階段を登る前に撮った写真がこれです。手前が京浜東北線の線路です。その奥に湘南新宿ラインを走る貨物列車が見えました。
この辺りに何故か国立印刷局の入り口があります。通勤用の通用口でしょうか。
シャッターが閉まっており、中の様子を伺い知る事はできません。
先ほどの貨物列車より奥には東北、上越、北陸の各新幹線が走る高架があります。
この小径は2箇所で何本もの線路を越える跨線橋と接続しており、跨線橋に寄れば間近にこれらの新幹線を見る事ができます。
今度の写真は上中里駅寄りの跨線橋からです。新幹線とスカイツリーのツーショットです。
おや?今度は見たことがないキレイな車両です。外観からそれらしい電車を調べるとどうやらサフィール踊り子号みたいです。ところが、時刻表には王子駅付近を走るダイヤは見つかりません。日曜日のお昼ごろだったので、新宿駅発の便はあるようですが、行き先は当然伊豆下田駅行きで真逆方向です。ネットで色々検索した結果、どうやら車両基地が大宮にあるらしい事までは分かりました。それでも東京駅や新宿駅に戻る列車は夕方しかないはずなので、回送列車だとしても、なぜこの時間に王子駅付近を走っているのかは分かりません。鉄道に明るくないので、これ以上は詳しい方にお任せしたいと思います。
話を戻しましょう。この跨線橋付近はいわゆる通勤電車のほか、特急列車、貨物列車、新幹線とさまざまな車両が次々に通過するので、マニアではない私も今度は何が来るのかとついつい大興奮です。
でも、写真に夢中になって人さまに迷惑をかける事のないよう注意しなくてはいけませんね。
さて、ここで漸くタイトルに書いた6月に来てみたい理由にたどり着きました。そう、紫陽花です。
飛鳥山と言えば、なんと言っても桜が有名ですが、恐らくこれも見応えがあるに違いありません。
昨年6月9日付けの北区のウェブサイトにアジサイが見頃を迎えたとして紹介された情報には『タマアジサイやガクアジサイ、セイヨウアジサイなど約1,300株のアジサイが約350mにわたって植えられている。』とあり、鮮やかな紫色のアジサイと電車(お約束?)の写真が掲載されていました。
飛鳥の小径の飛鳥山下の区間には沢山の紫陽花がひしめき合っており、私が歩いた時は青々とした葉が梅雨の時期を今か今かと待ち構えているようでした。
この投稿では、電車がイチオシになりましたが、これからの時期なら、合わせてこれも是非見てみたいところです。あいにく歩いたのは5月15日だったので写真の通り、まだ早過ぎでした。
最後はこちら。これは王子駅南口と飛鳥山を繋ぐ飛鳥山下跨線人道橋です。
三井トラスト不動産さんのウェブサイト「このまちアーカイブス」によると
『鉄道に架かる橋は1925(大正14)年に竣工した「飛鳥山下跨線人道橋」で、(中略)1887(明治20)年のドイツ製レールが再利用されている。 』との事。はるか遠いドイツからやってきたレールがこんな所で余生を送っている事に驚かされます。
橋から王子駅南口に降りると、目と鼻の先には都電の踏切があります。
大袈裟な言い方ですが、ここは鉄道のテーマパークと言えるかもしれません。
テレビのお天気コーナーなどで紫陽花情報を聞いたら、鉄道と花を見に来てみませんか。