白と茶色で統一された店内の窓辺には、かわいい緑たちが整列。
我が家にいた多肉植物たちも、いつの間にかしぼんでしまったなぁ…
何度も悲しいお別れをしてきたことを思い出しながら、ぼんやりと窓辺を眺めていた。

ご近所の方だろうか、買い物帰りの袋を持ってコーヒーを一杯。仕事帰りの先輩と後輩が悩み相談。店内に置かれた雑誌を手に取り、スイーツと一緒に楽しむわたし。
それぞれの時間を過ごしながら、それぞれの生活を垣間見る。

各国の豆が酸味→苦味の順にメニューに書かれ、丁寧な説明書きに店主の人柄を感じる。
トースト系の軽食とスコーンやプリンなどのスイーツがあり、この日はガトーショコラをチョイス。
甘すぎない優しい味わいと、ミディアムブレンドの相性は抜群だった。

実は前日にツナマヨコーンのトーストをいただいた。
厚めでふんわりとした食パンがこんがりと焼けて、サクッとした食感の後には飲み込めるほど軽い。

どちらもペロリとたいらげた。

次は「男のいやし女のいこい」と書かれたプリンを食べたい。
メニューのネーミングに店主のユーモアを感じる。

この喫茶店の存在を知ってから、武蔵関での用事がちょっと楽しみになった。
喫茶店の存在の大きさを改めて実感する。