台湾の人気店の味を再現した豆乳店『二吉軒監修 豆漿日和』
『二吉軒監修 豆漿日和(によしけんかんしゅう とうじゃんびより)』は、2023年12月にオープンした豆乳や豆花の専門店だ。店内にはカフェが併設されており、豆乳はもちろん、それを使った軽食やスイーツを提供している。鹹豆漿(シェントウジェン)、蛋餅(ダンピン)、豆花(トウファ)は台湾の朝食の定番。忙しい朝にサクッと屋台で食べて仕事に出かけるのが台湾人の日常で、スタッフさんが手早く盛り付けをする姿をみていると、なんだか台湾に来たみたいな気分になってくる。
温かい豆乳スープの鹹豆漿、ひんやりスイーツの豆花、卵入りのカリッ&モチッ食感のクレープ・蛋餅(ダンピン)が一度に味わえるセット1200円なら少しずつ楽しめるのでおすすめだ。鹹豆漿は自家製の濃厚な豆乳に酢を加えることでゆるーく固まり、まるでおぼろ豆腐のようなフルッフルの食感。大豆の甘みや香りがぎゅっと濃縮されていてこのままでもおいしいが、ごま油やラー油、刻んだザーサイや干しエビなどと一緒に食べると風味豊かだ。
『二吉軒監修 豆漿日和』店舗詳細
自家ブレンド抹茶の挽きたて抹茶オレを味わう『CAPOON抹茶製造所 吉祥寺店』
『CAPOON(カプーン)抹茶製造所 吉祥寺店』は、洗練された雰囲気のなかに懐かしさが残る商店街・中道通りにある挽きたての抹茶を使ったドリンクとスイーツを提供しているカフェだ。福岡県・八女産をはじめとした数種の茶葉をオリジナルブレンドし、店頭にある石臼で毎日挽いているというこだわりぶりが味にも反映されている。
人気の挽きたて抹茶オレは緑と白のコントラストがキレイで、ストローでかき混ぜると、パステルグリーンになった。飲んでみると、お茶の爽やかな香りと苦味、深みのある味わいのなかにまろやかな牛乳が溶け合っている。抹茶オレにはきび砂糖で作った自家製シロップを4段階から選んで入れられるので、オーダー時に申告しよう。
抹茶をたっぷり使ったプリンの上にはこれまた抹茶を使った生クリームがのっていて、スプーンをいれた瞬間、ぷるんとした弾力を感じた。ひとさじすくって食べると、濃厚な抹茶味が凝縮されたプリンの味が舌に広がり、同時にトッピングの軽くて爽やかな抹茶の生クリームが混ざり合っていいカンジだ。
『CAPOON抹茶製造所 吉祥寺店』店舗詳細
水槽みたいなソーダ水ともっちり生わらび餅を『喫茶余白』
京王井の頭線井の頭公園駅近くにたたずむ古い一軒家。その2階に『喫茶余白』がある。築60年の古民家を改装したというが、昔からここにあったかのような雰囲気だ。店内は1人がけのテーブル席のみで、本棚や壁に仕切られ半個室状態。席により広さや装飾、壁の色が違っていて面白い。来るたびに新鮮なカフェタイムが味わえそうだ。
静かな時間を提供したいというマスターの思いから、メニューとともに約40ページの説明書きを渡されるが、書かれている内容はごく当たり前のことも多い。なかには「極力私語はせず会話は筆談で」や「音が出る写真撮影は最大2回まで」など、いろいろなお客さんがいることを踏まえた上で、このルールを決めたマスターはむしろ誠実だ。
メニューは自家焙煎のコーヒーをはじめ、紅茶、ハーブティー、ウイスキーなどドリンクは一律700円、生わらび餅やクッキーの盛り合わせといったお茶請けは450円。ドリンク代700円に席料300円が発生し、お茶請けや追加ドリンクなどを注文することで席料が無くなるシステム。1ドリンクのみでは3時間、追加注文すれば4、5時間ゆっくりできる。カラフルで素朴な甘さがクセになる琥珀糖ソーダや手作りの生わらび餅をいただきながら、まるで図書館のような穏やかな空間を堪能しよう。
