箱根ヶ崎駅から、瑞穂町図書館を目指して歩く。徒歩19分らしいが、あいにくの雨模様。
農家や住宅の中に、風情のある商店が並ぶ道が出てきたと思ったら、こんな時計台が。

ここは、現在の青梅街道と古い青梅街道がYの字型に交差する場所。
昭和6年に青年団が時計台を作り、今も同じ位置に時計台が設けられている。

日光街道も通っていたこの町は、宿場町として栄えた時期があるという。時計台の近くにはねぎしという旅籠があったと書いてある。
写真に写っている喫茶店もねぎしという。ここだったのかな?

残堀川を渡ると、目の前は丘。
狭山丘陵がはじまっている。

町役場はふもとの平地にあるけれど、図書館は丘の上。
目指して歩いていくと、商工会、保健センター、図書館、中学校と、町の大事なものが大集合している。

写真の茶色い建物が図書館。
テラスがあったり、ごはんを食べていい場所があったり、給湯器があったり、工夫に満ちている。
住んでいる人の声を何度も聞いて作られたという図書館は、本も素敵な分け方で並んでいて、とても良いところだった。

帰り道で、やっと晴れてきた。
こんな階段があったので、登ってみた。

今年の桜の時期はお天気が残念だったが、やっと青空の桜に会えた。

階段の上には、戦没者慰霊等があった。
手を合わせてから振り返ると、こんな景色。

正面には横田基地が見える。
急な階段だけれど、たくさんの人が、桜を見ながら上がってくる。

階段の上からは遊歩道が伸びていて、ハイキングに誘われる。
そういえば図書館に向かう坂道にも、いくつもの遊歩道の案内があった。
こんな仕事帰りの服で遊歩道に迷い込むと、多分大変なことになるので、ハイキングは断念。
丘陵のふもとの瑞穂町はハイキングタウンなのだ。瑞穂町には、スニーカーで来なくてはいけない。

日光街道という信号のそばに、漢方薬の店があった。このあたりは古くから栄えた町の気配がある。

箱根ヶ崎駅まで戻ってくると、立川駅行きのバスがいたので、乗ってみた。
このバスが、丘陵のふもとをずーっと通っていて、景色が最高。

散歩もしたけれど、バスも楽しかった瑞穂町散歩。丘陵の麓の町、次はハイキング態勢で来てみたい。