まず、使用している器がとても美しいです。
肴の器も酒器も骨董品から作家さんの作品まで色々あって、暇なときには解説もしてもらえます。
割れたときは金継ぎされ、その器もまた美しいのがすごい。
ある日、みていて気に入ったぐい呑みで日本酒を飲ませていただいたりもしました。

日本酒は一合と六勺の2種類の量が選べて、大抵の方は六勺で色々なお酒を楽しみます(私もです)。

肴は、日本酒といえばこれ、という珍味がずらりと取り揃えられてます。
何の塩辛だったっけ?とクイズしているような楽しさです。もちろん板前さんに質問すると色々教えてくれます。

日本酒も来るたびに変わっていくので、好みの味を伝えて板前さんに出してもらいます。

それにしても、いつもおいてある日本酒のラインナップが日本語って難しいなあと毎度思ってしまうくらい、意外な読み方のお酒が多いです。
たまに隣の人が頼んだのお酒の名前を聞いて両隣で「えええええ?そんな読み方だったの?」と一緒に驚くこともしばしば(笑)。

いらしているお客さんも格好良く、たまに隣の人のお酒や肴を覗き込み「私にもこれ頂戴(≧▽≦)」と板前さんに伝えますが、話しかけられることは滅多にありません。
しかし居心地良いい距離感の方々ばかりで、同じ店で飲んでいる人としての一体感があります。
帰るときも、仕事上がりみたいに「お先に失礼」と隣の人に声かけてさっと去ります。

凄く格好いいなあ、と思いながら見送ったあと、こっそり真似をする私でありました。