静けさの森インスタレーション・Better Co-Being PR事務局
6月30日(月)に、大阪・関西万博会場内EXPOホール「シャインハット」で読売日本交響楽団の奏者による弦楽四重奏「異なるままに、響きあう シグネチャーパビリオンBetter Co-Being×読売日本交響楽団 弦楽四重奏コンサート」を開催します。
大阪・関西万博で宮田裕章が手がけるパビリオン「Better Co-Being」の活動の一環として実施するもので、「異なるままに、響きあう」をテーマに日本有数のオーケストラである読売日本交響楽団からトップクラスの奏者が集い、この機会ならではの挑戦的なプログラムで観客との共鳴を実現します。
概要
宮田裕章からのメッセージ
私たちは今、「違いを越えて、ともにある未来」をどのように描けるかが問われる時代に生きています。私たちのパビリオン「Better Co-Being」は、その問いに対して、共鳴をキーワードにした新たな在り方を示そうとしています。
共鳴とは、単に同じになることではありません。それは、異なる存在が互いの響きに耳を澄まし、違いのままに在りながら、響き合うことです。それぞれが異なるままであるからこそ、生まれる豊かさ──《異なるままに、響きあう》をテーマに、音楽というかたちで体験するひとときが、このコンサートです。弦楽四重奏という形式は、4つの声部が主従を持たず、呼応しながら、ひとつの時間と空間を編んでいく表現です。そこには、言葉ではとらえきれない感情や、関係の可能性が宿っています。今回はモーツァルトやベートーヴェンらの名曲を響きの多様なかたちとしてたどっていきます。
音楽を聴くという行為のなかで、私たちは世界と出会い直すことができます。どうぞこのひととき、響きと静けさのあいだに身をゆだね、あなた自身のなかに生まれる共鳴の気配に耳を澄ませてみてください。
読響の皆さんが紡ぐ弦楽四重奏は、調和を超え、差異が差異のまま交わる“音の対話”です。その精緻なアンサンブルが、万博という舞台でいかなる共鳴を生むのか--深い敬意と期待を込めて耳を傾けたいと思います。
出演
林悠介(ヴァイオリン) Yusuke Hayashi, Violin
桐朋女子高等学校音楽科(共学)を卒業後、ウィーン国立音楽大学、同修士課程を修了。ブレシア国際コンクール、ルイス・シガール国際コンクールなどで優勝。ニールセン国際コンクール第2位、ハノーファー国際コンクールやメニューイン国際コンクールなどで入賞。チリ国立響、パドヴァ・ヴェネト管、ブレシア室内管と共演し、国際的にソロや室内楽で活躍。12年から21年までドイツに住み、ノルトライン・ヴェストファーレン州立ノイエ・フィルの第1コンサートマスター、ハノーファー北ドイツ放送フィルの副コンサートマスター、ヴッパータール響の第1コンサートマスターを歴任。21年に読響のコンサートマスターに就任。25年4月から読響の第1コンサートマスターを務めている。
岸本萌乃加(ヴァイオリン)Honoka Kishimoto, Violin
岡山県出身。「佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ」のメンバーを務めた。東京芸術大学を首席で卒業、アカンサス音楽賞、三菱地所賞受賞。同修士課程修了時に大学院アカンサス音楽賞受賞。全日本学生音楽コンクール(高校の部、大阪)第1位、宗次エンジェルヴァイオリンコンクール第3位、東京音楽コンクール第1位、日本音楽コンクール第3位など受賞。各地の楽団と共演。ヤング・プラハ国際音楽祭やニュージーランドのクライストチャーチへ招聘されリサイタルを開催。HONO Quartetのメンバーとしても活動を展開し、宗次ホール弦楽四重奏コンクール第3位、秋吉台音楽コンクール第1位、大阪国際室内楽コンクール第2位。21年5月から読響の次席ヴァイオリン奏者を務めている。
柳瀬省太(ヴィオラ)Shota Yanase, Viola
東京芸術大学、桐朋学園ソリスト・ディプロマコースに学ぶ。ジュネーヴ国際音楽コンクール・ディプロマ賞。淡路島しづかホール・ヴィオラ・コンクール第1位。2002年パドヴァに留学し、マリオ・ブルネロ主宰のオーケストラ・ダルキ・イタリアーナで活躍。04年から09年までドイツのシュトゥットガルト歌劇場管、09年から神奈川フィル首席ヴィオラ奏者を務め、2014年4月から読響ソロ・ヴィオラ奏者を務めている。サイトウ・キネン・オーケストラのメンバーを務めるほか、松本、宮崎、北九州など各地の音楽祭への参加やリサイタルなどを展開。ストリングクァルテットARCO、アルカスクァルテットのメンバーを務めるなど室内楽奏者としても活躍。松方ホール音楽賞、大阪文化祭賞を受賞。
