【ケヤキ並木の新緑が特に魅力】
明治神宮創建後に整備された表参道に、、1920年ケヤキが植樹されました。
全長約1.1キロメートルの並木道には、合計163本のケヤキ植えられていますが、実は空襲によって1945年に大部分が焼失しており、現在の欅は1950年頃に植え替えられましたものです。
そしてなんと! 戦火を逃れたケヤキが表参道ヒルズ前あたりに数本あり、碑もあるので探してみてはいかがでしょうか。
冬はイルミネーションで彩られ、それも魅力のひとつです。
1991年に初めて開催されたイルミネーションは、東京のイルミネーションの走りだったと記憶しています。その後交通渋滞やごみ問題などで中止された時期もありましたが、2009年に復活。2024年も引き続き開催されました。
【時代を見てきた大灯籠】
表参道と青山通りの交差点には鳥居はありませんが、一対の大灯籠があります。
表参道界隈は、昭和20年3月10日の下町を焼き尽くした「東京大空襲」を上回ると言われる、5月の「山手大空襲」で被災しています。
空襲で焼け残ったこの大灯籠の欠けた台座には、その痕跡が黒く残っています。
【東郷神社】
都会のキラキラとした雰囲気とは対照的に、静けさと緑が素敵な場所です。
東郷神社は、日露戦争において連合艦隊司令長官を務めた「東郷平八郎」が祀られています。
東郷長官は、世界屈指の海軍力を持つロシアの「バルチック艦隊」を撃破し、日本を勝利に導いた英雄として世界的にも有名です。
東郷神社の一番の御利益は、当然「必勝祈願」。
東郷長官にあやかりたい必勝祈願のお守りはもちろんですが、サンリオキャラクターのお守りが、土地柄を感じさせます。
隣には結婚式場などがある「東郷記念館」があり、静かな雰囲気が特に素敵で、ここが表参道や竹下通りのすぐそばだということを忘れてしまうほどです。
【最近のトレンドは屋上庭園】
表参道と明治通りが交わる「神宮前交差点」には、2つの東急プラザがあります。
2024年4月にオープンした「東急プラザ原宿 ハラカド」と、ハラカド開店に伴い改称した「東急プラザ原宿 オモカド」です。
いずれもおすすめは屋上庭園で、緑豊かな休憩スペース!
東京の街は、緑を多く取り入れた空間が最近は特に多いのですが、この東急プラザもそのひとつです。カフェなどもあり休日は混み合うこともありますので、比較的人出の少ない平日に訪れるのがおすすめです。