こだわりが詰まった小さなあんみつ屋さん
曳舟駅、押上駅から徒歩12分ほどの桜橋通り沿いにある『あんみつの深緑堂』。
甘味処と呼ぶよりも、あんみつ屋さんの方がしっくりくるお店。
あんみつのお店は、創業何十年という老舗が多い中で、2014年オープンのこちらは歴史は浅いですが、店主鈴木さんのこだわりの詰まったあんみつはメディアでも話題で、毎日早めに売り切れてしまうくらい人気です。
カウンターとテーブル2卓の小さなお店ですが、どこかホッとする居心地良い空間になっています。
カウンター席だと、目の前で丁寧に作られる工程を眺めることも出来て、黒猫テンションMAXひゃっほー!
そう言えば黒猫も今まで多くのお店で、あんみつを味わってきましたが、目の前で作るところを見られるお店はありませんでした。
こうして目の前で、全ての工程を見せることができるのも鈴木さんの自信の表れですね。
1日50食限定の絶品あんみつ
もちろん必須オーダーは、看板メニューのあんみつ。
寒天、えんどう豆、2色の白玉、こしあん、あんず、くるみ、赤すぐりと、この器の中に鈴木さんのこだわりがギュッと詰まっています。
全て自家製手作りのため数量に限界があり、1日50食限定です。
あんみつには、150円追加でバニラアイスをトッピングすることも可能です。
別添えの黒蜜を、お好みの分量かけて味わいます。
沖縄の島で作られた黒糖を使った、後味がすっきりとした美味しい黒蜜。
たっぷりとかけても、甘ったるくなくてウマウマ倍増にゃー♪
こしあんは、昔ながらの製法で茹でた小豆を竹ざると馬毛のこし器でこして作ったもので、雑味なく滑らかでウマウマ。
白玉は、オーダーごとに茹でているので、柔らかでモチモチ。
あんずも、希少な長野産ドライあんずを丁寧に戻してピチピチ。
ひとつひとつ全てが鈴木さんのこだわりの素材です。
そしてメインとも言える寒天も、国内の産地から取り寄せた天草をブレンドして毎日お店で手作りしています。
この天草の国内産地が減ってきているとのこと。
環境問題だけでなく、天草を採る方の後継者が居ないのも理由とのことで、今後ますます国内産天草は希少品になりそうです。
こだわりの寒天を使った“ところてん”は必食!
あんみつの他に、ぜひ味わってほしいのが“ところてん”。
こだわりの天草を使った“ところてん”は、間違いのない美味しさです。
もちろん“ところてん”も、オーダーを受けてから寒天を突き出して仕上げます。
自家製の酢醤油と辛子で味わうシンプルな“ところてん”。
つるつる、ぷるんぷるんと味わえば、あっという間にペロリ黒猫。
正直“ところてん”を、こんなに美味しいと思ったのは初めてです。
ぜひあんみつと一緒に、この美味しさ味わってみてくださいね。
店主鈴木さんの、こだわりの美味しさを堪能できて、今回も大満足の“黒猫スイーツ散歩”だったにゃー♪
『あんみつの深緑堂』店舗詳細
取材・文・撮影=ミスター黒猫