遠藤真理(チェロ) Mari Endo, Cello
東京芸術大学を卒業。ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学修士課程を最高点で卒業。日本音楽コンクール第1位、「プラハの春」国際コンクール第3位、08年エンリコ・マイナルディ国際コンクール第2位、神奈川県・文化賞未来賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞など受賞多数。ソリストとしてG.ボッセ、J=P.ヴァレーズ、モルロー、小林研一郎、山田和樹らの指揮で、ウィーン室内管やプラハ響など国内外の楽団と多く共演し、高い評価を得ている。17年4月から読響のソロ・チェロ奏者を務めている。室内楽やリサイタル活動も展開。CDはエイベックス・ クラシックスからリリース。ドラマや映画の演奏のほか、12年から8年間 NHK-FM「きらクラ!」のパーソナリティを務めるなど幅広く活躍中。
読売日本交響楽団について
1962年、オーケストラ音楽の振興と普及のために読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビのグループ3社を母体に設立された。
歴代常任指揮者には、若杉弘、レークナー、フリューベック・デ・ブルゴス、アルブレヒト、スクロヴァチェフスキら世界的指揮者が並び、2019年4月からはヴァイグレが第10代常任指揮者を務めている。現在の指揮者陣には、首席客演指揮者のヴァルチュハ、指揮者/クリエイティヴ・パートナーの鈴木優人、桂冠指揮者のカンブルラン、名誉客演指揮者の尾高忠明、特別客演指揮者の小林研一郎が名を連ねている。
創立以来、オッテルロー、ストコフスキー、ヴァント、クルト・ザンデルリンク、チェリビダッケ、マゼール、ロジェストヴェンスキー、ゲルギエフ、ルイージら巨匠を招くとともに、ルービンシュタイン、リヒテル、アルゲリッチ、クレーメル、ポゴレリッチらと共演を重ねてきた。
現在、名誉顧問に高円宮妃久子殿下をお迎えし、赤坂のサントリーホールや池袋の東京芸術劇場などで充実した内容の演奏会を多数開催している。15年3月には、欧州公演で読響の実力をアピールした。17年11月にはメシアンの歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」(全曲日本初演)が好評を博し、サントリー音楽賞などを受賞した。22年12月には文化庁芸術祭大賞を、24年7月に三菱UFJ信託音楽賞奨励賞を受賞。
公益財団法人「正力厚生会」のがん患者助成事業に協力する「ハートフル・コンサート」や小中学校での「フレンドシップ・コンサート」も行っている。また、エルダー楽員によるアンサンブル「サロン・コンサート」など、音楽文化のすそ野拡大にも地道な努力を続けている。
また東京芸術劇場とは事業提携を結んでおり、多くのコンサートのみならず、シアターオペラへの出演や、教育関連事業など、多彩なプロジェクトを共同で展開している。
演奏会などの様子は日本テレビで放送されている。
司会
大野 晃佳・読売テレビアナウンサー
応募について
1.読売ID会員向け優先予約
読売ID会員向けに特別席をご用意いたします。読売IDは、無料でどなたでもお作りいただけます。
以下URLよりご予約いただけます。
読売ID会員向け優先予約(6月11日正午~)
https://www.yomiuri.co.jp/adv/idomu/event/resonance_traces/index.php
読売IDについて
https://my.yomiuri.co.jp/
2.EXPO2025 Visitorsからの予約
こちらをご覧ください。
※2.での予約は抽選です。予約期間内に申し込みください
※1.と2.のいずれの場合もコンサートの入場は無料ですが、別途万博入場チケットが必要です。
【お問い合わせ】(報道機関・一般共通)
「EXPO共鳴フェス 事務局」(読売新聞大阪本社ビジネス局ソリューション開発部内)
担当:水沢・首藤
電話 06₋6366₋1736
メール o-bp@yomiuri.com
対応時間(午前10時~午後5時)
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
更新日:2025.06.10
「異なるままに、響きあう シグネチャーパビリオンBetter Co-Being × 読売日本交響楽団 弦楽四重奏コンサート」を6月30日に開催
新着記事

梅雨末期は集中豪雨に警戒!過去には空梅雨から大雨になったことも。知っておきたい「湿舌」とは?
