その昭和橋から川を覗き込むと、河川敷沿いに石畳と石垣が整備されているのが見える。高梁川は、古くは高瀬舟が往来をしていた。

新見市はA級グルメの街、市内を縦断する高梁川にかかる駅前の昭和橋、向こう側とこちら側、

駅周辺には、日本最古の蔓(つる)牛をルーツとする黒毛和種「千屋牛」の焼肉ステーキ店、鯖の姿寿司が食べられる寿司屋、居酒屋、ホテル、スーパー、ショッピングモールなどが点在する。

昭和とそれ以前に建てられた建物がそっくりそのまま佇んでいる。なんだかタイムスリップしたような感覚、ほっこりした。

いっぽう、高梁川に沿って右手に直進するとJR姫新線の踏切があり、その先に見えてくる橋が、江道橋えどうばしなのだが、写真では橋の欄干しか映っていない......。

橋を渡り右手の商店街を経て「新見御殿町」が現れる。元禄10年(1697年)に、新見藩初代藩主、関長治せきながはるが作った地区で、江戸から明治の街並みが保存されている。

駅前から、高梁川に沿ってぶらぶら歩きながら15分もすると「新見御殿町」、江戸、明治、大正、昭和から現代と時の流れを感じてしまう。新見駅周辺は、そんな歩き方ができる街なのだ。

参考:「岡山観光WEB高梁川と高瀬舟の歴史めぐりカブライダーこばんが行く!vol.13」
https://www.okayama-kanko.jp/okatabi/715/page

山陽新聞デジタル「備中ひと・風・景~高梁川流域百選(88)新見庄と高瀬舟(新見市)」
https://www.youtube.com/watch?v=gTKaDRwXYIk