バタートーストの甘さが覚醒を促す『Ryumon coffee stand』

モーニングセット680円。ドリンクはカフェラテかコーヒーを選べる。アイス・ホットも選択可能だ。モーニングタイムは9:00~11:00。
モーニングセット680円。ドリンクはカフェラテかコーヒーを選べる。アイス・ホットも選択可能だ。モーニングタイムは9:00~11:00。

店主の小泉直樹さんは、初めて口にしたスペシャルティコーヒーの味わいに感動し、バリスタに。2011年に店を開いた。ブラックもいいが、「朝だったら、ちょっと風味が丸いカフェラテがおすすめ」。セットの分厚いトーストの横には、キビ砂糖シロップが。たっぷりかけて頬張ると、ガツンと強い甘みとバターの塩味が飛び込んでくる。そこへカフェラテをすすれば、苦味と酸味が爽やかな後味をもたらし、ほっとひと心地。

陽光がさんさんと差し込む2階席。
陽光がさんさんと差し込む2階席。
小泉さん。長屋づくりの建物は、歩いていると目を引く不思議な出で立ち。
小泉さん。長屋づくりの建物は、歩いていると目を引く不思議な出で立ち。

『Ryumon coffee stand』店舗詳細

住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町2-14-9/営業時間:9:00~18:30/定休日:水・第1・3火/アクセス:JR中央線・京王電鉄井の頭線吉祥寺駅から徒歩5分

ミルクティーとシナモンの相性たるや『chai break』

ミルクティーを攪拌(かくはん)する水野さん。平日はミルクティー、サラダ、シリアルのセットで880円。休日はシナモントーストも付いて1210円。モーニングタイムは月・水・木・金9:00~11:00、土・日・祝8:00~11:00。
ミルクティーを攪拌(かくはん)する水野さん。平日はミルクティー、サラダ、シリアルのセットで880円。休日はシナモントーストも付いて1210円。モーニングタイムは月・水・木・金9:00~11:00、土・日・祝8:00~11:00。

シングルオリジンティーの卸をやっている店主の水野学さんは「お高く止まらず、でも茶葉の味を知ってもらえる店に」と、チャイを中心とした紅茶専門店を開いた。モーニングは煮だしミルクティーがおかわり自由。「砂糖をたくさん加えて味わうのがおすすめ」と、水野さん。さらに、スリランカ産のシナモンを練りこんだ自家製トーストも外せない。噛むごとにじんわり甘みが増していく。

店内には茶葉の物販も。
店内には茶葉の物販も。
井の頭恩賜公園へ続く緑道沿いに。
井の頭恩賜公園へ続く緑道沿いに。

『chai break』店舗詳細

住所:東京都武蔵野市御殿山1-3-2/営業時間:9:00~19:00(土・日・祝は8:00~)/定休日:火(祝の場合は翌水)/アクセス:JR中央線・京王電鉄井の頭線吉祥寺駅から徒歩5分

老舗喫茶のサンドはカレー風味『茶房 武蔵野文庫』

ホットサンドは220円とブレンドコーヒーは600円。モーニングタイムは10:00~約10食で売り切れ次第終了。
ホットサンドは220円とブレンドコーヒーは600円。モーニングタイムは10:00~約10食で売り切れ次第終了。

かつて早稲田にあった「早稲田文庫」の風情と味を引き継ぎ、店主の日下(くさか)茂さんが1985年に開店した喫茶。当時のレシピを守っているカレーやケーキは今も変わらず大人気だが、朝は数量限定のホットサンドもファンが多い。サクサクのトーストに挟まれた具材は、カレーツナとタマゴの2種類。舌鼓を打ちつつ、オリジナルブレンドのコーヒーをすすりながら、しばし朝の慌ただしさを忘れて過ごしたい。

「壁に飾ってある額は、小説家の井伏鱒二さんの直筆だよ」と、日下さん。店内に置かれた蔵書や焼き物も見ていて楽しい。
「壁に飾ってある額は、小説家の井伏鱒二さんの直筆だよ」と、日下さん。店内に置かれた蔵書や焼き物も見ていて楽しい。
大通りの裏側の細道に。
大通りの裏側の細道に。

『茶房 武蔵野文庫』店舗詳細

取材・文=高橋健太(teamまめ) 撮影=オカダタカオ