スタート:京王井の頭線駒場東大前駅ー(5分/0.3㎞)→駒場野公園ー(11分/0.6㎞)→日本民藝館ー(3分/0.2㎞)→駒場公園(旧前田侯爵邸)ー(9分/0.5㎞)→日本近代文学館ー(23分/1.2㎞)→東京ジャーミィー(6分/0.3㎞)→古賀政男音楽博物館ー(22分/1.2㎞)→代々木八幡宮ー(24分/1.3㎞)→代々木ポニー公園ー(19分/1.0㎞)→文化学園服飾博物館ー(8分/0.4㎞)→新宿中央公園ー(9分/0.5㎞)→十二社熊野神社ー(6分/0.3㎞)→都庁展望室ー(14分/0.8㎞)→ゴール:JR・地下鉄・私鉄
新宿駅
今回のコース◆約8.6km/約2時間40分/約1万1500歩
1 駒場野公園
かつての農業学校は桜の名所
明治時代の駒場農学校(現在の東京教育大学農学部)の跡地を整備した公園。水田が今も残り、教鞭を取ったドイツ人の農芸化学教師ケルネルにちなみ、「ケルネル田んぼ」と呼ばれている。桜の名所としても知られ、約20品種が咲き誇る。
2 日本民藝館
優れた民藝作品を幅広く展示
「民藝」という新しい美を広めようとした思想家の柳宗悦にって企画創設された。柳の審美眼によって集められた陶磁器や漆木工、絵画、金工品など、約1万7000点が収蔵され、展示ごとにさまざまな作品に出合える。
3 駒場公園(旧前田家本邸)
前田侯爵の和館と洋館がある公園
加賀百万石の当主だった前田利為侯爵の駒場邸跡。園内には、和様建築の粋を集め、化粧レンガが施される昭和4年(1929)築の洋館と、書院造りで昭和5年築の和館がある。
4 日本近代文学館
貴重な文学資料を保存し、公開する
散逸しつつあった明治以降の文学資料を収集・保存するために昭和42年(1967)に開館。図書や雑誌を中心に数々の名作の原稿など、約120万点を収蔵。年4回行われる展覧会や資料を用いた講座など、さまざまなイベントを開催する。
5 東京ジャーミイ
イスラム教徒以外でも見学可能
イスラム教のモスク(礼拝堂)で、大きさは日本最大級。2000年に開堂。礼拝堂内部のステンドグラスをはじめ、装飾はエキゾチック。土・日・祝の14時30分〜は館内を案内する無料のガイドツアーを開催。
6 古賀政男音楽博物館
『酒は涙か溜息か』『柔』などの作曲家の生涯を知る
昭和を代表する作曲家・古賀政男の博物館。政男が昭和13年(1938)に移り住んだ代々木上原にある。館内には政男が愛した書斎や日本間などを移築している。常設展示は政男の生涯や代表曲などを紹介。
7 代々木八幡宮
都内随一ともいわれるパワースポット
応神天皇(八幡様)を祀る古社で、創建は鎌倉時代という。厄除開運の御利益のほか、仕事運が上がるという出世稲荷社などがあり、パワースポットとしても注目されている。約4500年前といわれる縄文時代の遺跡も境内で発見された。
8 代々木ポニー公園
都会の真ん中でポニーにふれあう
ポニーとのふれあいが楽しめる。ブラッシングしたり、ニンジンを食べさせたりとポニーを身近に感じられる。親子乗馬や引き馬(ともに1・2・7〜9月は中止の場合あり)などを体験することができ、すべてが無料で楽しめるのもうれしい。
9 文化学園服飾博物館
日本では珍しいファッション博物館
ファッションの総合教育機関である文化学園が運営する服飾専門博物館。着物をはじめ、ヨーロッパやアジア、アフリカの伝統的な民族衣装など、企画ごとに展示が変わる。ガイド付きのギャラリーツアーなども行う。
10 新宿中央公園
イベントも楽しみな都会のオアシス
かつての淀橋浄水場跡で、昭和43年(1968)に開園。都庁をはじめ、高層ビル群に囲まれ、都会のオアシスとして親しまれている。フリーマーケットのほか、各種イベントが開催される。春には姉妹都市・伊那市の高遠桜も咲く。
11 十二社熊野神社
かつての地名の由来となった古社
創建は諸説あるが、応永年間(1394〜1428)に、鈴木九郎が紀州の熊野三山から十二所権現を勧請したと伝わる。周囲はかつて池や滝がある景勝地だったが、浄水場の工事のため埋め立てられた。境内にはそのことを記した十二社の碑が残る。
12 都庁展望室
東京を見渡す無料の展望塔。夜景も素晴らしい
高さ243m、48階建ての都庁。第一本庁舎45階に北展望室と南展望室がある。地上202mから眼下に東京の街並みが広がり、東京スカイツリーや東京タワー、遠く富士山まで見渡せる絶景が広がる。
13 ぼるが
山小屋のような店内で、焼き鳥片手に英気を養う
昭和23年(1948)の創業で、新宿でも指折りの人気店。レンガ壁にツタが絡まる風情のある外観だ。焼き物は、毎日手で刺し、炭火でじっくりと焼いている。やきとり(もつやきの盛り合わせ)5本、つくね2本各550円。
14 無添加Gluten Freeカレー ゆうばーる
路地裏に佇む隠れ家で、昼は体に優しいカレーを堪能
ランチは無添加でグルテンフリーなカレーが好評。「豚150」と「ほうれん草」のハーフ&ハーフ1120円は、柔らかいすね肉入りカレーとほうれん草カレーの2種類。スパイシーな風味がたまらない。夜は燻製料理とワインがメイン。
取材・文・撮影=アド・グリーン