『喫茶余白』店舗詳細
肉球印の名物カフェラテでネコまみれのティーパーティー『Cat Cafe てまりのおうち』
吉祥寺駅北口から徒歩3分のところに位置するネコカフェ『Cat Cafe てまりのおうち』。童話の中から飛び出してきたようなメルヘンチックな店内が広がり、そこには20頭ほどのかわいいネコたちが自由に過ごすワンダーランドだ。入場料は別途1540円、子供(10歳以下)1100円(平日19時〜は大人 1100円、子供770円)。
メニューはドリンクや軽食、スイーツがあり、名物は肉球のラテアートが施されたふわふわカフェラテ。しっかりと苦味とコクのあるコーヒーにスチームミルクがマッチして、ほっと落ち着ける味だ。小腹がすいている時にちょうどいいのは、お餅をソーセージに巻きつけたもちもちドッグ。油で揚げているので外側はサクッと香ばしく中はもちもちとして、さらに肉々しいソーセージがプリッとしている。ぜひケチャップをつけながらいただこう。
『Cat Cafe てまりのおうち』では、飲食物をオーダーするとネコがいたずらをしないようにフードカバーを貸与してくれるのもうれしい。入場時間の制限はなく、店内でPCの使用もOKだから仕事や勉強をしながらネコとたわむれる、なんてこともできる。心ゆくまま、ネコにまみれられるカフェだ!
『Cat Cafe てまりのおうち』店舗詳細
薬膳カレーと丁寧に淹れたコーヒーが味わえるシアター併設のカフェ『吉祥なおきち』
吉祥寺駅北口にある『ヨドバシカメラ』の裏手エリアは、こぢんまりとした味な店が連なっており、地元では通称“ヨドバシ裏”と呼ばれている。ヨドバシ裏の奥にあるのが『吉祥なおきち』だ。『吉祥寺シアター』の1階にあるカフェで、地域住民はもちろん、施設の利用者とアーティストをつなぐ役割を担っている。
食事系は赤味噌をベースにした酸味とコクのある発酵赤味噌ハヤシ(甘め)、野菜を皮や種ごとペーストにし小麦粉を使わず調理した薬膳カレー(辛め)があり、それぞれ単品でも食べられるのだが、どちらも味わいたいなら合い盛りの“あまから健美食”がある。週末に関わらずオープンから15時まで実施しているランチタイムなら、ドリンクとミニミルクソフトクリームが付いてくる。これがただのおまけではなく、オーガニック&フェアトレードのコーヒー豆をオーダーが入ってから挽き、ハンドドリップで淹れてくれるというのだからありがたい。また、ミルクソフトクリームも季節によって牛乳の配合を変えているというこだわりだ。
『吉祥なおきち』店舗詳細
かわいさにキュン死寸前!絶滅危惧種のたぬきケーキ『CAFE222』
井の頭公園から練馬区方面をつなぐ吉祥寺大通り沿いに『CAFE222』がある。吉祥寺駅から徒歩では20分ほど。バスも頻繁に通っていて、吉祥寺駅前からなら立野町バス停、練馬方面からは第四小学校前のバス停で下車。各バス停から徒歩1分だ。ここは、喫茶店やカフェが好きだという岩崎さん夫婦が、「家や学校、職場とは違う誰かにとっての居場所になるようなお店」を目指して開いたカフェ。夫の秀樹さんは幼少から慣れ親しんだこの土地で、夫婦2人で賄える小さなカフェを開きたいと考えていたそうだ。
看板メニューは、家庭っぽい味つけのミートソースとプリン、そして懐かしのたぬきケーキだ。何度も試作を重ね、現代風にアレンジしたネオたぬきケーキのかわいさにキュン死しそうになりながらも、まずはひと口。頭の部分はフレッシュバターとメレンゲで作られたバタークリームで、生クリームのような口溶けの良さに驚いた! 体の部分は「ほとんどチョコ」なくらい濃厚なガトーショコラ。コアントローが香るシロップとあんずジャムを重ねている。
