星野リゾート
~横浜市旧市庁舎を活用し「レガシーホテル」へ~
「OMO7横浜」外観イメージ
テンションあがる「街ナカ」ホテル「OMO」は、神奈川県横浜市に「OMO7横浜 by 星野リゾート」(以下、OMO7横浜)を2026年春に開業します。ホテルは「BASEGATE横浜関内(横浜市旧市庁舎街区活用事業)」と呼ばれる、JR関内(かんない)駅前の横浜市旧市庁舎跡地を活用した開発プロジェクトです。日本の近代建築を支えた昭和を代表する建築家「村野藤吾」氏が手掛けた横浜市旧市庁舎を「レガシーホテル」として活用します。ホテルのデザインは横浜市旧市庁舎の意匠を一部活用、または再解釈し設計されています。なお、2025年10月に公式サイトにて予約受付を開始します。
「BASEGATE横浜関内」についてBASEGATE横浜関内は三井不動産を代表企業とする8社がJR「関内」駅前の横浜市旧市庁舎跡地において進めている、大規模ミクストユース(*1)型プロジェクトです。「新旧融合」を特色とし、旧市庁舎行政棟を保存、活用することで横浜の文化を継承し、格式ある景観を形成するとともに、次世代の横浜を象徴するエンターテインメント&イノベーションの拠点をつくることを目指しています。
BASEGATE横浜関内イメージ
*1 ミクストユース…住宅や商業、オフィス、公共施設などの異なる施設を融合させ複数の異なる用途を持たせること。
横浜市旧市庁舎について
横浜市旧市庁舎は横浜開港100周年記念事業として1959(昭和34)年に竣工し、60年以上にわたり横浜市政を支えてきました。行政棟を手掛けたのは日本の近代建築を支えた昭和を代表する建築家「村野藤吾」氏。2020年12月に実施された旧市庁舎の最後の見学会でも多くの市民が集い、閉庁を惜しむ姿がみられました(*2)。
*2 タウンニュースより https://www.townnews.co.jp/0117/2021/01/07/557675.html
横浜市旧市庁舎・行政棟
村野藤吾氏
レガシーホテルについて
市民に親しまれた旧市庁舎の景観を継承するために、行政棟を現位置に残し、観光の賑わいを生み出すホテルとして活用する「レガシーホテル」というテーマを選択しました。建物の意匠で残せるものは残し、老朽化等で取り壊さざるをえない部分に関してもコピーではなく、新たなホテルとしてふさわしい意匠に生まれ変わるような再解釈を行います。横浜の発展の歴史を象徴する記憶と風景を継承していくホテルになることを目指します。
横浜市旧市庁舎の意匠をそのまま受け継ぐ事例
旧市庁舎内には村野氏と繋がりのあった彫刻家・辻晋堂氏の泰山タイルアート(タイトル「海・波・船」)が施されていますが、改装後はカフェの壁面としてそのまま使用します。また、村野氏は「手すりの名手」(*3)と評される程、階段の手すりのデザインにおいて豊かな表現をしていたと言われています。旧市庁舎内の市民広間で使用されていた大階段をホテルの吹き抜けに移設再現し、滑らかな曲線を含む手すりの一部も再活用します。
*3 日経クロステック 2015年11月16日掲載 https://xtech.nikkei.com/kn/atcl/bldnews/15/111100226/
横浜市旧市庁舎 泰山タイルアート
OMO7横浜 カフェ(*4)
横浜市旧市庁舎 市民広間
OMO7横浜 パブリックスペース(*4)
*4 OMO7横浜のパースは2025年3月時点でのイメージです。今後デザインを変更する場合がございます。
横浜市旧市庁舎の意匠を再解釈する事例
多くの人々の目にも触れる1階ロビーには、旧議会棟議場にあった円形照明の要素を取り入れた特殊照明を設置します。照明の光の漏れ方や素材は新たにデザインし直すことで、ホテルのエントランスに相応しい高揚感のある雰囲気を生み出します。また、ホテルの客室やパブリックエリアの色味は旧市庁舎内で使用されていたタイルや家具、絨毯などの色合いを参考にデザインします。
横浜市旧市庁舎 議場
OMO7横浜 ロビー(*4)
横浜市旧市庁舎 階段
OMO7横浜 客室(*4)
建築や横浜の歴史にまつわる展示スペース建築に関する展示も予定しています。宿泊しながら、その建物が親しまれてきた当時の様子や横浜が発展してきた軌跡をたどることができます。
OMO7横浜 関内展示イメージ(*4)
海外と日本の文化、歴史と新しさが交差する「横浜」を再発見するホテル