今年の梅雨はおかしい……。各地で梅雨入りの発表後、しばらくは傘の出番が増えましたが、6月半ばは全国的に晴れて猛烈な暑さとなりました。ですが、梅雨はまだ終わっていません。特に梅雨の末期は過去に何度も大雨となり甚大な被害も出ています。いざという時に備えて、梅雨末期の大雨の特徴や対策について知っておきましょう。

復活した名店・大船『かんのん(観音食堂)』へ。あの紫色の暖簾を再びくぐったら
もう3年も前の話だが、我々大衆酒場ファンにとって大きな出来事が起こった。神奈川県大船駅の前にある老舗酒場「観音食堂」が焼失してしまったのだ。私も以前訪れていて、その外観から内観、出される絶品料理に一気にファンになったのだ。後継者問題や再開発で酒場が無くなるのは残念だが、火災などの不本意で酒場が無くなるのが最も無念だ。実は私自身も、その“火難”に何度か遭遇している。18歳の時に実家の隣にある親戚の家が火事になり、その数年後に働いていたバイト先の寿司屋も火事で全焼した。寿司屋は特に記憶に残っていて、ランチ用の寿司弁当に天ぷらを入れていたのだが、その天ぷら油から出火。第一発見者は私で、天ぷら鍋からほんの一瞬で天井まで火が上り、119番に連絡をしたが消防車が到着するころには二階建ての建物すべてに火が回っていた。幸い人的被害はなかったが、消火後の黒焦げになったバイト先を呆然と眺めていたのを鮮明に憶えている。第一発見者と第一通報者である私は、後日消防署に行き、担当職員と一連の出来事の調書を書いた。それが終わって帰るときに、担当職員から「火事って本当に怖いものだから気を付けてね」と言われ缶コーヒーをくれた。それを飲みながら駅まで歩いているときに、ちょっと涙が出た。いつもそこにあった物、時に人までも。そして、記憶までも消し去る……世の中にはいろいろな不幸があるが、私は火災が一番の不幸だと思っている。それでも、不幸だけではない。その後に奇跡だって起こる。「観音食堂」の火災から約2年後の2023年5月。SNSを中心に“観音食堂・再開”の文字があふれたのだ! 火災からの大復活……さまざまな人の応援と思いもあったのだろう、待ちわびたその時は不幸を一瞬で幸せに変えてみせたはず。すぐにでも新・観音食堂へ訪れてみたかったが、さすがは超人気店。かなり混雑している様子だったので、しばらく待ってから行くことにした。──で、さらにそこから約2年。「待ち過ぎだろ」と言われそうだが……じっくりとその時を待っていた、ということにしてください。
おすすめするスポットやお店のメニューなど、みんなの「こりゃいいぜ!」を絶賛募集中です!!
さんたつ公式サポーター登録はこちら