望月柚花(達人)の記事一覧

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【週末民話研究】全国に38個の力石。187kgを持ち上げる日本一の怪力・三ノ宮卯之助
「力石」とは、江戸時代に力くらべに使われた石のことを指します。力石を用いた力くらべは神社の祭礼の資金集めや寺社の建造・修復費用を集めるための興行として、庶民にも親しまれていたようです。今回は、そんな力石にまつわる、ある一人の男性のお話をご紹介します。
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【週末民話研究】鳥?河童?日光街道に佇む道中安全の守り神・ぎょうだいさま
埼玉県越谷市蒲生一丁目、日光街道(現在の蒲生茶屋通り)のわきに不思議な祠があります。屋根からは鳥のような河童のような謎の像の頭部がのぞき、眼光鋭くあたりを見回しています。一体なんのためにこの地に佇んでいるのか。今回は「ぎょうだいさま」と呼ばれているこちらの像について調べてみたいと思います。
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【庚申塔って何?】民間信仰の代表格、庚申塔を巡る・台東区編
日本各地に見られる庚申塔(こうしんとう)は、中国から伝わった道教に由来する庚申信仰(庚申講)に基づき建てられた石塔のことです。庚申信仰は、中国の道教に基づく三尸(さんし)説をベースとした信仰に、仏教や神道、民間信仰や風俗などが合わさったものとして日本全国に広まりました。調べていくと、庚申塔の碑の形や碑面に彫られているものには様々なバリエーションがある模様。週末民話研究では各地の庚申塔を巡り、「庚申塔シリーズ」として紹介していくことにしました。かつての江戸城下町である台東区は、東京23区内でも神社や寺院が特に多い場所。城の守りを固めるために各地の寺院を集めたとされ、信仰の厚い土地だったためか庚申塔も多く見られます。今回はシリーズの初回として、台東区の庚申塔をご紹介。庚申塔の写真は以前から個人的に集めていたものなので最新の写真ではないのですが、歴史や位置を確認するために改めて台東区の庚申塔を調べ、巡ってみました。
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【週末民話研究】祟りへの恐れと深い信仰、謎に包まれた葛飾区立石の立石様
東京都指定史跡に指定されている立石様は、東京都葛飾区立石の地名の由来となった石です。1398(応永5)年の書物には既に地名として「立石」という記述が見られ、江戸名所図会(江戸当時の地誌)にも登場していますが、現在も様々な謎が解明されていない不思議な場所のようです。事前に情報を集めている時、この立石様に対する信仰心には祟りへの恐れも非常に色濃く出ていると感じました。今回は、その正体がほとんど謎に包まれている、ミステリアスな立石様について調べてみることにします。
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化けむじなの「偽汽車」が走った街、葛飾区亀有の狢塚【週末民話研究】
夜に汽車を走らせていると、対向から別の汽車が向かってきて衝突する。しかし衝突の瞬間には大きな衝撃もなく、いつの間にか向かってきたはずの汽車は消えている……。鉄道が通り始めた時代にそういった不思議な出来事があったという話が、日本各地で語り継がれています。常磐線の走る街・葛飾区亀有にも同じような話が伝わっていて、ここでは対向から向かってくる汽車の正体は狢(むじな)だとされていたようです。本物の汽車と、狢が化けた偽の汽車との衝突事件。今回は、どうにも不思議なこの話を紐解いてみることにしましょう。
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【週末民話研究】旧中山道・大宮宿の高台橋に伝わる人魂(ひとだま)伝説
江戸・日本橋から京都・三条大橋までを繋いでいた旧中山道には67の宿場があり、そのひとつが大宮宿(現在の埼玉県さいたま市大宮区)でした。そんな大宮宿の高台橋付近では、かつて人魂(火の玉)がよく出現したといわれています。なぜ人魂という現象が頻繁に見られたのか?その謎は、今回ご紹介する史跡「お女郎地蔵・火の玉不動」に隠されているようです。
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【週末民話研究】赤羽・亀ケ池弁財天に伝わる伝説の大亀を探す
昔、赤羽駅の西口一帯に「亀ヶ池」と呼ばれる大きな池がありました。亀ヶ池は明治まで溜池として利用されていましたが、1980(昭和55)年に地元商店街の有志の希望で近くの静勝寺の弁天堂から弁財天を分祀し、正式な弁天堂となっています。この亀ヶ池には、かつて大亀が住んでいたという伝説もあるそうです。現在は小さく縮小されているようですが、事前に調べると「とにかく亀がいる」という感想がちらほら。なんだか気になる場所なので、実際に訪れてみることにしました。
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【週末民話研究】徳川家康の家臣・内藤清成の生涯と駿馬伝説
新宿区内藤町。新宿御苑が土地面積の大半をしめるこの町には、ある歴史上の人物に関連する伝説があります。その人物とは徳川家康の家臣であり、明治維新まで続いた高遠藩内藤家の初代・内藤清成です。戦国時代を駆け抜け、1608(慶長13)年に54歳で亡くなるまで江戸の世を生きた内藤清成の人生と、彼を語る上で重要なある伝説をご紹介します。
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【週末民話研究】千代田区に伝わる、池に身投げしたある娘の悲話
江戸時代以前、現在の千代田区岩本町2丁目辺りには「桜ヶ池」と呼ばれる池がありました。真偽のほどはさておき、当時の桜ヶ池は上野の不忍池よりも大きかったそうです。今回は、その池に身を投げてしまうある女性の悲しいお話を紹介します。
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【週末民話研究】民話・伝承・伝説のある坂を巡る(文京区編)
民話や伝承のある坂は日本各地に存在します。有名なところだと「転ぶと三年以内に死ぬ」という言い伝えのある京都の三年坂などでしょうか。東京都内にも様々な坂があり、それぞれ何らかの由来や歴史、あるいは言い伝えが残っています。今回は文京区にある三つの坂を巡り、その坂の持つ歴史や不思議な話を探っていきましょう。
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