1859年に開港して以来、横浜では海外と日本の文化が出会い、発展してきました。現在でも、横浜中華街や、明治から大正にかけて建てられた洋風の建物があり、異国情緒を感じることができます。また、戦後から続くディープな繁華街と、近代的な観光スポットの両方を体験できるのも魅力です。野毛・伊勢佐木町周辺には、古くから愛されるレストランやバーが並び、今も昔も地元の人々「ハマっ子」が集います。一方、近年整備された海沿いの「ベイエリア」や横浜スタジアムは、多くの人々が訪れる王道の観光スポットです。当ホテルの場所は、野毛・伊勢佐木町エリアとベイエリアの中間で、横浜の多様な魅力を体感するのにぴったりです。当ホテルでは、横浜での滞在をより深く楽しむためのサービス「Go-KINJO(ごーきんじょ)」を展開し、街を知り尽くした「ご近所ガイド OMOレンジャー」、ガイドブックには載っていない街のディープな魅力を集めた「ご近所マップ」を用意します。また、館内のパブリックスペース「OMOベース」では、街歩きの前におすすめスポットを調べたり、散策の合間にひと休みしたり、街歩きを楽しくする仕掛け満載の遊び心あふれた空間を提供します。
「OMO7」についてOMOブランドではOMOの後ろに続く数字・アイコンはサービスの幅を示しています。この数字があることで、旅の目的や過ごし方に合わせて最適なホテルを選ぶことができます。OMO7横浜は「OMO7」。カフェ・レストランなどを備えた都市のランドマークとなるフルサービスホテルを予定しています。現在「OMO7」は、OMO7旭川、OMO7大阪、OMO7高知の3施設で展開しています。
施設概要
施設名 :OMO7横浜(おも) by 星野リゾート
所在地 :神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1ほか
アクセス:JR根岸線「関内」駅徒歩1分、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅徒歩1分、横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り」駅徒歩7分
客室数 :276室
施設 :客室、OMOベース(フロント、ライブラリーラウンジ、会議室、ダイニング、カフェ、
ご近所マップ、フリースペース、ショップ、展示スペース、OMOドッグガーデン)、
ロッカー、ワークルーム、ランドリー
設計 :当初設計…村野、森建築事務所
改修基本設計・実施設計…株式会社竹中工務店
ホテルFOH(*5)部 インテリア基本設計・インテリアデザイン監修
…株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所
ホテルFOH部 造作家具実施設計…アイリスオーヤマ株式会社
ホテルサインデザイン…UMA / design farm
数字フォントデザイン…村野、森建築事務所・MURANO design
FFE(*6)設計・監理…株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所
施工 :当初施工…免震改修工事:戸田組(現・戸田建設株式会社)
改修施工…株式会社竹中工務店
開業日 :2026年春
予約受付:2025年10月
URL :https://hoshinoresorts.com/ja/brands/omo/sp/omo7yokohama/
電話 :050-3134-8095(OMO予約センター)
*5 FOH…Front of House ホテルの延床面積のなかで、利用客に使用される面積部分。客室、パブリックスペースなど
*6 FFE…Furniture Fixture & Equipment 家具や据え付け設備、什器など
*記載の内容は提供予定のものです。変更になる場合があります
「OMO(おも)」とは?
「OMO」は星野リゾートが全国に展開する「テンションあがる『街ナカ』ホテル」。街をこよなく愛するスタッフが地域の方々と仕掛ける、新感覚のホテル。思いもよらない魅力に出会い、知らず知らずのうちにその街までお気に入りに。現在16施設を展開しています。
URL:https://hoshinoresorts.com/ja/brands/omo/
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