ネオたぬきケーキのお供には、自家製スパイスジンジャーエール500円がぴったりだ。自家製シロップにはたっぷりの国産しょうがと「カレーを作るのかと思うくらい」たっぷりのスパイスを利かせ甘さ控えめだ。
『CAFE222』店舗詳細
熟練のマスターがネルドリップで淹れるコーヒーを堪能『武蔵野珈琲店』
吉祥寺駅公園口から井の頭公園へと向かう途中の七井橋通り沿いに、1982年創業の喫茶店『武蔵野珈琲店』がある。新陳代謝の激しい吉祥寺で40年以上営業を続ける地元の重鎮であり、また都内屈指の名喫茶でもある。木の梁(はり)をむき出しにしたり、漆喰(しっくい)の白壁などフランスの田舎の家をイメージした内装は神保町『トロワバグ』、原宿『カフェ アンセーニュダングル』、外苑前『カフェ香咲(カサ)』など数々の歴史ある喫茶店を手がけてきた松樹新平氏のデザインを参考にしている。上品だが肩肘張らない雰囲気で、カウンターの奥にはマイセンなどのカップがズラリと並び、テーブルに季節の花を生けてあるのもいい。
カウンターに座れば、話題豊富なマスターとの会話も楽しめる。又吉直樹氏の小説『火花』にもこの店とマスターが登場し、店内の心地よさやネルドリップで淹れるコーヒーと手作りのケーキのおいしさが記されている。
この日選んだのは、マスターが数種類のコーヒー豆を自家ブレンドするブレンドコーヒー680円と濃厚なチーズの味わいがまったりと舌に絡みつくガトー・フロマージュ620円。コーヒーの苦味がこっくりとしたチーズによく合う。
『武蔵野珈琲店』店舗詳細
そば粉が香るガレットで森の中の優雅なお茶会『カフェ・ドゥ・リエーブル うさぎ館』
吉祥寺の名勝地・井の頭公園内にある『カフェ・ドゥ・リエーブル うさぎ館』は、四季の移ろいを感じられるカフェ。森の中にあるというシチュエーションに加え、店内はビンテージ家具に囲まれていてメルヘンチック。童話のようにウサギやクマがお茶を入れてくれそうな雰囲気だ。ここは画家・人形作家の吉田キミコさんがオープンさせたカフェで、オープン当初は2階がアトリエ兼住居、1階はカフェ、地下1階はギャラリーとなっていた。現在、吉田さんはこのカフェに常駐しておらず2階は閉鎖されているが、店内や地下のギャラリーで誰でも作品を閲覧できる。
提供している主なメニューはフランス産のそば粉や小麦粉で作ったガレットとクレープ、そして姉妹店の吉祥寺駅北口にある『モンタナ』のカレーだ。現在、『モンタナ』はカレーつけ麺店になっており、今はここでしか提供していないカレーのメニューもある。名物のガレットはシンプルで味わい深い。なかでもおすすめは生ハムと卵とチーズのガレットだ。もっちりとした生地にたっぷりのチーズ、生ハムなどが乗り、半熟卵を絡めていただこう。また、ポットで提供されるハーブティー・ブルエルダーフラワーはラベンダーの香りがしてほっと落ち着ける。
『カフェ・ドゥ・リエーブル うさぎ館』店舗詳細
心躍る、本と音楽と、コーヒー『BLACKWELL COFFEE』
店主の甲斐隆史さんは手焼きの焙煎にこだわり、「時間をかけて、1杯のコーヒーができるまで、人間臭く関わりたい」と語る。そして、ユニークなのがブレンド名だ。ロックの名曲をコーヒーの味で表現。甲斐さんは「お客さんの様子を見ながらその人のために」と、淹れ方を調整し、カップに注ぐ。飲み進めるほど広がる余韻。本を読み、ときどき音楽に耳を傾ければ、心が軽くなっている。
『BLACKWELL COFFEE』店舗詳細
扉の先に潜む、ビターなおとぎの国『喫茶といろいろ 六ペンス』
