目にも涼やか! 注ぐと凍る日本酒『玉乃光酒蔵』
1673年創業、京都に本拠地を構える蔵元の直営店である。約20年前より、特許を取得したみぞれ酒を提供。フレッシュな味と香りを保つために低温で発酵させ、パック詰めにしたもので、冷やしておいた日本酒を酒器に注げば、いと不思議! 瞬時に凍り、まさにみぞれのように変化する。店舗ではベストなみぞれ状で提供できるよう、-14度に設定した専用冷凍庫を備える。飲み口すっきり、エンターテイメント性も加わり、目でも楽しめる。
『玉乃光酒蔵』店舗詳細
日本海の酒肴に舌鼓『日本酒スローフード方舟』
富山の錫製酒器で供されるのは、新潟をはじめとする酒蔵がひしめく北陸地方の地酒。地元の酒屋10軒以上と契約し、関東では出回らない稀少な酒もお目見えする。常時50種ほどを揃えるが、そのほかに限定酒、季節酒も数多く、日替わりでラインナップが変わるのも楽しみだ。また、買参権を持つ輪島漁港から直送される旬の魚介も名物。夏にはプリップリの岩ガキも届く。さらに、富山名物の白エビ、新潟県栃尾の油揚げ、富山の見目麗しいカマボコなど、北陸ならではの肴にも目移り必至だ。
『日本酒スローフード方舟』店舗詳細
米沢が誇る魅惑の食世界『米沢牛黄木』
米沢市の枝肉市場で一頭買いし、自社でさばく米沢牛がリーズナブル! しゃぶしゃぶ、すき焼き、ステーキなどの定番もいいが、和食出身の濱田料理長が繰り出すのは、米沢牛や山形県産の旬の食材を使った多彩極まる一品料理だ。なかでも名物のすみれ漬けに使うのは、モモ肉の芯タマの一部で、赤身と霜降りのバランスがよい希少なトモ三角。これを地元の吟醸酒粕と味噌に1週間漬け込んだ。柔らかな肉質と芳醇な旨味が米沢の地酒を誘惑する。2019年8月より銀座に東京2号店の「銀座 米沢牛黄木」もオープンしている。
『米沢牛黄木』店舗詳細
構成=フラップネクスト 取材・文=沼 由美子、teamまめ(佐藤さゆり、信藤舞子、松井一恵) 撮影=オカダタカオ、山出高士