私自身はバイクや車でよく行きますが、公共機関でも行けてしまう。
その点でもおすすめ度は高い。
マニアックダムになるともはや公共機関どころか、車道すらなく何時間も徒歩で向かう必要があるからだ。

※宮ヶ瀬ダム周辺復興財団の紹介するより詳細なアクセス方法はこちらのリンクからどうぞ。https://www.miyagase.or.jp/smarts/index/5/

そんなわけで宮ヶ瀬ダムは老若男女問わず賑わっており、観光地のようでワクワクするぜ。

水とエネルギー館でダムの知識をインプット

まずはこちらからご紹介。

一体ダムはなんのためにある施設なのか、その具体的な知識を学べる施設だ。
某教育番組のセットのような体験型の施設に大人でも楽しめるようにできている。

公式でも【楽しみながら学習する】なんてキャッチフレーズで紹介されているぞ。
模型を動かしたり、大きさを体験してみたり…どんどん体験してダムオタクになろうね!(?!)
ちなみに施設にはダムカード配布箇所もあるため、要チェック。

こちら傾斜板の模型。
生ビールではない。

専門家ではないので、詳細を正確にはお伝えできないのだが、ざっくり以下のような役割があるぞ。

目立つ斜めの板、これは「傾斜板(傾斜管)」と呼ばれるもので、水流を効率的に緩め、粒子が沈降しやすくする助けになるモノ。

水の汚れを素早く取り除ける工夫が目で見て学べる模型。

とまぁ、こんな感じで模型が多く展示されているので、目で見て学べた。

おそらく文字のみの説明だと意味不明になる上に、シンプルにつまらない。
このような施設は大人にとってもありがたい。
子供に質問されても華麗に答えられるように予習しておこう!

続いてインクラインだ!

実はこれダム建設時の資材運搬用の斜面鉄道を再利用したもの。
解体せずに観光用に流用するなんて天才か....
何度も宮ヶ瀬ダムに訪れている私自身も、実はこの時が初乗車。

正直な感想は…大興奮でした。
乗車するとダムの壮大さを間近で体感できるのでおすすめ。
訪れたのであれば、絶対に乗った方がいい。

中々の急勾配と道中に見える階段は要チェック!
(施設の方が点検で利用するような階段が点在しています。)

普段絶対に見られない風景を目に焼き付けてほしい。
ちなみに訪れたのは平日だったが、なんと貸切状態になるほど人はいなかった(おそらく土日は混雑する)

あ、ちなみに往復の大人料金は700円です。
冬季は土日のみの運行だったり、せっかく訪れたのに乗れない体験はしてほしくない。
そんな訳で運行日程に関しては公式サイトをチェックして欲しいです。

インクラインを降りて、徒歩1分程度で下記の景色が目の前に広がる。
超巨大コンクリートに圧巻されてしまう。
これがダム....

観光放流というイベントもタイミングが合えば見られるのもおすすめポイント。

ダム中心にある、2個の穴から勢いよく放流してくれる気前のいいイベントだ。

放流量は1秒間に30立方メートル。
それが6分間続くらしい....

うーむ、これだけ聞くと想像しにくいよね。
例えようと思い、東京ドームに換算して計算してみたら0.009杯分というなんとも微妙な結果になってしまった。
東京ドームを水で満たすには、なんと12時間弱の放流が必要みたいだ。

身近な例えでわかりやすいモノだと、25mプール29個分、もしくは学校の体育館1個分を水で満たせる量のようだ。

そう考えると、やはりとんでもない放水量。
ぜひ放流イベントの日に訪れてみてほしい。

ダムの役割や施設の知識を学び、インクラインでアトラクション体験。
そして最後には圧倒的迫力のダムを観察して終了という大人のプチ修学旅行。
この一か所で全てが完結してしまうと考えると、宮ヶ瀬ダムがいかにゴージャスなダムカ伝わるはずです。

だからこそ人気なんですよね。

少しでも面白そうなんて思って人は、きっと楽しめると思います。