アーティスト、生活者、来訪者。みんなでつくる芸術祭
千葉県の県庁所在地で、98万人が暮らす政令指定都市・千葉市。この地を舞台にした3年に1度の新たなアートの祭典「千葉国際芸術祭2025」が2025年4月に開幕する。
総合ディレクターは、アーティスト/東京藝術大学副学長の中村政人氏。
市民参加型の芸術祭として、2023年12月に始動したプレ会期プログラムも含め、市内各地でさまざまな体験型のアートプロジェクトが展開。アーティストだけでなく、訪れた人も地域にかかわりながら創造性を発揮できる機会となる。
アーティスト公募プロジェクト「ソーシャルダイブ」
募集期間:2025年1月5日(日)まで
「千葉国際芸術祭2025」では、千葉市のまちなかに滞在し、作品制作を通して地域の魅力や新しい価値を発見することを目的に、出展アーティストの一部を公募で選考する。公募は2部門で構成され、[部門1]は日本国外に在住する外国籍のアーティスト、[部門2]は千葉市にゆかりのある若手アーティストを対象に募集。個人またはチームでの参加可。応募方法等、詳細は下記URLを参照。
千葉国際芸術祭2025 アーティスト公募プロジェクト「ソーシャルダイブ」
https://www.artstriennale.city.chiba.jp/entry/
教員の作品を展示する「先生たちのアートアンデパンダン展」
募集期間:2024年12月23日(月)まで
「アンデパンダン展」とは、ジャンルを問わず誰でも作品を発表できる展覧会。2025年の本会期では子供から大人まで、千葉市に在住・在勤・在学、千葉市出身の人を対象にした開催が予定されているが、2024年度はプレ企画として、市内の全学校教員を対象とした「先生たちのアートアンデパンダン展」の出品作品を募集中。応募作品は2025年2月17日(月)~3月4日(火)に「きぼーるアトリウム」ほかで展示予定。応募方法等、詳細は下記URLを参照。
[作品募集] 千葉国際芸術祭2025プレ企画 先生たちのアートアンデパンダン展参加者募集
https://artstriennale.city.chiba.jp/news/6714b593a8142e4281865075/
プレ会期プログラム第2弾が開催中!
「千葉国際芸術祭2025」 では、本会期前のプレ会期からさまざまなアートプロジェクトが展開されている。詳細は公式HPをチェック!
「天馬船プロジェクト テスト航行」
開催日時:2024年11月22日(金)※荒天の場合は12月7日(土)に順延
会場:花見川
「まちばのまちばり」
アーティスト:西尾美也
開催日時:2025年2月予定
会場:西千葉工作室
「わたしの千葉市!テーマパークの模型を作ろう!」
アーティスト:栗原良彰
日時・会場:調整中
千葉国際芸術祭 総合ディレクター・中村政人(なかむらまさと)氏
1963年秋田県大館市生まれ。アーティスト。東京藝術大学絵画科教授、副学長。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻壁画修了。大韓民国弘益大学大学院西洋画科修士課程。「アート×コミュニティ×産業」の新たな繋がりを生み出すアートプロジェクトを進める社会派アーティスト。2001年第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ、日本館に出品。マクドナルド社のCIを使ったインスタレーション作品は世界的注目を集める。「ヒミング」(富山県氷見市)、「ゼロダテ」(秋田県大館市)など、地域再生型のサスティナブルアートプロジェクトを多数展開。2010~2023年、公設民営のアートセンター「アーツ千代田3331」(東京都千代田区)を運営。2021年から国際芸術祭「東京ビエンナーレ」を立ち上げ、千葉国際芸術祭2025の総合ディレクター、スローアートセンター名古屋の建築監修、ディレクターとして地域の文化芸術活動を推進している。平成22年度芸術選奨受賞。2018年日本建築学会文化賞受賞。
開催概要
「千葉国際芸術祭2025」
会期
[プレ会期1]2023年12月~2024年3月
[プレ会期2]2024年10月~2025年3月
[本会期]2025年4~12月([コア期間]2025年9月下旬~11月下旬)
主な展示・活動エリア
千葉駅周辺エリア 県庁前エリア 西千葉エリア 花見川エリア 千葉市動物公園
公式HP: https://www.artstriennale.city.chiba.jp
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文=さんたつ編集部 ※画像は主催者より提供