看板を頼りにマンション2階へ。扉を開くと一気に不思議の国のアリス気分だ。「朱(あか)の部屋はおしゃべりする方に、奥の緑の部屋はお一人席になっています」と、店主の光田陽子さん。英国文化を愛し、界隈の商店の焼き菓子や雑貨など、好きなものを集めて2019年に開店。甘さを抑えた空間ゆえか、男性や年配の一人客も多し。『六ペンス』の看板クッキーがのったアイスや紅茶を味わいながら、どっぷり異世界に浸りたい。
『喫茶といろいろ 六ペンス』店舗詳細
外カリッ&中ジュワッの手作りパンプディング。『くぐつ草』
吉祥寺駅ほど近くのアーケード街の地下にある老舗カフェ。380年以上の歴史を持つ江戸糸あやつり人形劇団『結城座』が1979年にオープンし、まるで洞窟のような店内は細部にまで劇団のこだわりが詰まっている。
店で長年愛されてきた自家製レアチーズケーキと並んで人気のデザートメニューが、店内のオーブンで焼かれたパンプディング。プリン液をパンにたっぷりと塗りこみ、オーブンでこんがりと焼いた生地は、一口かじるだけで心地よいバターの香りとプリンの優しい甘さがジュワッと染み出す。食べやすい小ぶりのサイズなので、同店の看板メニューであるくぐつ草カレーを味わったあと、食後のデザートとして注文するのもおすすめだ。
『くぐつ草』店舗詳細
旬のフルーツが盛りだくさんの自家製パフェ『コマグラカフェ』
およそ20年にもわたり地元で愛され続けたダイニングバー「こまぐら」の名を受け継いだカフェ。ダイニングバーで使っていたテーブルや椅子をそのまま使用しながら、新しいものも取り入れた“ごちゃまぜ”の空間をコンセプトとしている。
旬の果物を使った自家製パフェは、スイーツの中でも特に人気が高いメニューだ。グラスにごろっと盛り付けられた旬の果物は、フレッシュで頬がほころぶほど甘い。果物のほかにも、クランブルやゼリー、アイス、メレンゲなどさまざまな素材を使っているので、最後の一口まで味わいや食感のちがいを楽しめる。パフェの内容は果物の仕入れによって変化するため、変わるたびに訪れるファンも多い。店のインスタグラムでは随時パフェの情報を更新しているため、狙って食べに来たいパフェがあるときは、そちらをチェックしてから訪れるのがベストだろう。
『コマグラカフェ』店舗詳細
猫の形がユニークなふんわり絶品フレンチトーストを『TEA HOUSE はっぱ』
「とびらを開けば絵本の世界」をコンセプトとする、吉祥寺のテーマーパーク『吉祥寺プティット村』内にあるティーハウス。森の中に迷い込んだかのような木のぬくもりあふれる空間で、種類豊富な紅茶やスイーツなどをゆっくりと味わえる。
一番の人気メニューは、猫型がかわいらしいフレンチトースト。国産小麦を使った生地は、一つひとつ店内で丁寧に焼き上げられている。ふわっとジューシーに焼き上げられた生地は、シロップと生クリームをたっぷりつけて味わいたい。小川のせせらぎを聞きながらくつろげるテラス席
『TEA HOUSE はっぱ』店舗詳細
クラシックなタルトは紅茶とぴったり『coromo-cya-ya(コロモチャヤ)』
ガラスで仕切られた空間に、紅茶がメインのカフェとシャツブランドのショップが隣接。カフェ店主でありデザイナーでもある中臣さんが丁寧に作りあげたもの、シンプルにおいしいと思ったものだけを提供している。
カフェでは、普段紅茶を飲まない人でもカジュアルに楽しめるよう、季節や注文したスイーツなどに合わせておすすめの紅茶を提案してくれる。種類豊富なタルトメニューは、フランス伝統のタルトのように固めの生地が特徴。その中でもりんごのタルトは、同店で一番初めに作られた王道のタルト。バターやきび砂糖、白ワインでソテーしたりんごをタルト生地に並べてオーブンで焼き上げた生地はサクッとした食感で、芳醇なりんごの甘さがマッチし素朴ながらも深みを感じる味わいだ。
