約150年の歴史ある老舗うなぎ店
東銀座駅から徒歩1分、歌舞伎座楽屋口となりのビル4階にある『銀座 四代目 髙橋屋』。
4階に上がり奥の客席に入ると、スタイリッシュで洗練された空間に驚きます。
大きな2面の窓から眺める銀座の街並みに、黒猫テンションMAXひゃっほー!
あとで伺うと、建築家・黒川紀章氏の愛弟子である松井大介氏の設計とのことで、四代目である高橋明宏さんのこだわりと意気込みを感じます。
奥の飾り棚にあるのは、なんと北大路魯山人の作品。
実は、この裏にもうひとつ北大路魯山人の作品が飾ってありますが、それはお店に行かれた時のお楽しみに。その作品の説明を聞いて、黒猫は初めて知ったこともあったので、行かれたらぜひ聞いてみて下さいね。
髙橋屋の本店は、埼玉県杉戸町にて明治初期創業の約150年の歴史を持つ老舗。この銀座店は、2021年にオープンしました。
四代目高橋明宏さんが「一切の妥協を許さず歴史と伝統を守り常に新しい事に挑戦し、うなぎ業界に“革命-REVOLUTION”を起こす」と言われるのも、お店の空間を見ただけで納得です。
割きたて うな重に悶絶
今回黒猫がオーダーしたのは、割きたてうなぎ御膳8000円。
メニューは、うな丼御膳5000円から各種コース料理までありますが、銀座のこの空間で考えるとかなりお得な価格です。
“割きたて”と付くメニューは、活鰻を注文受けてから割くので調理前にうなぎを見せてくれます。
この子は、三河一色から来たそうです。
あっという間に職人技で割かれていきます。
うなぎは、締めてから時間が短ければ短い程美味とされているので、割きたてが楽しめるのは嬉しいにゃー♪
今回黒猫が、オーダーしたメニューでは、1/4が白焼き、3/4が蒲焼きでうな重で提供されます。
白焼きは、そのまま焼きに、蒲焼は蒸されます。
ここからは、『銀座 小十』でも修行された料理長の田中翔児さんの腕の見せ所にゃー♪
蒸しの後は、創業以来継ぎ足し続けた秘伝のタレに付ける、備長炭で焼き上げるのを3回繰り返します。
あー!
いま写真見ているだけでも、またお腹が減ってくる(笑)。
まずは、白焼きが登場。
身はふっくら、皮パリパリでウマウマ♪
余分な脂は落ちているのですが、パサパサでなく、さすがの仕上がりです。
いよいよメインが登場!
季節の小鉢、お吸い物、香の物、黄身が添えられます。
お重の蓋を、ぱっかーん!
重箱にぎっしり詰まる蒲焼に、思わず笑みがこぼれます。
卵の黄身は、秘伝のうなぎのタレに漬けたもので、途中うなぎに付けて味の変化も楽しめるにゃー♪
ふっくらうなぎに、キリッとしたタレが良く合います。
炭の香りも感じてウマウマ倍増!
新潟県魚沼塩沢産ハザ掛け米を使ったご飯も、熱々で美味しい。
このご飯と、秘伝のうなぎのタレだけでも、大盛りでお代わりしたい(笑)。
絶品うなぎの余韻を倍増するスイーツ
美味しい料理を食べた後こそ、美味しいスイーツを味わいたい黒猫。
特に今までは、多くのうなぎ屋さんにスイーツの不満がありました。
うなぎにはこだわっていても、スイーツはない。あっても業務用アイスか良くてフルーツくらい。
こちらでは、その不満も解消出来ました。
抹茶のソルベ。
乳製品を一切使わず、鹿児島の温泉水と和三盆、抹茶で仕上げています。
さっぱりと味わえて、うなぎの締めにピッタリです。
苺のゼリー寄せ。
見た目も美しく爽やかな一品。
やはり苺のスイーツが出てくると嬉しいにゃー♪
底にあるアングレーズソースと絡めて味わえば、大満足の美味しさです。
老舗の絶品うなぎと締めスイーツを堪能できて、今回も大満足の“黒猫スイーツ散歩”だったにゃー♪
『銀座四代目 髙橋屋』店舗詳細
取材・文・撮影=ミスター黒猫