画を観ていた時に感じていました。
またこんな形でこの風景描写がいろいろな人々にとって新鮮に残っていくのかと思った映画鑑賞会でした。