『coromo-cya-ya(コロモチャヤ)』店舗詳細
手間暇かけた焼きリンゴは歴史を感じる味わい『茶房 武蔵野文庫』
1985年創業の老舗喫茶。店名はかつて早稲田大学の近くにあった、井伏鱒二や五木寛之ら稲門文士たちの集いの場となっていた喫茶店「早稲田文庫」から受け継いだ。店内には「早稲田文庫」から引き継いだ蔵書や工芸品が数多く残されている。
そんな同店の創業から変わらない冬の定番デザートが焼きリンゴ。昔ながらの調理方法で手間暇かけて作られている焼きリンゴは、りんごのほど良い酸味とシナモンの香り、豊かなラム酒とレーズンの風味が重なり、シンプルな見た目からは想像もできないほど複雑な味わいだ。同じく定番のドリンクであるクリームソーダは、目が覚めるほどの鮮やかなイエローが個性的。創業から変わらないメニューを味わいながら、歴史に思いを馳せたい。
『茶房 武蔵野文庫』店舗詳細
季節ごとに変化する、まろやかな甘さのあんみつ『八十八夜』
「からだにやさしいごはんとおのみもの」というコンセプトで、料理やスイーツ、ドリンクに至るまで素材を生かした調理を心掛けている。日本人の食生活に深く根付く雑節「八十八夜」をテーマに、有機栽培のお茶や季節感を大切にしたメニューが揃う。
クリームあんみつは、季節ごとに変わる旬のフルーツに、寒天やわらび餅、黒糖の濃い風味を感じられるさとうきびアイスを味わえる一品。さとうきびアイスは黒糖のまろやかな甘さをふんわりと感じられ、あんこの風味が黒ゴマやレモンなど季節ごとに変化するのも面白い。自家製スパイスジンジャーは、『築地御厨(みくりや)』から仕入れた生姜と天然甘味料「アガベ」、数種類のスパイスをブレンドして作った自家製シロップを加えた体に優しい特製ドリンク。また、夜になるとカフェから本格派の和食ダイニングへと表情を変えるので、時間によってさまざまに楽しめる。
『八十八夜』店舗詳細
随所から温かみを感じるフレンチカフェ『Cafe MIMI』
フレンチポップが流れる中、蚤の市で見つけたモビールや鳥かごが天井下で揺れ、チビTが万国旗のよう。大島紳之さんと妻のナタリーさんが飾り付けた店では、大半の客が大ぶりのカフェオレボウルを両手で包み、目を細める姿が印象的。ランチにはクスクスを。骨付きチキンがほろほろだ。また、第2土曜はジプシースウィングバンドの投げ銭ライブも開催。会話と共に仏流エスプリを楽しみたい。
『Cafe MIMI』店舗詳細
甘いオレオ×酸味のあるチーズケーキの相性抜群!『alley cafe(アリーカフェ)』
吉祥寺で2012年3月から営む『alley cafe(アリーカフェ)』は、駅から徒歩3分の雑居ビルの一角にひっそりと構えている。わずか20席ほどのこぢんまりとした店内は心地よいBGMが流れ、本棚にはさまざまなジャンルの本が並べられるなど、つい長居をしたくなる空間だ。
オープンから変わらない看板メニューは、見た目にもおしゃれなオレオのニューヨークチーズケーキ。砕いたオレオをたっぷりと生地に練りこみ、その上にオレオをぎゅうっと敷き詰めオーブンで焼きあげている。甘いオレオと酸味のあるチーズケーキの味わいと食感の対比が楽しめる。夜にはオリジナルカクテルなども提供するため、一人で訪れてゆっくりと1日を締める人も多い。
『alley cafe(アリーカフェ)』店舗詳細
取材・文=佐藤さゆり(teamまめ)、稲垣恵美、パンチ広沢 撮影=オカダタカオ、稲垣恵美、パンチ広沢