あちこちからの絶妙コラージュが楽しい『サレサイドサカエ』
人気立ち飲み『サレカマネ』の2号店。アメリカの古材を使ったカウンターには南部鉄器、壁には天狗のお面、LP盤から流れるはジャズやロック̶̶。そんな異なるジャンルが交じり合う空間は妙に心地がいい。お酒も日本酒からナチュールワイン、肴もキッシュから刺し身までとクロスオーバー! 店主の佐藤格之さんいわく「誰が来ても好きなものが見つかる酒場にしたくて。カリーブルストとか、海外旅行で気に入った料理も取り入れてます」。
『サレサイドサカエ』店舗詳細
愛と笑いの夜が待つ駅前の止まり木『小鳥遊(たかなし)』
店主の園田芽久さんをはじめスタッフは20代。でも、生ビール650円は白穂乃香、日本酒は聖蹟桜ヶ丘『小山商店』仕入れの5種など、通好みの品揃え。つまみも本日のお晩菜3点盛が写真の量で500円と安く、日々大盛況なのもうなずける。「店名のように鷹がいなくて平和に小鳥たちが遊べるような場、みんなが家族のような酒場にしたかった」と芽久さん。中には1日3回来る猛者もいるとか!
『小鳥遊』店舗詳細
蘊蓄不要、日々の生活にイタリアワインを『angolo』
徳田彰宏さんは15年のソムリエ歴を活かし、ワインの卸しを開始。2021年にはイタリアワインを破格の500円で提供する角打ちもはじめた。しかもボトルを買えば、抜栓料なしでその場で飲んでOK!「ワインを日常に溶け込ませたいんです。蘊蓄なしで楽しみましょう!」。500円のおつまみには地元『ル プチ パン イ・ウ』のバケットが付き、徳田さん厳選のオリーブオイルをかけると最高の肴に。
『angolo』店舗詳細
笑顔がコの字を囲む西荻サードプレイス『MEGUSTAニシオギ』
駅北口を出ると、お茶屋『清風園』から茶を焙じたいい香りが。「うちのお茶割はこちらの茶葉を使ってます。地元のもので名物を作りたくて」と店長の吉田裕一さん。香ばしいほうじ茶ハイと、桜のチップでいぶした自家製サバスモークや、燻製したたくあんとツナが入るポテサラは相性最高。ボリュームのあるパスタ930円やカレー650円も評判で、開店1年で地元客が足しげく通う憩いの場に!
『MEGUSTAニシオギ』店舗詳細
/営業時間:15:00~翌2:00/定休日:無/アクセス:JR中央線西荻窪駅から徒歩1分
日伊いいとこどりの酒肴でチェッロが加速『#18 OHAKO(オハコ)』
店主の安達克哉さんは「気軽に週3ぐらい通ってほしい」との思いから、コの字カウンターのショーケースに大皿料理が並ぶ立ち飲みバルを2022年秋開店。18年間修業したイタリアンをベースにしつつ、肉味噌に乾燥バジルを加えたパリパリピーマン600円やアンチョビを加えたポテサラ550円など居酒屋の要素もプラス。お酒は漬け込んだ果物や香草などの風味鮮烈なチェッロサワーが主役!
『#18 OHAKO』店舗詳細
/営業時間:17:00~23:30(日は15:00~22:30)/定休日:月/アクセス:JR中央線西荻窪駅から徒歩2分
取材・文=鈴木健太 撮影=丸毛 透
『散歩の達人』2023年8月号より